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あなたは、エコノミークラス症候群になりやすい? [その他の健康情報]
■ あなたは、エコノミークラス症候群になりやすい?
バスや飛行機などをつかった長距離移動というのは、心と身体を疲労させます。
疲労どころか死に至る危険があるのが「エコノミークラス症候群」
「自分には関係が無い」
そう思いたい気持ちはわかります。しかし、これまで一度も「エコノミークラス症候群」なったことがない、というのは根拠になりません。エコノミークラス症候群を侮ることなく移動の多いこの季節を乗り切っていきましょう。
台風に地震に津波に落雷と自然災害の多い日本ですが、今年最大の災害といえば熊本地震です。地震によって多くの命が奪われたのですが、地震そのものから逃れられた避難者には二次災害が待ってます。車中泊を余儀なくされた人たちを中心にエコノミークラス症候群が多発し、命を落とされた方もいるのです。
・エコノミークラス症候群とは?
エコノミークラス症候群の正式な病名は「静脈血栓塞栓症」です。血栓が肺の血管を詰まらせてしまう「急性肺血栓塞栓症」と、足や下腹部の静脈に血栓ができる「深部静脈血栓症」の総称にあたります。「エコノミークラス症候群」と呼ばれている由来は飛行機のエコノミークラスです。とくに世界中の航空事情が拡大した1980年代に広く知られるようになりました。
名称は飛行機の席が由来ですが、飛行機以外で発症する恐れももちろんあります。
・誰もが見落としてしまう“初期症状”
血栓が肺の血管を詰まらせてしまう症状が問題なので、発症するのは飛行機のエコノミークラスの乗客だけでありません。ビジネスクラス以上の乗客にもおこるし、車の長距離運転手なども発症することもあるので「旅行者血栓症」とも呼ばれています。ただし「旅行者血栓症」でネット検索しても、括弧つきで(エコノミークラス症候群)などと説明されていることが多い。さらには、という飛行機での発症を前提としたであろう「ロングフライト症候群」という名称も定着してきています。「旅行者血栓症」という言葉の定着は難しいようです。
「静脈血栓塞栓症」は血管内部の血栓が悪さをします。よって長時間狭い椅子に座ったままの状態を強いられ状況なら、どこででも起こりうるのです。飛行機にせよ他の乗り物に限らず、家庭でも会社でも、どこでもです。
メカニズムとしては、次のようになってます。
足の血流が悪くなる
↓
静脈の中に血の塊(血栓)ができる
↓
血栓が歩行などをきっかけに足の血管から離れる
↓
血流に乗って肺に到達する
↓
肺の動脈を閉塞する
気になる初期症状ですが、肺の働きが悪くなることによって、太ももから下の脚に発赤、腫脹、痛みなどが現れます。厚生労働省は、このような症状が発生したら急いで医療機関を受診する必要があるとしてます。
さらには、胸痛、呼吸困難、失神等の症状が現れるようだと非常に危険な状態になってます。さっきまで普通に会話していた人が、座席から立ちあがるなり苦しみ出すのです。周囲もパニックです。
■ エコノミークラス症候群を防ぐ方法
そんなエコノミークラス症候群ですが、なりやすい人とそうでない人がいます。厚生労働省によれば、以下の9つの条件のいずれかに該当する人は症状がでやすいそうで、とくに注意が必要です。上になるほど危険度が高まります。
高齢者
下肢静脈瘤がある
下肢の手術を受けた
骨折等のけがをしている
悪性腫瘍(がん)を患っている
深部静脈血栓症、心筋梗塞、脳梗塞等を起こした事がある
肥満気味
経口避妊薬(ピル)を使用中の女性
妊娠中または出産直後の女性
生活習慣病(糖尿病、高血圧、高脂血症等)を患っている
これらの条件に合致しない人であっても安心するのは早いかもしれません。少しでも健康に不安のある人や、健康診断で何らかの注意をされた人、それに疲れ気味の人も注意したほうがいいでしょう。身も蓋もない言い方をするなら、長時間座っていなければならない状況あるならエコノミークラス症候群に陥る危険があるということです。
ならば、どんな注意をすればいいのでしょう?
何度も繰り返しているとおり、長時間同じ姿勢で座っていることが問題です。つまり少しでもその状況を解消すればよいのです。どれほど座席が狭いとしても、席を離れる自由があるのなら動きましょう。散歩や運動ができるならそのほうがよいのですが、無理であるなら、一時間に一度はトイレへ向かいます。
席を離れるのが難しい場合もあるでしょう。そのときにはこのようなことをやってみてください。
足や足の指をこまめに動かす
1時間に1度以上かかとの上下運動を20回ほど行う
フクラハギや太ももを揉む
お尻を浮かせて腰を左右に数回捻る
とにかくなんでもいいので足を動かすことが重要なのです。血液の粘度を抑える意味では、適度な水分を取ることを忘れてはいけません。水分を取ることで「トイレのため席を立つ」頻度も上がり、二重の意味で有効です。
海外の飛行機や国内の長距離高速バスなどは10時間以上座ったままでいる場合もあります。「足を動かす」「水分を取る」ことを忘れないで、長丁場を乗り切ってください。
バスや飛行機などをつかった長距離移動というのは、心と身体を疲労させます。
疲労どころか死に至る危険があるのが「エコノミークラス症候群」
「自分には関係が無い」
そう思いたい気持ちはわかります。しかし、これまで一度も「エコノミークラス症候群」なったことがない、というのは根拠になりません。エコノミークラス症候群を侮ることなく移動の多いこの季節を乗り切っていきましょう。
台風に地震に津波に落雷と自然災害の多い日本ですが、今年最大の災害といえば熊本地震です。地震によって多くの命が奪われたのですが、地震そのものから逃れられた避難者には二次災害が待ってます。車中泊を余儀なくされた人たちを中心にエコノミークラス症候群が多発し、命を落とされた方もいるのです。
・エコノミークラス症候群とは?
エコノミークラス症候群の正式な病名は「静脈血栓塞栓症」です。血栓が肺の血管を詰まらせてしまう「急性肺血栓塞栓症」と、足や下腹部の静脈に血栓ができる「深部静脈血栓症」の総称にあたります。「エコノミークラス症候群」と呼ばれている由来は飛行機のエコノミークラスです。とくに世界中の航空事情が拡大した1980年代に広く知られるようになりました。
名称は飛行機の席が由来ですが、飛行機以外で発症する恐れももちろんあります。
・誰もが見落としてしまう“初期症状”
血栓が肺の血管を詰まらせてしまう症状が問題なので、発症するのは飛行機のエコノミークラスの乗客だけでありません。ビジネスクラス以上の乗客にもおこるし、車の長距離運転手なども発症することもあるので「旅行者血栓症」とも呼ばれています。ただし「旅行者血栓症」でネット検索しても、括弧つきで(エコノミークラス症候群)などと説明されていることが多い。さらには、という飛行機での発症を前提としたであろう「ロングフライト症候群」という名称も定着してきています。「旅行者血栓症」という言葉の定着は難しいようです。
「静脈血栓塞栓症」は血管内部の血栓が悪さをします。よって長時間狭い椅子に座ったままの状態を強いられ状況なら、どこででも起こりうるのです。飛行機にせよ他の乗り物に限らず、家庭でも会社でも、どこでもです。
メカニズムとしては、次のようになってます。
足の血流が悪くなる
↓
静脈の中に血の塊(血栓)ができる
↓
血栓が歩行などをきっかけに足の血管から離れる
↓
血流に乗って肺に到達する
↓
肺の動脈を閉塞する
気になる初期症状ですが、肺の働きが悪くなることによって、太ももから下の脚に発赤、腫脹、痛みなどが現れます。厚生労働省は、このような症状が発生したら急いで医療機関を受診する必要があるとしてます。
さらには、胸痛、呼吸困難、失神等の症状が現れるようだと非常に危険な状態になってます。さっきまで普通に会話していた人が、座席から立ちあがるなり苦しみ出すのです。周囲もパニックです。
■ エコノミークラス症候群を防ぐ方法
そんなエコノミークラス症候群ですが、なりやすい人とそうでない人がいます。厚生労働省によれば、以下の9つの条件のいずれかに該当する人は症状がでやすいそうで、とくに注意が必要です。上になるほど危険度が高まります。
高齢者
下肢静脈瘤がある
下肢の手術を受けた
骨折等のけがをしている
悪性腫瘍(がん)を患っている
深部静脈血栓症、心筋梗塞、脳梗塞等を起こした事がある
肥満気味
経口避妊薬(ピル)を使用中の女性
妊娠中または出産直後の女性
生活習慣病(糖尿病、高血圧、高脂血症等)を患っている
これらの条件に合致しない人であっても安心するのは早いかもしれません。少しでも健康に不安のある人や、健康診断で何らかの注意をされた人、それに疲れ気味の人も注意したほうがいいでしょう。身も蓋もない言い方をするなら、長時間座っていなければならない状況あるならエコノミークラス症候群に陥る危険があるということです。
ならば、どんな注意をすればいいのでしょう?
何度も繰り返しているとおり、長時間同じ姿勢で座っていることが問題です。つまり少しでもその状況を解消すればよいのです。どれほど座席が狭いとしても、席を離れる自由があるのなら動きましょう。散歩や運動ができるならそのほうがよいのですが、無理であるなら、一時間に一度はトイレへ向かいます。
席を離れるのが難しい場合もあるでしょう。そのときにはこのようなことをやってみてください。
足や足の指をこまめに動かす
1時間に1度以上かかとの上下運動を20回ほど行う
フクラハギや太ももを揉む
お尻を浮かせて腰を左右に数回捻る
とにかくなんでもいいので足を動かすことが重要なのです。血液の粘度を抑える意味では、適度な水分を取ることを忘れてはいけません。水分を取ることで「トイレのため席を立つ」頻度も上がり、二重の意味で有効です。
海外の飛行機や国内の長距離高速バスなどは10時間以上座ったままでいる場合もあります。「足を動かす」「水分を取る」ことを忘れないで、長丁場を乗り切ってください。
タグ:エコノミークラス症候群