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眼が赤い病気3 [目の症状]
■ 眼が赤い病気3
(充血の病気2)
目が充血する病気は、直接なものもあれば、間接的に目に影響を及ぼす病気もあります。今回は、そうしたさまざまな病気を取り上げます。よく言われる、目が充血するのは、次のような病気があります。
サルコイドーシス
百日咳
角膜腫瘍
ぶどう膜炎
上強膜炎
緑内障
川崎病
では、それぞれについて、みていきましょう。
・サルコイドーシス
類上皮細胞肉芽腫(るいじょうひさいぼうにくげしゅ)という「肉のかたまりのような」組織ができる病気です。
この塊のサイズは、目に見える大きさのものから顕微鏡でやっと見えるようなものまで、さまざま。
「肉のかたまり」というと、癌を思い浮かべますが、悪性疾患ではありません。
肉塊のできる場所は、身体中です。肺、心臓、肝臓、腎臓、唾液腺、涙腺、皮膚、筋肉、骨、リンパ腺、眼、神経。全身のあらゆる臓器に、できる可能性があるのです。ただし、発症した人がみんなの臓器すべてに、肉芽ができるわけではありません。人によって偏りがあります。
病気のおこる頻度の高い臓器は、肺および胸部のリンパ腺。ここには、患者のうち80%の人が発症します。ほかには、眼が50%、皮膚が20%などです。どこに病気がでるかは患者さんによって違ってきます。肺だけとか、眼と皮膚とか、神経だけとか。そんな具合です。目に現われた場合の症状は、目のかすみ・物が二重に見える・目が赤い・まぶしさを強く感じるなど。
良性とされていますが、原因そのものは不明です。自然に治る可能性のある一方、治ったと思って治療をやめると再発することもあります。進行していれば治療しますが、目だった症状がなければ、自然治癒にまかせます。
・百日咳
百日咳菌という細菌が感染して起こる病気です。これにかかると、苦しい咳が長く続き、乳幼児では肺炎や脳症を併発して重症になることもあります。他人にも感染するので注意が必要です。かつては、1才未満乳児に多く見られましたが、現在は年長児や大人の百日咳も増えています。それどころか、年長児や大人の方が多くなっています。
幼児が発症すると、「発作性けいれん性咳そう」という特徴的な咳が長期にわたって続くことがあります。医者はこの咳から「百日咳」と判断するのですが、年長児や大人では「発作性けいれん性咳そう」が現れず、風邪とされることがあります。そのため、感染を広げてしまうことがあります。
百日咳にかかると、なかなか治りません。そもそも、発症するまで1~2週間もかかります。カタル期(約1~2週間持続)痙咳期(約2~4週間)回復期(約2~3週間持続)を経て、収束するのです。
このうちの痙咳期に、目の充血や点状の出血斑が表れます。
四種混合ワクチンで予防できますが、年月が経つにつれ、ワクチンの効果は弱くなります。
・角膜腫瘍
なんらかのきっかけで傷ついた角膜に、細菌やカビ、アカントアメーバが感染して起こる病気です。
角膜を傷つけるきっかけはさまざま。眼の中に異物が入ったり、コンタクトレンズの汚れが原因だったりします。傷ではなく、ビタミンAやタンパク質不足で、角膜潰瘍ができることもあります。
症状は、目の痛み、異物感、眼の充血、流涙、光に対する過敏など。
腫瘍なので、そのまま放っておくのは危険です。濁った痕が角膜に残って、視力を低下させる場合もあります。感染症、角膜穿孔、虹彩脱出、眼窩内破壊といった合併症もおこりえます
次回は、「ぶどう膜炎」からです。
(充血の病気2)
目が充血する病気は、直接なものもあれば、間接的に目に影響を及ぼす病気もあります。今回は、そうしたさまざまな病気を取り上げます。よく言われる、目が充血するのは、次のような病気があります。
サルコイドーシス
百日咳
角膜腫瘍
ぶどう膜炎
上強膜炎
緑内障
川崎病
では、それぞれについて、みていきましょう。
・サルコイドーシス
類上皮細胞肉芽腫(るいじょうひさいぼうにくげしゅ)という「肉のかたまりのような」組織ができる病気です。
この塊のサイズは、目に見える大きさのものから顕微鏡でやっと見えるようなものまで、さまざま。
「肉のかたまり」というと、癌を思い浮かべますが、悪性疾患ではありません。
肉塊のできる場所は、身体中です。肺、心臓、肝臓、腎臓、唾液腺、涙腺、皮膚、筋肉、骨、リンパ腺、眼、神経。全身のあらゆる臓器に、できる可能性があるのです。ただし、発症した人がみんなの臓器すべてに、肉芽ができるわけではありません。人によって偏りがあります。
病気のおこる頻度の高い臓器は、肺および胸部のリンパ腺。ここには、患者のうち80%の人が発症します。ほかには、眼が50%、皮膚が20%などです。どこに病気がでるかは患者さんによって違ってきます。肺だけとか、眼と皮膚とか、神経だけとか。そんな具合です。目に現われた場合の症状は、目のかすみ・物が二重に見える・目が赤い・まぶしさを強く感じるなど。
良性とされていますが、原因そのものは不明です。自然に治る可能性のある一方、治ったと思って治療をやめると再発することもあります。進行していれば治療しますが、目だった症状がなければ、自然治癒にまかせます。
・百日咳
百日咳菌という細菌が感染して起こる病気です。これにかかると、苦しい咳が長く続き、乳幼児では肺炎や脳症を併発して重症になることもあります。他人にも感染するので注意が必要です。かつては、1才未満乳児に多く見られましたが、現在は年長児や大人の百日咳も増えています。それどころか、年長児や大人の方が多くなっています。
幼児が発症すると、「発作性けいれん性咳そう」という特徴的な咳が長期にわたって続くことがあります。医者はこの咳から「百日咳」と判断するのですが、年長児や大人では「発作性けいれん性咳そう」が現れず、風邪とされることがあります。そのため、感染を広げてしまうことがあります。
百日咳にかかると、なかなか治りません。そもそも、発症するまで1~2週間もかかります。カタル期(約1~2週間持続)痙咳期(約2~4週間)回復期(約2~3週間持続)を経て、収束するのです。
このうちの痙咳期に、目の充血や点状の出血斑が表れます。
四種混合ワクチンで予防できますが、年月が経つにつれ、ワクチンの効果は弱くなります。
・角膜腫瘍
なんらかのきっかけで傷ついた角膜に、細菌やカビ、アカントアメーバが感染して起こる病気です。
角膜を傷つけるきっかけはさまざま。眼の中に異物が入ったり、コンタクトレンズの汚れが原因だったりします。傷ではなく、ビタミンAやタンパク質不足で、角膜潰瘍ができることもあります。
症状は、目の痛み、異物感、眼の充血、流涙、光に対する過敏など。
腫瘍なので、そのまま放っておくのは危険です。濁った痕が角膜に残って、視力を低下させる場合もあります。感染症、角膜穿孔、虹彩脱出、眼窩内破壊といった合併症もおこりえます
次回は、「ぶどう膜炎」からです。
タグ:目 症状
2017-05-10 20:16
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