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禁煙と胃のむかつきの関係が明らかに? [その他の健康情報]
■ 禁煙の有効性明らかに?
喫煙はカラダに悪い。
タバコを止める「禁煙」は健康な行為である。
つまり、喫煙は身体を護る健康習慣といえるわけです。いまさらですけど。
そんな、禁煙について「本当に有効だったんだ!」という実験が行われていたそうです。
大阪市立大学では、医学研究科消化器内科学の藤原靖弘准教授らが、同科総合医学教育学、上本町わたなべクリニックとの共同研究で、禁煙治療が胃食道逆流症(GERD、Gastro-Esophageal Reflux Disease)に有効であることを日本で初めて明らかにしたと発表したそうです。この研究は、米国のオンライン科学誌「PLOS ONE」にも公開されてます。
一般的には「逆流性食道炎」と呼ばれているGERDは、胃酸が食道に上がってくる症状です。いわゆる胸焼けを引き起こすアレですね。胸やけだけでなく呑酸も主な症状で、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)が低下する病気です。日本においても1990年代より増加している頻度の高い消化器疾患のひとつ。
平成の現在では、成人の約10~20%がこの疾患を患っていると推定されています。これも一つの国民病ですね。
さて。
喫煙はさまざまな病気との関連が指摘されています。GERD患者の場合、喫煙が食道運動機能を低下させることで逆流を悪化してしまうことから、一般的に禁煙が推奨されてます。とはいえ「悪いと思うからやめたほうがいいよ」という認識しなく、根拠の説明が難しいというのも現実でした。
GERDと喫煙の関係に関しては、これまでに数多く報告されていました。しかし、禁煙がGERDにどのような影響を及ぼすのかについての前向き研究はほとんどなかったようです。
日本では、ニコチン受容体作動薬のバレニクリンが禁煙治療に汎用されています。禁煙したいと願う患者には、この薬を12週間内服して治療を行っています。そこで今回、研究グループでは、バレニクリンを用いた禁煙治療1年後に、GERDおよびQOLに及ぼす影響について検討したのでした。
具体的な調査法はこうです。
禁煙を目的に受診した患者を対象にして、初診時に喫煙習慣、GERD症状(Fスケール問診表)および健康関連QOL(SF-8)に関する質問紙票を記入してもらいます。そして、12週間の禁煙治療を完遂できた患者を対象として、1年後に禁煙の成否と初診時と同様の質問紙票を用いて調査。 GERD症状や健康関連QOLの変化について検討を行いました。
最終的に解析対象となったのは191人です。
内訳
禁煙成功群 141例
禁煙失敗群 50例
禁煙成功群のうち、GERD症状が改善したのは約43%。対して、禁煙失敗群では約18%しか改善しませんでした。けっこうな差であることがはっきりわかります。
症状の程度を示すFスケールも、禁煙に成功人たちは有意に低下して、実際、症状の程度も改善しています。健康関連QOLも、とうぜんながら禁煙に成功した人たちのみ改善していています。
現在のところ、GERD患者の治療には、胃酸分泌抑制薬を使うことが多いのですが、長期の服用になると患者の副作用も心配されてます。上記の結果を踏まえて、今後、禁煙すれば薬剤をやめてしまっても、治療効果ががあるかどうか前向きに検討されてます。将来的には、禁煙を含だけでなく生活習慣を改善するだけで病気を克服できる可能性もあると、研究グループは結論つけてます。
喫煙はカラダに悪い。
タバコを止める「禁煙」は健康な行為である。
つまり、喫煙は身体を護る健康習慣といえるわけです。いまさらですけど。
そんな、禁煙について「本当に有効だったんだ!」という実験が行われていたそうです。
大阪市立大学では、医学研究科消化器内科学の藤原靖弘准教授らが、同科総合医学教育学、上本町わたなべクリニックとの共同研究で、禁煙治療が胃食道逆流症(GERD、Gastro-Esophageal Reflux Disease)に有効であることを日本で初めて明らかにしたと発表したそうです。この研究は、米国のオンライン科学誌「PLOS ONE」にも公開されてます。
一般的には「逆流性食道炎」と呼ばれているGERDは、胃酸が食道に上がってくる症状です。いわゆる胸焼けを引き起こすアレですね。胸やけだけでなく呑酸も主な症状で、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)が低下する病気です。日本においても1990年代より増加している頻度の高い消化器疾患のひとつ。
平成の現在では、成人の約10~20%がこの疾患を患っていると推定されています。これも一つの国民病ですね。
さて。
喫煙はさまざまな病気との関連が指摘されています。GERD患者の場合、喫煙が食道運動機能を低下させることで逆流を悪化してしまうことから、一般的に禁煙が推奨されてます。とはいえ「悪いと思うからやめたほうがいいよ」という認識しなく、根拠の説明が難しいというのも現実でした。
GERDと喫煙の関係に関しては、これまでに数多く報告されていました。しかし、禁煙がGERDにどのような影響を及ぼすのかについての前向き研究はほとんどなかったようです。
日本では、ニコチン受容体作動薬のバレニクリンが禁煙治療に汎用されています。禁煙したいと願う患者には、この薬を12週間内服して治療を行っています。そこで今回、研究グループでは、バレニクリンを用いた禁煙治療1年後に、GERDおよびQOLに及ぼす影響について検討したのでした。
具体的な調査法はこうです。
禁煙を目的に受診した患者を対象にして、初診時に喫煙習慣、GERD症状(Fスケール問診表)および健康関連QOL(SF-8)に関する質問紙票を記入してもらいます。そして、12週間の禁煙治療を完遂できた患者を対象として、1年後に禁煙の成否と初診時と同様の質問紙票を用いて調査。 GERD症状や健康関連QOLの変化について検討を行いました。
最終的に解析対象となったのは191人です。
内訳
禁煙成功群 141例
禁煙失敗群 50例
禁煙成功群のうち、GERD症状が改善したのは約43%。対して、禁煙失敗群では約18%しか改善しませんでした。けっこうな差であることがはっきりわかります。
症状の程度を示すFスケールも、禁煙に成功人たちは有意に低下して、実際、症状の程度も改善しています。健康関連QOLも、とうぜんながら禁煙に成功した人たちのみ改善していています。
現在のところ、GERD患者の治療には、胃酸分泌抑制薬を使うことが多いのですが、長期の服用になると患者の副作用も心配されてます。上記の結果を踏まえて、今後、禁煙すれば薬剤をやめてしまっても、治療効果ががあるかどうか前向きに検討されてます。将来的には、禁煙を含だけでなく生活習慣を改善するだけで病気を克服できる可能性もあると、研究グループは結論つけてます。
2017-10-02 19:58
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