熱はないけど、体のあちこちが痛いとき １

■　熱はないけど、体のあちこちが痛いとき　１


病気に発熱は付き物です。
寒気やダルさは、通常発熱が原因でおこるものですからね。とくに感染症にはそういう傾向が強いです。

でも、体のあちこちや節々が痛いんだけど、熱がないことがあります。
または、熱はないのに、吐き気がしたり、耳の奥や頭が痛かったりするとき。
寒気を感じてるけど、熱がない。

気持ち悪いですね。体の中になにがおこっているんでしょうか？

今回は、風邪なんだかよくわからないけれど、体が痛くなった。そういう症状に絞って、原因と対処法をまとめてみました。



■　熱はないけど、体のあちこちが痛いのは・・・風邪？

発熱があれば体が痛くなる。これには共通の原因がたくさんあるといわれています。そのために、熱が出ても、痛みがあっても、病院では「解熱鎮痛剤」が処方されることが多くなります。

ところが、発熱無しで、体だけ痛い場合というのもよく起こります。
一例としては・・・

　筋肉疲労：筋肉が疲労していて炎症を起こしていると、そこの部分だけ痛くなる
　変な風邪：風邪をひいているのに、熱が出ないで、体だけが痛くなる


じつは、熱がなくて体が痛いケースでは、発熱そのものに気が付いていなかったことがあります。熱は出ていたものの、その熱の汗のおかげで体が冷やされ、解熱につながったということもあります。微熱程度であれば、発熱の自覚がないまま、汗をかいてしまい平熱よりも下がることもあるのです。体の痛みだけが残ってしまうので、「熱が無くて痛い」症状となるのです。

逆のケースで、熱が上昇する前兆として、体の節々に痛みを感じる場合もあります。

熱はあるんだけど、計測がうまくいかなくて平熱であると勘違いすることもあります。子供に多いのですが、脇に汗をかいていたりすると、脇下で正しい体温を測ることができず、体温計のメモリが実際よりも低く出たりするのです。


勘違いされてる人も多いのですが、風邪だからといって、熱と体の痛みが必ず一緒に出るとは限りません。肩こりや腰痛などを感じ、しばらくしてから熱が出て風邪だとわかったことはありませんか。最初に熱がなくて安心していても、その後に、熱や他の症状も出ることがあります。初期の段階で慢心しないで、早めの受診が望ましいでしょう。

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