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高齢者の運転が危険だけど、止めればウツになる? [認知症]
■ 高齢者の運転が危険だけど、止めればウツになる?
高齢者の危険運転が社会問題化してきてます。
道路表隙や信号の無視は、言うに及ばず。一方通行や高速道路の逆走もめずらしくなくなり、急発進でコンビニに突っ込む事故も、ニュースになる時代です。
高齢になる親が、―運転席に乗り込む姿を見て、
「 年なんだから、もう運転やめたら? 」
と、声をかける人も少なくないでしょう。やめる気配は微塵もないのですが・・・
心配な運転を止めさせるのは、子供の心境として当然なのですが、だからといって、免許を取り上げることが痴呆症の促進につながるとしたら、子供としては微妙な問題です。
車の運転をやめたせいでうつになる可能性があるとしたら、あなたは、どうしますか?
米コロンビア大学医療センターのスタンフォード・チフリ氏らは、4カ国で行われた16研究を分析したそうです。それによれば、運転を止めると気分の落ち込みや意欲の低下などの抑うつ症状が現れる危険性が約2倍になったそうです。
■ 健康状態が全体的に悪化
チフリ氏たちは、医学分野の文献が収録されているデータベースを検索。運転中止が高齢者の心身の健康に及ぼす影響を検討した16件の研究論文を抽出しました。
・16件の内訳
米国 12件
オーストラリア 2件
フィンランド 1件
クウェート 1件
ほとんどの研究が、65歳以上か70歳以上の高齢者を対象としてたのですが、55歳以上の中高年者を対象とした研究も2件含まれていた、そうです。
研究によれば、運転をやめることで全体的な健康状態が悪化したり、体の機能などが衰えたりするという報告だけでなく、長期療養施設に入所しなくてはならないリスクを5倍近く上昇させるという報告もあったそうです。
単純に事故リスクと比較はでいないでしょうが、由々しき問題です。この対象者は、運転に依存していたのでしょうか。
また、運転をやめることと抑うつ症状の関連を検討していた研究論文もあります。それにおいては、運転をやめた高齢者では、そうでない高齢者よりも約2倍、抑うつ症状を起こしやすいことが分かったという。
こうしたことを踏まえて、「高齢者が車の運転をやめる際には、健康状態への悪影響も考慮すべき」と、チフリ氏らは結論を出してます。
■ 健康悪化と事故、どちらを取る?
冒頭にも書きましたが、高齢ドライバーの交通事故が増加しているのも事実です。
日本では、2014年に施行された改正道路交通法によって、医師が認知症患者に運転中止に関する説明をしたり、診察結果を公安委員会に任意で届けたりすることができるようになってます。
高齢者がウツになった場合、そのまま痴呆症へとジョブチェンジしてしまう危険性があります。
指摘されたような悪影響と認知機能や判断力が低下。両方を天秤にかけて、選択することになるのでしょう。
個人的には、車が無いと不便な生活をしているので、いざ、高齢になったからといって、免許を手放すことに同意するかどうか。その時になってみないとわかりませんね。
高齢者の危険運転が社会問題化してきてます。
道路表隙や信号の無視は、言うに及ばず。一方通行や高速道路の逆走もめずらしくなくなり、急発進でコンビニに突っ込む事故も、ニュースになる時代です。
高齢になる親が、―運転席に乗り込む姿を見て、
「 年なんだから、もう運転やめたら? 」
と、声をかける人も少なくないでしょう。やめる気配は微塵もないのですが・・・
心配な運転を止めさせるのは、子供の心境として当然なのですが、だからといって、免許を取り上げることが痴呆症の促進につながるとしたら、子供としては微妙な問題です。
車の運転をやめたせいでうつになる可能性があるとしたら、あなたは、どうしますか?
米コロンビア大学医療センターのスタンフォード・チフリ氏らは、4カ国で行われた16研究を分析したそうです。それによれば、運転を止めると気分の落ち込みや意欲の低下などの抑うつ症状が現れる危険性が約2倍になったそうです。
■ 健康状態が全体的に悪化
チフリ氏たちは、医学分野の文献が収録されているデータベースを検索。運転中止が高齢者の心身の健康に及ぼす影響を検討した16件の研究論文を抽出しました。
・16件の内訳
米国 12件
オーストラリア 2件
フィンランド 1件
クウェート 1件
ほとんどの研究が、65歳以上か70歳以上の高齢者を対象としてたのですが、55歳以上の中高年者を対象とした研究も2件含まれていた、そうです。
研究によれば、運転をやめることで全体的な健康状態が悪化したり、体の機能などが衰えたりするという報告だけでなく、長期療養施設に入所しなくてはならないリスクを5倍近く上昇させるという報告もあったそうです。
単純に事故リスクと比較はでいないでしょうが、由々しき問題です。この対象者は、運転に依存していたのでしょうか。
また、運転をやめることと抑うつ症状の関連を検討していた研究論文もあります。それにおいては、運転をやめた高齢者では、そうでない高齢者よりも約2倍、抑うつ症状を起こしやすいことが分かったという。
こうしたことを踏まえて、「高齢者が車の運転をやめる際には、健康状態への悪影響も考慮すべき」と、チフリ氏らは結論を出してます。
■ 健康悪化と事故、どちらを取る?
冒頭にも書きましたが、高齢ドライバーの交通事故が増加しているのも事実です。
日本では、2014年に施行された改正道路交通法によって、医師が認知症患者に運転中止に関する説明をしたり、診察結果を公安委員会に任意で届けたりすることができるようになってます。
高齢者がウツになった場合、そのまま痴呆症へとジョブチェンジしてしまう危険性があります。
指摘されたような悪影響と認知機能や判断力が低下。両方を天秤にかけて、選択することになるのでしょう。
個人的には、車が無いと不便な生活をしているので、いざ、高齢になったからといって、免許を手放すことに同意するかどうか。その時になってみないとわかりませんね。