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お腹の右上が痛いなら、胆石症かも [腹痛]
■ お腹の右上が痛いなら、胆石症かも
お腹の上あたり、とくに右の肋骨の下(季肋部(きろくぶ)という)あたりが周期的に痛むなら、胆石症かも知れません。右上だけでなく、背中や右肩にコリや痛みをともなう場合もあります。脂肪分の多い食物をとったあとに起きるようなら、可能性は高くなります。
・胆石症ってどんな病気?
ざっくりいうと、胆道に結石ができる病気の総称が胆石症です。結石ができる場所によって、肝内結石、胆管結石(肝外胆管にできた結石)、胆嚢結石に分類されます。
胆汁は、体内に摂取した脂肪分やビタミンの消化と吸収を助ける黄褐色の消化液。肝臓内部で1日に700mlほどが作られています。この胆汁が通る道を胆道と呼びます。胆道はさらに3つ(肝内胆管、肝外胆管、胆嚢)に分けられます。胆汁は肝臓のなかの胆管を通って肝臓の外に出て、胆嚢管から胆嚢に貯められます。食事をとると胆汁は十二指腸に流れ出します。十二指腸のなかの食べ物や腸液が、胆管のなかに逆流しないようになってます。
日本人の胆石保有率は年々増加していて、現在では成人の1割人は胆石をもっているとされています。食生活の欧米化や高齢化が原因ですが、検査が普及したことで発見率が高くなったことも一因です。男性よりも女性のほうが多いといわれています。胆石症の内訳としては、胆嚢結石が約80%、胆管結石が約20%、肝内結石は約2%となってます。
■ 胆石症になる原因は?
胆石はその成分によって、コレステロール系結石、色素結石(ビリルビンカルシウム系結石、黒色石)、その他まれな胆石に分類されます。その頻度は、コレステロール系結石が70%と圧倒的。食生活の影響をもろに受けてますね。いっぽう、ビリルビンカルシウム系結石と黒色石は、それぞれ15%です。
当たり前ですが、原因によって胆石の種類が異なるのです。
・コレステロール系結石ができる原因
体内に過剰なコレステロールがあると胆汁のなかに排出されてしまいます。コレステロールは水に溶けないものですが、胆汁の中ではコレステロールは溶けた形で存在します。しかし、胆汁中のコレステロールの量が増えると、余分なコレステロールは溶けません。胆汁のなかで結晶化して、これを核にして結石ができるのです。
胆汁中のコレステロールの増える原因は、高脂肪食や肥満、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病、妊娠などがあります。
・ビリルビンカルシウム系結石
ビリルビンは胆汁の色素成分の中身、というか原資は古くなった赤血球です。胆汁中ではビリルビンの大部分は水溶性です。ところが、胆汁中の細菌の酵素によりビリルビンが変化して、カルシウムが結合してできた結石がこれです。ちなみに、胆汁が淀みは結石の形成を促進させます。 胆汁中に細菌が入ったり胆汁が淀む要因は、加齢や十二指腸乳頭近くの憩室(くぼみ)が挙げられます。
・黒色石
胆汁中のビリルビンが過剰になったり、胆汁酸の濃度が下がったりすると、複数のビリルビンがカルシウムや銅などの金属元素と結合して複合体を作ります。それが固まったのが黒色石です。 黒色石の原因は、溶血性貧血や肝硬変、または胃切除術などがあげられます。
胆石症の種類によって「症状」が異なります。
これについては次の機会に。
お腹の上あたり、とくに右の肋骨の下(季肋部(きろくぶ)という)あたりが周期的に痛むなら、胆石症かも知れません。右上だけでなく、背中や右肩にコリや痛みをともなう場合もあります。脂肪分の多い食物をとったあとに起きるようなら、可能性は高くなります。
・胆石症ってどんな病気?
ざっくりいうと、胆道に結石ができる病気の総称が胆石症です。結石ができる場所によって、肝内結石、胆管結石(肝外胆管にできた結石)、胆嚢結石に分類されます。
胆汁は、体内に摂取した脂肪分やビタミンの消化と吸収を助ける黄褐色の消化液。肝臓内部で1日に700mlほどが作られています。この胆汁が通る道を胆道と呼びます。胆道はさらに3つ(肝内胆管、肝外胆管、胆嚢)に分けられます。胆汁は肝臓のなかの胆管を通って肝臓の外に出て、胆嚢管から胆嚢に貯められます。食事をとると胆汁は十二指腸に流れ出します。十二指腸のなかの食べ物や腸液が、胆管のなかに逆流しないようになってます。
日本人の胆石保有率は年々増加していて、現在では成人の1割人は胆石をもっているとされています。食生活の欧米化や高齢化が原因ですが、検査が普及したことで発見率が高くなったことも一因です。男性よりも女性のほうが多いといわれています。胆石症の内訳としては、胆嚢結石が約80%、胆管結石が約20%、肝内結石は約2%となってます。
■ 胆石症になる原因は?
胆石はその成分によって、コレステロール系結石、色素結石(ビリルビンカルシウム系結石、黒色石)、その他まれな胆石に分類されます。その頻度は、コレステロール系結石が70%と圧倒的。食生活の影響をもろに受けてますね。いっぽう、ビリルビンカルシウム系結石と黒色石は、それぞれ15%です。
当たり前ですが、原因によって胆石の種類が異なるのです。
・コレステロール系結石ができる原因
体内に過剰なコレステロールがあると胆汁のなかに排出されてしまいます。コレステロールは水に溶けないものですが、胆汁の中ではコレステロールは溶けた形で存在します。しかし、胆汁中のコレステロールの量が増えると、余分なコレステロールは溶けません。胆汁のなかで結晶化して、これを核にして結石ができるのです。
胆汁中のコレステロールの増える原因は、高脂肪食や肥満、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病、妊娠などがあります。
・ビリルビンカルシウム系結石
ビリルビンは胆汁の色素成分の中身、というか原資は古くなった赤血球です。胆汁中ではビリルビンの大部分は水溶性です。ところが、胆汁中の細菌の酵素によりビリルビンが変化して、カルシウムが結合してできた結石がこれです。ちなみに、胆汁が淀みは結石の形成を促進させます。 胆汁中に細菌が入ったり胆汁が淀む要因は、加齢や十二指腸乳頭近くの憩室(くぼみ)が挙げられます。
・黒色石
胆汁中のビリルビンが過剰になったり、胆汁酸の濃度が下がったりすると、複数のビリルビンがカルシウムや銅などの金属元素と結合して複合体を作ります。それが固まったのが黒色石です。 黒色石の原因は、溶血性貧血や肝硬変、または胃切除術などがあげられます。
胆石症の種類によって「症状」が異なります。
これについては次の機会に。