■ よく読まれているコンテンツ 1 男性の下腹部の痛むとき 2 毛が抜ける(抜け毛)の信じられない原因 3 子供(男の子)のちんちんと尿 4 微熱 5 息苦しい 6 寝汗のタイプと改善法 |
|
ピロリ菌と十二指腸 [胸の痛み]
■ ピロリ菌と十二指腸
十二指腸の語源を知しってますか?
なんでも、“指12本分を並べた長さがある”腸ということで、十二指腸と付いたのだとか。
実測した人はエライですね。
十二指腸は、胃と小腸をつなぐ消化管。胃である程度消化された食物は、十二指腸で、胆汁やすい液などの消化液とまざりあってさらに消化され、小腸の一部となる空腸へ送られます。
この、十二指腸の粘膜を胃酸で傷つけてしまった状態を十二指腸潰瘍といいます。
十二指腸は、球部、下行部、水平部の3つに分けられます。潰瘍がもっともできやすいのは球部。入り口部分にあるため、胃酸の影響を受けやすいのです。潰瘍が進行すれば、出血したり穴が開いたりする場合もあります。
十二指腸潰瘍になりやすいのは30~40代と言われていますが、10代から高齢者まで幅広い世代に見られる疾患です。
・原因のほとんどはピロリ菌
50歳以上の日本人のうち、6~8割がピロリ菌感染者といわれます。十二指腸潰瘍の原因の約95%が、ピロリ菌だと考えられてます。
ピロリ菌が原因の場合、完全状態によって病状が異なってきます。胃全体に感染していれば胃潰瘍に、胃の出口付近に感染していれば十二指腸潰瘍になりやすいというデータがあるのです。
ピロリ菌の正式名称はヘリコバクター・ピロリ。おもに5歳以下の乳幼児期に、川の水や井戸水など衛生環境の良くない水を摂取したことや、母子感染が主な感染経路だと考えられています。衛生環境の悪い時代に子どもであった高齢者ほど感染率が高く、50歳以上の日本人の6~8割はピロリ菌に感染しているといわれています。
時代が進んで水道の発達や衛生環境整備に伴い、井戸水を飲むことがなくなりました。食べ物の口移しなど母子感染にも注意を払うようになっている若い世代ほど感染率は低くなり、20代では20%以下とされています。
感染したピロリ菌は、除菌するまで胃の中で生き続けます。
ピロリ菌に長期間感染していると、ピロリ菌が作り出す様々な物質が胃の粘膜を傷つけます。その箇所が胃酸の刺激を受け続けることによって、胃潰瘍へとつながるのです。胃酸の分泌が高い場合は、十二指腸に胃の粘膜がくっつき、さらに胃酸が流れ込むと十二指腸潰瘍になると考えられています。
困ったことに、ピロリ菌に感染している状態では、ストレスも潰瘍を引き起こす原因になるとされています。
感染している人のほぼ100%が胃炎を発症するのですが、多くの場合軽い症状で治まります。必ずしも胃潰瘍や十二指腸潰瘍になるわけではありません。ピロリ菌に感染しているほとんどの人が自覚症状なく過ごしています。ただし、胃炎の一部は胃がんに進行することもあるため、注意が必要です。
十二指腸潰瘍の原因となるのは、ピロリ菌だけではありません。たとえば、解熱鎮痛剤(非ステロイド性抗炎症薬)による炎症もその一つ。ピロリ菌による潰瘍に比べると症状が出にくく、吐血や下血などの症状が突然現れて「急性十二指腸潰瘍」となることが多くあります。
十二指腸の語源を知しってますか?
なんでも、“指12本分を並べた長さがある”腸ということで、十二指腸と付いたのだとか。
実測した人はエライですね。
十二指腸は、胃と小腸をつなぐ消化管。胃である程度消化された食物は、十二指腸で、胆汁やすい液などの消化液とまざりあってさらに消化され、小腸の一部となる空腸へ送られます。
この、十二指腸の粘膜を胃酸で傷つけてしまった状態を十二指腸潰瘍といいます。
十二指腸は、球部、下行部、水平部の3つに分けられます。潰瘍がもっともできやすいのは球部。入り口部分にあるため、胃酸の影響を受けやすいのです。潰瘍が進行すれば、出血したり穴が開いたりする場合もあります。
十二指腸潰瘍になりやすいのは30~40代と言われていますが、10代から高齢者まで幅広い世代に見られる疾患です。
・原因のほとんどはピロリ菌
50歳以上の日本人のうち、6~8割がピロリ菌感染者といわれます。十二指腸潰瘍の原因の約95%が、ピロリ菌だと考えられてます。
ピロリ菌が原因の場合、完全状態によって病状が異なってきます。胃全体に感染していれば胃潰瘍に、胃の出口付近に感染していれば十二指腸潰瘍になりやすいというデータがあるのです。
ピロリ菌の正式名称はヘリコバクター・ピロリ。おもに5歳以下の乳幼児期に、川の水や井戸水など衛生環境の良くない水を摂取したことや、母子感染が主な感染経路だと考えられています。衛生環境の悪い時代に子どもであった高齢者ほど感染率が高く、50歳以上の日本人の6~8割はピロリ菌に感染しているといわれています。
時代が進んで水道の発達や衛生環境整備に伴い、井戸水を飲むことがなくなりました。食べ物の口移しなど母子感染にも注意を払うようになっている若い世代ほど感染率は低くなり、20代では20%以下とされています。
感染したピロリ菌は、除菌するまで胃の中で生き続けます。
ピロリ菌に長期間感染していると、ピロリ菌が作り出す様々な物質が胃の粘膜を傷つけます。その箇所が胃酸の刺激を受け続けることによって、胃潰瘍へとつながるのです。胃酸の分泌が高い場合は、十二指腸に胃の粘膜がくっつき、さらに胃酸が流れ込むと十二指腸潰瘍になると考えられています。
困ったことに、ピロリ菌に感染している状態では、ストレスも潰瘍を引き起こす原因になるとされています。
感染している人のほぼ100%が胃炎を発症するのですが、多くの場合軽い症状で治まります。必ずしも胃潰瘍や十二指腸潰瘍になるわけではありません。ピロリ菌に感染しているほとんどの人が自覚症状なく過ごしています。ただし、胃炎の一部は胃がんに進行することもあるため、注意が必要です。
十二指腸潰瘍の原因となるのは、ピロリ菌だけではありません。たとえば、解熱鎮痛剤(非ステロイド性抗炎症薬)による炎症もその一つ。ピロリ菌による潰瘍に比べると症状が出にくく、吐血や下血などの症状が突然現れて「急性十二指腸潰瘍」となることが多くあります。
タグ:ピロリ