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子供の めまい3 まとめ [子供のめまい]
■ 子供の めまい3
子供のめまいについて、前回と前々回でお話してきました。3回目は、まとめを兼ねた子供のめまい情報です。めまいの種類や検査、気になる遺伝などについてです。
小児のめまいの種類とその原因について。
めまいの原因は、ほんとうに多種多様です。内耳や前庭神経の障害から起こる「末梢性めまい」。脳が原因となる「中枢性めまい」。ほかにも、全身の異常から生じるめまいというのもあります。原因が特定できないケースもあるのも厄介です。
そうしためまいを特定するため、病院では平衡機能などさまざまな検査が行われます。
まず診察時に、眼や体の動きを観察する眼振検査や、体平衡検査が行われます。次に、耳のなかに冷水や温水をいれる温度刺激検査や、椅子に座って体を回転させる検査、それに、聴力検査で内耳の働きに問題がないかなどを調べます。また、動きを追う検査や脳波検査もあります。
ほかにも、内耳や脳に奇形、出血、腫瘍などの異常がないか調べるため、CTやMRI、MRAなどの画像検査も行われます。必要に応じて血圧や血液検査などの全身検査なども行います。
こどものめまいで、よく登場するのが「起立性調節障害」。これは、学童期・思春期におこりやすい、自律神経の機能障害が原因の病気です。学校生活や家族関係などがストレスになったり、心理的な問題が発端になることがあります。
起立した直後に目の前がまっくらになったり、しばらくたってからふらついたりする症状があります。時には、失神して転倒することもあります。また、日常から、倦怠感や食欲不振、頭痛、腹痛などが伴うことがあります。調子が悪くなるのは午前中や入浴後ということが多く、「いやなことを見たり聞いたりしただけでも気持ちが悪くなる」といった特徴もあります。
症状が軽いなら、自然に治ることも珍しくありません。症状が重かったり長引いたりすると、薬物治療や心理療法を受ける必要もあります。
親子でめまいを起こしやすいケースがありますが、めまいというのは遺伝するのでしょうか。
めまいは遺伝病ではありません。しかし、めまいが生じる病気のなかには、遺伝が関係するものがあります。
少量のアミノ配糖体の抗生物質による内耳障害・神経線維腫Ⅱ型・前庭水管拡張症。これらは遺伝することで知られています。めまいが遺伝するのではなく、めまいを引き起こす症状が遺伝するのです。
また、遺伝ではないですが、母子間の体質や家庭での生活環境も、めまいに関係すると考えられることもがあります。例えば、どちらかの親に自律神経失調症や片頭痛があったりすると、子供にもめまいがおこりやすいと言われます。家族内で、しょっちゅう有機溶剤(プラモデルの接着剤や染色剤)を使っていたりすると、親も子も、一緒のめまい症状がでる可能性はあります。
子供のめまいについて、前回と前々回でお話してきました。3回目は、まとめを兼ねた子供のめまい情報です。めまいの種類や検査、気になる遺伝などについてです。
小児のめまいの種類とその原因について。
めまいの原因は、ほんとうに多種多様です。内耳や前庭神経の障害から起こる「末梢性めまい」。脳が原因となる「中枢性めまい」。ほかにも、全身の異常から生じるめまいというのもあります。原因が特定できないケースもあるのも厄介です。
そうしためまいを特定するため、病院では平衡機能などさまざまな検査が行われます。
まず診察時に、眼や体の動きを観察する眼振検査や、体平衡検査が行われます。次に、耳のなかに冷水や温水をいれる温度刺激検査や、椅子に座って体を回転させる検査、それに、聴力検査で内耳の働きに問題がないかなどを調べます。また、動きを追う検査や脳波検査もあります。
ほかにも、内耳や脳に奇形、出血、腫瘍などの異常がないか調べるため、CTやMRI、MRAなどの画像検査も行われます。必要に応じて血圧や血液検査などの全身検査なども行います。
こどものめまいで、よく登場するのが「起立性調節障害」。これは、学童期・思春期におこりやすい、自律神経の機能障害が原因の病気です。学校生活や家族関係などがストレスになったり、心理的な問題が発端になることがあります。
起立した直後に目の前がまっくらになったり、しばらくたってからふらついたりする症状があります。時には、失神して転倒することもあります。また、日常から、倦怠感や食欲不振、頭痛、腹痛などが伴うことがあります。調子が悪くなるのは午前中や入浴後ということが多く、「いやなことを見たり聞いたりしただけでも気持ちが悪くなる」といった特徴もあります。
症状が軽いなら、自然に治ることも珍しくありません。症状が重かったり長引いたりすると、薬物治療や心理療法を受ける必要もあります。
親子でめまいを起こしやすいケースがありますが、めまいというのは遺伝するのでしょうか。
めまいは遺伝病ではありません。しかし、めまいが生じる病気のなかには、遺伝が関係するものがあります。
少量のアミノ配糖体の抗生物質による内耳障害・神経線維腫Ⅱ型・前庭水管拡張症。これらは遺伝することで知られています。めまいが遺伝するのではなく、めまいを引き起こす症状が遺伝するのです。
また、遺伝ではないですが、母子間の体質や家庭での生活環境も、めまいに関係すると考えられることもがあります。例えば、どちらかの親に自律神経失調症や片頭痛があったりすると、子供にもめまいがおこりやすいと言われます。家族内で、しょっちゅう有機溶剤(プラモデルの接着剤や染色剤)を使っていたりすると、親も子も、一緒のめまい症状がでる可能性はあります。
タグ:子供 めまい