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身体が壊れるロコモとは? [高齢者の病気]
■ 身体が壊れるロコモとは?
食べすぎと運動不足の結果、太り過ぎてしまうのがメタボです。
体重が増えた身体は、動かすのがツライものです。太ったせいで運動が面倒になり、さらにメタボが進行する・・・という悪循環がおこります。
いっぽう、ロコモという言葉があります。
ロコモを正しくいうとロコモティブシンドロームになり、日本語では「運動器症候群」です。運動器が障害におこることによって、要支援・要介護状態になる前段階の状態のことをいいます。
運動器という言葉も耳慣れませんが、身体を動かすことに関わる骨、筋肉、関節、神経などの総称えを言ってます。
ロコモの状態になるとどうなるのでしょうか? いま現在は日常生活にほとんど問題がなくても、数年後に介護が必要になったり、寝たきりになってしまうという危険性が高くなります。
■ 健康寿命を延ばす“ロコモ”予防
「ロコモティブシンドローム(=ロコモ)」は、2007年に日本整形外科学会によって提唱されました。
健康寿命とは人の手を借りずに生きられる寿命のことで、2000年にWHO(世界保健機関)が提唱した言葉です。人生の最後何年間を寝たきりで過ごすのではなく、ぎりぎりまで1人で動ける状態でいることを目指しましょう、ということです。
日本人の平均“健康寿命”は、男性で72.3歳、女性は77.7歳。
一方で平均寿命は、男性が78.4歳、女性が85.2歳。
実に7~8年ほどの開きがありますね。
そこで・・・
健康寿命を延ばして、最期を迎えるまで元気に動き回れる体でいるようにするために生まれた言葉が“ロコモティブシンドローム”なのです。とくに、定まった病気があるわけではないのですが、一種のスローガンであり、身体の状態を指しているわけです。
ではなぜ、寝たきりやそれに近い状態になってしまうのでしょう。
要支援・要介護者になってしまうのには原因があります
脳卒中23.3%
認知症14.0%
関節疾患12.2%
転倒・骨折9%
脳卒中などは分かりますが、関節疾患と転倒・骨折でも、そのまま寝たきりになってしまうのです。この2つ合わせると、なんと21.2%。つまり約5人に1人は、「運動器」が原因で要支援・要介護の状態になっていることになります。認知症を抜いて、脳卒中に迫る数字です。
ところが、私たちは、運動器のことを“重要なこと”だと考えていません。たしかに動けないことは困るのですが、それが寝たきりに繋がるなんて、考えてない。たとえば50~60代になってあまり歩かなくなったとしても『年だからしょうがないね』で済ませてしまいがちです。
でも、歩かなくなると家に閉じこもるようになります。行動範囲が狭くなれば、それだけ体が言うことを利かなくなります。じわりじわりと、寝たきりに向かっているのです。
だからといって、「メタボだからやせるために運動しよう」と、いきなりウォーキングを始めるのも危ない。逆にひざを痛めて歩けなくなってしまうという場合もあるんです。
傷めた部分を放っておくと、介護が早まるリスクが高まるからこそ、運動器は非常に大切なのです。
メタボを解消する意味でも、ロコモにも注意しなければならないわけです。
食べすぎと運動不足の結果、太り過ぎてしまうのがメタボです。
体重が増えた身体は、動かすのがツライものです。太ったせいで運動が面倒になり、さらにメタボが進行する・・・という悪循環がおこります。
いっぽう、ロコモという言葉があります。
ロコモを正しくいうとロコモティブシンドロームになり、日本語では「運動器症候群」です。運動器が障害におこることによって、要支援・要介護状態になる前段階の状態のことをいいます。
運動器という言葉も耳慣れませんが、身体を動かすことに関わる骨、筋肉、関節、神経などの総称えを言ってます。
ロコモの状態になるとどうなるのでしょうか? いま現在は日常生活にほとんど問題がなくても、数年後に介護が必要になったり、寝たきりになってしまうという危険性が高くなります。
■ 健康寿命を延ばす“ロコモ”予防
「ロコモティブシンドローム(=ロコモ)」は、2007年に日本整形外科学会によって提唱されました。
健康寿命とは人の手を借りずに生きられる寿命のことで、2000年にWHO(世界保健機関)が提唱した言葉です。人生の最後何年間を寝たきりで過ごすのではなく、ぎりぎりまで1人で動ける状態でいることを目指しましょう、ということです。
日本人の平均“健康寿命”は、男性で72.3歳、女性は77.7歳。
一方で平均寿命は、男性が78.4歳、女性が85.2歳。
実に7~8年ほどの開きがありますね。
そこで・・・
健康寿命を延ばして、最期を迎えるまで元気に動き回れる体でいるようにするために生まれた言葉が“ロコモティブシンドローム”なのです。とくに、定まった病気があるわけではないのですが、一種のスローガンであり、身体の状態を指しているわけです。
ではなぜ、寝たきりやそれに近い状態になってしまうのでしょう。
要支援・要介護者になってしまうのには原因があります
脳卒中23.3%
認知症14.0%
関節疾患12.2%
転倒・骨折9%
脳卒中などは分かりますが、関節疾患と転倒・骨折でも、そのまま寝たきりになってしまうのです。この2つ合わせると、なんと21.2%。つまり約5人に1人は、「運動器」が原因で要支援・要介護の状態になっていることになります。認知症を抜いて、脳卒中に迫る数字です。
ところが、私たちは、運動器のことを“重要なこと”だと考えていません。たしかに動けないことは困るのですが、それが寝たきりに繋がるなんて、考えてない。たとえば50~60代になってあまり歩かなくなったとしても『年だからしょうがないね』で済ませてしまいがちです。
でも、歩かなくなると家に閉じこもるようになります。行動範囲が狭くなれば、それだけ体が言うことを利かなくなります。じわりじわりと、寝たきりに向かっているのです。
だからといって、「メタボだからやせるために運動しよう」と、いきなりウォーキングを始めるのも危ない。逆にひざを痛めて歩けなくなってしまうという場合もあるんです。
傷めた部分を放っておくと、介護が早まるリスクが高まるからこそ、運動器は非常に大切なのです。
メタボを解消する意味でも、ロコモにも注意しなければならないわけです。