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食物アレルギーの死亡者は増加してるのか? [その他の健康情報]
■ 食物アレルギーの死亡者は増加してるのか?
ニュースになる出来事に、アレルギーにより子供の事故があります。給食を食べた小学生がアレルギーによるショックで亡くなられたした昔の事故もいまだ覚えてます。ソバのアレルギーだったと思いますが、命に関わるに危険な病気なんだと、戦慄した記憶があります。
こうした患者さんは昔から居たように思いますが、最近はその数や致死例が増えている気がしてます。
■ 増加傾向、進む給食の対策
実際に調べてみると、食物アレルギーの子どもはやはり増えています。文部科学省の調査結果によると、食物アレルギーがある子どもの割合が、9年前に比べて約2倍に増えていることがわかりました。校種不明など未整理の回答が含まれていますが、中間報告(速報値)として公表されてます。2年前の調査ですが、いま(2015年)のところこれが最新です。
2013(平成25)年8月現在の乳製品やソバなど何らかの食物アレルギーがある子どもの割合
小学校 4.5%
中学校 4.8%
高校生 4.0%
校種不明の未整理データを加えると、公立学校において食物アレルギーがある子どもの数は 45万3,962人おり、児童生徒全体の4.5%となります。この割合だけみれば多いか少ないか微妙なところです。しかし注目されるのは、2004(平成16)年に実施された同様の調査の結果との比較です。
2004(平成16)年調査の食物アレルギーがある子どもの割合
小学校 2.8%
中学校 2.6%
高校生 1.9%
この時点では子ども全体の2.6%(32万9,423人)となってます。9年の間に食物アレルギーがある子どもの数は37.8%増えた計算になり、食物アレルギーのある子どもの割合は1.7倍となっています。
ただし、増えている原因については解明されてません。食品添加物や野菜や果物に使われる農薬の影響だとも言われていますが、データ的な裏付けはされてないのです。
■ 死亡事故
12年12月に事故は、東京都調布市でおこりました。乳製品にアレルギーがあった小学5年の女児が、粉チーズが入ったチヂミを誤って食べ、ショック症状を起こして死亡したのです。この不幸な事故は、食物アレルギーに対する世間の関心を高めました。
女児は最初、牛乳アレルギー児のための粉チーズ抜きのチヂミを食べましたが、確認ミスが重なって、おかわりで粉チーズ入りを食べてしまいました。強いアレルギー反応時にショック症状などを抑える「エピペン」という注射薬を打つタイミングも遅れました。
学校給食の食物アレルギーの死亡事故は、1988年のソバアレルギー以来でした。死亡したことで世間に広まりましたが、そこまでいかないまでも、軽微や重度の誤食事故がどれほど起きているのでしょうか。統計がないのでわかりませんが。
食物アレルギーの診療に30年以上取り組んできた小児科医はこう語ります。
「 実は誤食でアレルギー症状が出ることは学校給食では日常茶飯事です。ただ、献立や配膳の工夫など、事故を起こさないための仕組みづくりは確実に進んでいます 」
アレルギー物質の表示制度も普及してきてます。家庭内での注意が欠かせません。学校関係者の負担は大きくなるでしょうが、食物アレルギーに対する意識をさらに高め、ミスをなくしていくことが必要なのでしょう。
ニュースになる出来事に、アレルギーにより子供の事故があります。給食を食べた小学生がアレルギーによるショックで亡くなられたした昔の事故もいまだ覚えてます。ソバのアレルギーだったと思いますが、命に関わるに危険な病気なんだと、戦慄した記憶があります。
こうした患者さんは昔から居たように思いますが、最近はその数や致死例が増えている気がしてます。
■ 増加傾向、進む給食の対策
実際に調べてみると、食物アレルギーの子どもはやはり増えています。文部科学省の調査結果によると、食物アレルギーがある子どもの割合が、9年前に比べて約2倍に増えていることがわかりました。校種不明など未整理の回答が含まれていますが、中間報告(速報値)として公表されてます。2年前の調査ですが、いま(2015年)のところこれが最新です。
2013(平成25)年8月現在の乳製品やソバなど何らかの食物アレルギーがある子どもの割合
小学校 4.5%
中学校 4.8%
高校生 4.0%
校種不明の未整理データを加えると、公立学校において食物アレルギーがある子どもの数は 45万3,962人おり、児童生徒全体の4.5%となります。この割合だけみれば多いか少ないか微妙なところです。しかし注目されるのは、2004(平成16)年に実施された同様の調査の結果との比較です。
2004(平成16)年調査の食物アレルギーがある子どもの割合
小学校 2.8%
中学校 2.6%
高校生 1.9%
この時点では子ども全体の2.6%(32万9,423人)となってます。9年の間に食物アレルギーがある子どもの数は37.8%増えた計算になり、食物アレルギーのある子どもの割合は1.7倍となっています。
ただし、増えている原因については解明されてません。食品添加物や野菜や果物に使われる農薬の影響だとも言われていますが、データ的な裏付けはされてないのです。
■ 死亡事故
12年12月に事故は、東京都調布市でおこりました。乳製品にアレルギーがあった小学5年の女児が、粉チーズが入ったチヂミを誤って食べ、ショック症状を起こして死亡したのです。この不幸な事故は、食物アレルギーに対する世間の関心を高めました。
女児は最初、牛乳アレルギー児のための粉チーズ抜きのチヂミを食べましたが、確認ミスが重なって、おかわりで粉チーズ入りを食べてしまいました。強いアレルギー反応時にショック症状などを抑える「エピペン」という注射薬を打つタイミングも遅れました。
学校給食の食物アレルギーの死亡事故は、1988年のソバアレルギー以来でした。死亡したことで世間に広まりましたが、そこまでいかないまでも、軽微や重度の誤食事故がどれほど起きているのでしょうか。統計がないのでわかりませんが。
食物アレルギーの診療に30年以上取り組んできた小児科医はこう語ります。
「 実は誤食でアレルギー症状が出ることは学校給食では日常茶飯事です。ただ、献立や配膳の工夫など、事故を起こさないための仕組みづくりは確実に進んでいます 」
アレルギー物質の表示制度も普及してきてます。家庭内での注意が欠かせません。学校関係者の負担は大きくなるでしょうが、食物アレルギーに対する意識をさらに高め、ミスをなくしていくことが必要なのでしょう。