熱はないけど ６ （喉）

■　熱はないけど　６　（喉）

発熱は、病気の証ともいえる症状です。
とくに感染症では、たいていの場合体温が上昇するものです。
しかし、必ずしも、いつも誰でも発熱するかといえば、そうとも限りません。

「熱はないけど、病気である」という困った病状について・・・もう６回目ですね。
今回は喉の痛みについてです。


・熱はないけど、喉が痛い

喉が痛い症状は、さまざまな病気が考えられます。外部と繋がってる粘液部分ですからね。いろいろな影響を受けやすい部位なんです。

お酒やの飲みすぎやタバコの吸いすぎに始まり、声の出しすぎや、細菌・ウィルスの影響や体調不良などから、あらゆる病気になりがちです。口内炎や花粉症どころではありません。喉の病気は高熱が伴うことが多いのですが、微熱程度で済んだり、熱すらでないケースもあります。


・急性咽頭炎
気にするほどではないけど若干の微熱があって、喉に痛みを感じる場合は「急性咽頭炎」の可能性があります。これは喉からくる一種の風邪です。微熱で喉がイガイガする場合は、市販の総合感冒薬を服用し、睡眠・休息をとることでたいていは治ります。悪化するようであれば、内科か耳鼻咽喉科を受診します。

・扁桃周囲炎
唾液を飲むだけでも喉の痛みがひどいなら、扁桃周囲炎の可能性があります。
そのまま治ることもあるのですが、炎症がひどかったり長期化するなら治療が必要です。そのまま放っておくと、扁桃腺の周囲まで炎症が広がってしまい、食事どころか、水を飲むさえ苦痛になってしまいます。入院も視野に入れておくことが必要です。

・急性喉頭蓋炎
更さらに炎症がひどくなった場合は急性喉頭蓋炎（きゅうせいこうとうがいえん）の可能性もあります。

喉頭外は喉の奥の呼吸の通り道。この、気管の入口まで炎症で腫れてしまうと、窒息のリスクも高まります。急性の炎症での中では、とくに危険な病気だともいわれています。即日に入院して治療しましょう。気管をふさいでいるようなら、息を確保するため、気管切開が必要になります。

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