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女性の陰部(女性器)がかゆい病気 2 [女性特有の病気]
■ 女性の陰部(女性器)がかゆい病気 2
女性の陰部のかゆみの続きです。
前回は、カンジダとトリコモナス腟炎を取り上げました。
今回は「クラミジア」になります。
■ クラミジア感染症
この病気の原因となってるクラミジア・トラコマチスは細胞内寄生体の一種です。
その昔、「トラコーマ結膜炎」として子供の間で流行してます。近年になってからは、性行為感染症としてのほうが有名となってます。
ちなみに、クラミジア属には、ペットの鳥から感染して肺炎様の症状を起こす「オウム病」もあります。これも注意したいですね。
さて。
クラミジアは、性行為から感染するのですが、感染の経緯は男女で異なります。
男性が、尿道炎・副睾丸炎・前立腺炎を患った場合、30~80%の割合でクラミジアが検出されます。こうした男性と性行為を行うと、女性は感染します。感染した女性は、尿道炎・副睾丸炎・前立腺炎を患います。
一方、女性から男性に感染する場合、多くは、女性が「クラミジア性子宮頚管炎」になっていた場合に限られまあす。性器の形状が違いが、こうしたことに現れるようです。感染した男性は、クラミジア性尿道炎・副睾丸炎・前立腺炎にかかります。
・症状や特徴は?
男性が感染すると、排尿時に痛みがあったり、ペニス先から分泌物が出るといった尿道炎の症状をおこします。
女性が感染しても、痛くもかゆくもありません。子宮頚管炎によってサラサラの水っぽい“おりもの”や膿性の“おりもの”が出ることがあります。症状がまったく無いこともよくあります。ただし、子宮頚管炎を放置していると、子宮内膜→卵管→腹腔内へと感染が拡がってしまいます。
女性のクラミジアが酷くなると、子宮内膜炎・卵管炎・子宮附属器炎・骨盤腹膜炎などを起こし、次のような障害をもたらす危険があります。
(1)卵管が詰まって不妊症になる
(2)妊娠しても受精卵の卵管通過障害により子宮外妊娠なる
(3)腹腔内に蔓延して発熱や腹痛をきたす。
さらに、稀なケースとして、クラミジアが肝臓表面で増殖すれば、激烈な上腹部痛がおこります。これを急性肝周囲炎(Fitz hugh curtis症候群)と呼びます。
・クラミジアの感染数
クラミジアは、性行為感染症の中で一番多く認められる病気であり、それほどめずらしくありません。最近は、若年層での蔓延が問題となってきています。
女性の年代別クラミジア陽性率(愛知医大の報告)
20歳未満---------------25%
20歳代-----------------14%
30歳代-------------------8%
40歳代-------------------7%
■ 治療方法と感染の対処は?
クラミジアは、市販の薬では治らないので、医者にみてもらう必要があります。
ピンポン感染を起こさないためにも、パートナーも一緒に治療することが重要です。とうぜんですが、完治するまではコンドームを使用します。
女性が上行性感染を起こして、卵管や腹腔内に潜伏した場合は、身体の抵抗力が低下した時に再発する可能性はあります。もっとも可能性が高いのは。ピンポン感染による再感染です。
主な感染ルートは性行為なので、肉体関係以外で他人に感染することは、まずありません。ほとんどうつらないと考えてよいでしょう。
■ 妊娠中の影響は?
妊娠の最中よりもお産の時に、赤ちゃんに感染する危険があります。眼に入ればクラミジア結膜炎が、気管内に入るとクラミジア肺炎となります。妊娠中に内服治療することで、問題は起こらないと考えられます。
女性の陰部のかゆみの続きです。
前回は、カンジダとトリコモナス腟炎を取り上げました。
今回は「クラミジア」になります。
■ クラミジア感染症
この病気の原因となってるクラミジア・トラコマチスは細胞内寄生体の一種です。
その昔、「トラコーマ結膜炎」として子供の間で流行してます。近年になってからは、性行為感染症としてのほうが有名となってます。
ちなみに、クラミジア属には、ペットの鳥から感染して肺炎様の症状を起こす「オウム病」もあります。これも注意したいですね。
さて。
クラミジアは、性行為から感染するのですが、感染の経緯は男女で異なります。
男性が、尿道炎・副睾丸炎・前立腺炎を患った場合、30~80%の割合でクラミジアが検出されます。こうした男性と性行為を行うと、女性は感染します。感染した女性は、尿道炎・副睾丸炎・前立腺炎を患います。
一方、女性から男性に感染する場合、多くは、女性が「クラミジア性子宮頚管炎」になっていた場合に限られまあす。性器の形状が違いが、こうしたことに現れるようです。感染した男性は、クラミジア性尿道炎・副睾丸炎・前立腺炎にかかります。
・症状や特徴は?
男性が感染すると、排尿時に痛みがあったり、ペニス先から分泌物が出るといった尿道炎の症状をおこします。
女性が感染しても、痛くもかゆくもありません。子宮頚管炎によってサラサラの水っぽい“おりもの”や膿性の“おりもの”が出ることがあります。症状がまったく無いこともよくあります。ただし、子宮頚管炎を放置していると、子宮内膜→卵管→腹腔内へと感染が拡がってしまいます。
女性のクラミジアが酷くなると、子宮内膜炎・卵管炎・子宮附属器炎・骨盤腹膜炎などを起こし、次のような障害をもたらす危険があります。
(1)卵管が詰まって不妊症になる
(2)妊娠しても受精卵の卵管通過障害により子宮外妊娠なる
(3)腹腔内に蔓延して発熱や腹痛をきたす。
さらに、稀なケースとして、クラミジアが肝臓表面で増殖すれば、激烈な上腹部痛がおこります。これを急性肝周囲炎(Fitz hugh curtis症候群)と呼びます。
・クラミジアの感染数
クラミジアは、性行為感染症の中で一番多く認められる病気であり、それほどめずらしくありません。最近は、若年層での蔓延が問題となってきています。
女性の年代別クラミジア陽性率(愛知医大の報告)
20歳未満---------------25%
20歳代-----------------14%
30歳代-------------------8%
40歳代-------------------7%
■ 治療方法と感染の対処は?
クラミジアは、市販の薬では治らないので、医者にみてもらう必要があります。
ピンポン感染を起こさないためにも、パートナーも一緒に治療することが重要です。とうぜんですが、完治するまではコンドームを使用します。
女性が上行性感染を起こして、卵管や腹腔内に潜伏した場合は、身体の抵抗力が低下した時に再発する可能性はあります。もっとも可能性が高いのは。ピンポン感染による再感染です。
主な感染ルートは性行為なので、肉体関係以外で他人に感染することは、まずありません。ほとんどうつらないと考えてよいでしょう。
■ 妊娠中の影響は?
妊娠の最中よりもお産の時に、赤ちゃんに感染する危険があります。眼に入ればクラミジア結膜炎が、気管内に入るとクラミジア肺炎となります。妊娠中に内服治療することで、問題は起こらないと考えられます。