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アトピー性皮膚炎とステロイド剤の副作用 [アレルギー]
■ アトピー性皮膚炎とステロイド剤の副作用
我が家には、長年にわたって、アトピーに悩まされてきた息子がいます。
アトピー対策に使っているのは、もっぱらステロイド軟こう。小学校のころから塗り始めて、かれこれ20年。薬は徐々に強くなり、塗る量も増えてきました。
独立して親元から離れて暮らしているのですが、このほど、その息子の使っている薬が効かなくなり、かゆみに耐え切れずに皮膚科に飛び込むという事態がおこりました。血液検査結果をまっている状態ですが、担当の医者の話では、ひょっとすると肝臓に影響がでている可能性もあるそうです。
■ アトピー性皮膚炎って?
アトピーは、かゆみのある湿疹を主な病変とする皮膚の病気です。良くなったり悪くなったりを繰り返すという面倒な病気ですが、良く >> 悪く のレベルには個人差があります。
皮膚の炎症を伴う病気であり、バリア機能異常と免疫の過剰反応が原因です。
もともとアレルギーを起こしやすい体質の人や、皮膚のバリア機能が弱い人がかかりやすい、皮膚炎症を伴う病気です。症状は「湿疹」と「かゆみ」。良くなったり悪くなったりを繰り返し、なかなか治らないという厄介なが特徴をもちます。
ステロイド剤には、さまざまな副作用が言われてます。免役に作用するともいわれる薬であり、使い方によっては毒になります。なので、息子から話を聞いたときには「長年の使用で、身体がステロイドの処理量を超えたな」と漠然と思いました。
わたしは医者ではないので、詳しくは知りません。しかし、このようなブログに携わっている関係で、若干の知識を持ち合わせています。そしてなにより調べることに若干の自信をもってます。
そこで今回、息子の事例を受けてアトピーに使うステロイド軟膏の副作用というものを、調べることにしました。
■ ステロイドの塗り薬とは?
「ステロイド」とは、副腎という臓器から作られる副腎皮質ホルモンの1つです。このステロイドホルモンを薬として使用すると、体の中の炎症を抑えたり、体の免疫力を抑制したりする作用があります。便利で、さまざまな疾患の治療に使われていますが、副作用も多く注意が必要な薬と言われてます。
外用薬として使っているのが、ステロイド軟膏です。皮膚病の炎症を抑える働きがあるので、さまざまな治療に用いられます。その炎症を抑える強さから5段階に分けられてます。
■ ステロイド塗り薬の副作用
ステロイドには副作用があります。飲み薬と違い、外用薬の場合はほぼ塗った場所だけに作用するので、副作用は最小限にとどまります。医師の指示通りにさえ使用していれば、副作用が起こったとしても一時的。いつまでも続く可能性は低いと考えられます。
ただし
長期にわたって使用すると皮膚が萎縮したり、血管が網の目状に見える「細血管拡張」などが現れる可能性があります。副作用をおこしてしまう要因に、自分勝手に解釈することが挙げられます。体の部位によって吸収率が異なるので、もらった薬を別の場所に転用するのは危険。決められた量をしっかりと塗ることが大切です。
副作用を心配するあまりに塗る量を控えたり、使用期間を短くするのもやめてください。自己判断は、かえって症状を長引かせたり悪化させたりすることがあります。困ったことに、長期に使用した後に突然やめるのも危険。急に悪化することもあるのです。
思いのほか、慎重な取り扱いが求められる薬であり、医師の注意は護るべきです。
■ よくある副作用の詳細
毛が伸びて濃くなる
皮膚の萎縮
皮膚萎縮線条
塗った場所が赤くなる(血管の収縮で一時的には白くなることも)
色素脱失(黒くならずに色が抜ける)
毛細血管が拡張する(ステロイド酒さ)
紫斑
最後の「紫斑」は老人に起こりやすいようです。長期使用によって血管壁や皮膚が弱くなるのが原因です。
ステロイドの問題の大きさは、炎症だけでなくからだの免疫にも作用すること。皮膚の感染症が悪化したり、誘発・慢性化 細菌、ウイルスに対する抵抗力を低下をもさせます。水虫・カンジダ・尋常性疣贅・かい癬・水いぼ・とびひを悪化させたり誘発したりすることがあります。十分な観察と治療が必要です。
関連疾患として、ステロイドざ瘡・口囲皮膚炎・毛嚢炎・マラセチ毛包炎などを誘発することがあります。
最後になりますが、ステロイド塗り薬での治療を、数年~数十年続けている人や、1度良くなっても再発する人は、アトピーではなくSDD(h)の可能性があるといいます。医者の勘違い・誤診で異なる治療を行ったけっか、治るどころか副作用だけを見舞われる危険があるようです。
ステロイドは、長期化しがちなアトピーに有効なのですが、その長期使用が仇となって、さまざまな副作用を背負ってしまうリスクを背負ってます。くれぐれも使いすぎには注意してください。