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腹痛の症状1(病気の特定方法) [腹痛]
腹痛の症状1(病気の特定方法)
お腹が痛くなる症状(腹痛)の原因は、たくさんあります。
すこし待つだけで治まってしまう軽微なものから、命にかかわる深刻な病気まで、幅が広いのです。病院に行くたくなるほど症状がひどい腹痛のうち、最も頻度が高いのが「消化器」が原因の腹痛です。
その「消化器疾患」もまた、原因が多種多様です。
専門の医者でさえ、はっきり診断できないこともちょくちょく起きます。消化器疾患による腹痛は、「どう起こたか」「どうなったか」「どこがどう傷むか」「他の症状はないか」などから、ある程度、推定することができます。
■ どう起こったか(発症様式)
その腹痛は、どのように痛みだしましたか? 腹痛の原因を推定するにも、どのように痛くなったを覚えておき、医者に説明してください。
ある瞬間を境に突然急激に痛くなった場合、重大な病気が考えられます。
大動脈瘤破裂
大動脈解離
腸間膜動脈血栓症
血管病変
このような急激な変化は、ほとんどまれです。しかし、消化管の壁に穴が開いて、消化液や食物などが消化管の外へ漏れ出す状態(消化管穿孔という)など、突発的な激痛から始まる病気もあります。緊急性の高い疾患も珍しくないので、注意が必要です。
高齢者とか肥満の人は、痛みに対して鈍いようです。「たいして痛くない」と感じても、診断したら重症だったという場合もあります。
■ どうなったか(増悪/寛解因子)
その腹痛が、食事や排便によってひどくなる(増悪)、または軽くなる場合、痛みの原因が消化管にある場合が多いですね。
胃潰瘍
食事で腹痛が増悪
十二指腸潰瘍
食後に痛みが一時的に軽くなる
大腸に由来する腹痛
排便・放屁で腹痛が軽くなる
油ものを摂取後に腹痛
胆石症
姿勢によって腹痛の程度が軽くなる場合もあります。後腹膜臓器に原因(膵炎など)がある場合、次の姿勢で痛みが軽くなります。
座ったとき > 前傾で軽くなる
横になった > 膝を曲げて腹ばいになる
■ どこがどう傷むか(腹痛部位と疾患)
腹痛というのは複雑です。痛みのある場所に原因となる臓器があるとは限りません。でも、おおまかながら腹痛部位から原因疾患を推定することが可能です。
お腹全体が痛いのか、それとも一部だけがが痛いのか。どこが痛むのかは重要です。
その疾患によっては、時間経過とともに痛みの部位が変化することも。虫垂炎の初期は、みぞおち付近が痛みますが、徐々に右下腹部に痛みが移っていくことがあります。
ちょっと特殊な痛みに「関連痛」というのがあります。患部とはまったく違う場所が痛むのです。たとえば、内臓の痛みが脊髄神経に刺激を与えて、皮膚の一部に痛みを感じたりするものです。
関連痛の例
胆石 >> 右肩
膵炎 >> 左のみぞおちから背部
十二指腸潰瘍の穿孔 >> 右肩
■ 他の症状はないか(随伴症状)
消化器疾患による腹痛では、お腹が痛くなる以外の症状がでることがあります。これを「随伴症状」といいますが、病気を正確に特定するための大きな手がかりになります。随伴症状としてよく起こるのが、嘔気・嘔吐、下痢、発熱、腹部膨満、吐血・下血、黄疸などがあります。
腹痛と随伴症状の例
急性腹膜炎
突然の激しい激痛が腹部全体に広がる
喉の渇き、吐き気、嘔吐、発熱、腸閉塞症状
虫垂炎
上腹部の不快感・鈍痛、
その後右下腹部の痛みを感じ、発熱、食欲減退、吐き気、便秘、嘔吐
膵炎
上腹部の痛みが鈍い痛みから激痛。
吐き気、嘔吐、発熱などを伴う。
胆石症
突然起こる右上部分の激しい腹痛・発熱
黄疸が見られる場合も
胆嚢炎(慢性胆のう炎)
右上腹部の痛み、吐き気、下痢、便秘
発熱する場合も
腸閉塞(イレウス)
腹部の張り、腹痛、吐き気、嘔吐、腹鳴(お腹がゴロゴロ鳴る)
症状が重くなると・・・発熱、頻脈、意識混濁
お腹が痛くなる症状(腹痛)の原因は、たくさんあります。
すこし待つだけで治まってしまう軽微なものから、命にかかわる深刻な病気まで、幅が広いのです。病院に行くたくなるほど症状がひどい腹痛のうち、最も頻度が高いのが「消化器」が原因の腹痛です。
その「消化器疾患」もまた、原因が多種多様です。
専門の医者でさえ、はっきり診断できないこともちょくちょく起きます。消化器疾患による腹痛は、「どう起こたか」「どうなったか」「どこがどう傷むか」「他の症状はないか」などから、ある程度、推定することができます。
■ どう起こったか(発症様式)
その腹痛は、どのように痛みだしましたか? 腹痛の原因を推定するにも、どのように痛くなったを覚えておき、医者に説明してください。
ある瞬間を境に突然急激に痛くなった場合、重大な病気が考えられます。
大動脈瘤破裂
大動脈解離
腸間膜動脈血栓症
血管病変
このような急激な変化は、ほとんどまれです。しかし、消化管の壁に穴が開いて、消化液や食物などが消化管の外へ漏れ出す状態(消化管穿孔という)など、突発的な激痛から始まる病気もあります。緊急性の高い疾患も珍しくないので、注意が必要です。
高齢者とか肥満の人は、痛みに対して鈍いようです。「たいして痛くない」と感じても、診断したら重症だったという場合もあります。
■ どうなったか(増悪/寛解因子)
その腹痛が、食事や排便によってひどくなる(増悪)、または軽くなる場合、痛みの原因が消化管にある場合が多いですね。
胃潰瘍
食事で腹痛が増悪
十二指腸潰瘍
食後に痛みが一時的に軽くなる
大腸に由来する腹痛
排便・放屁で腹痛が軽くなる
油ものを摂取後に腹痛
胆石症
姿勢によって腹痛の程度が軽くなる場合もあります。後腹膜臓器に原因(膵炎など)がある場合、次の姿勢で痛みが軽くなります。
座ったとき > 前傾で軽くなる
横になった > 膝を曲げて腹ばいになる
■ どこがどう傷むか(腹痛部位と疾患)
腹痛というのは複雑です。痛みのある場所に原因となる臓器があるとは限りません。でも、おおまかながら腹痛部位から原因疾患を推定することが可能です。
お腹全体が痛いのか、それとも一部だけがが痛いのか。どこが痛むのかは重要です。
その疾患によっては、時間経過とともに痛みの部位が変化することも。虫垂炎の初期は、みぞおち付近が痛みますが、徐々に右下腹部に痛みが移っていくことがあります。
ちょっと特殊な痛みに「関連痛」というのがあります。患部とはまったく違う場所が痛むのです。たとえば、内臓の痛みが脊髄神経に刺激を与えて、皮膚の一部に痛みを感じたりするものです。
関連痛の例
胆石 >> 右肩
膵炎 >> 左のみぞおちから背部
十二指腸潰瘍の穿孔 >> 右肩
■ 他の症状はないか(随伴症状)
消化器疾患による腹痛では、お腹が痛くなる以外の症状がでることがあります。これを「随伴症状」といいますが、病気を正確に特定するための大きな手がかりになります。随伴症状としてよく起こるのが、嘔気・嘔吐、下痢、発熱、腹部膨満、吐血・下血、黄疸などがあります。
腹痛と随伴症状の例
急性腹膜炎
突然の激しい激痛が腹部全体に広がる
喉の渇き、吐き気、嘔吐、発熱、腸閉塞症状
虫垂炎
上腹部の不快感・鈍痛、
その後右下腹部の痛みを感じ、発熱、食欲減退、吐き気、便秘、嘔吐
膵炎
上腹部の痛みが鈍い痛みから激痛。
吐き気、嘔吐、発熱などを伴う。
胆石症
突然起こる右上部分の激しい腹痛・発熱
黄疸が見られる場合も
胆嚢炎(慢性胆のう炎)
右上腹部の痛み、吐き気、下痢、便秘
発熱する場合も
腸閉塞(イレウス)
腹部の張り、腹痛、吐き気、嘔吐、腹鳴(お腹がゴロゴロ鳴る)
症状が重くなると・・・発熱、頻脈、意識混濁
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