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注意 虫刺され跡が痛い場合 [アレルギー]
■ 注意 虫刺され跡が痛い場合
台風と雨が多かった2016年。あまり問題にされませんでしたが、健康にかかわる虫に刺される被害は、去ったわけではありません。
アウトドアなどでいつの間にか虫に刺されていた、ということはよくありますし、すぐ近所の草わらの中に、南方から侵略してきた蚊やぶよの類がいないとは限らない時代に生きているのです。
刺されてかゆい程度なら、それほど問題ではありません。かくのをガマンして抗ヒスタミン剤を塗っておけば大事に至ることはありません。しかし、痛みを伴っている場合には注意がいりますし、場合によっては、医師による治療が必要になることもあります。
今のところ私たちの周辺には、人間の命を脅かすような毒を持つ虫はいません。しかし、毒に対するアレルギー反応があったり、刺された患部から感染症などを引き起こしてしまえば、下手をすると命に関わる危険性があります。
■ 蜂に刺されたら診断を
刺されて痛い虫で、まず思い浮かぶのが蜂でしょう。刺されるととても痛いのですが、むしろ怖いのはアレルギー反応によるアナフィラキシーショックです。
アナフィラキシーショックって?
一度、蜂に刺されると、毒に対する免疫反応が体の中で形成されます。二度目に刺された時、その免疫による過剰なアレルギー反応を起こすしてしまうのです。防衛機能が仇になるケースですね。ひどい場合には1時間以内に意識消失や血圧低下を起こし、死に至ることもあります・・・・・。
日本に住む蜂でアナフィラキシーショックを起こすのは、スズメバチとアシナガバチです。もしも、刺された蜂をはっきり特定できない場合は、必ず医師の診断を受けて何の蜂に刺されたのかを特定しておきましょう。血液検査によって、どの蜂に刺されたのかを判断できます。
・毛虫も要注意!
個人差というのはありますが、毛虫の毒も危険です。蜂と同じ様にアナフィラキシーショックを起こすことがあるのです。蜂も毛虫のいずれの場合も、応急処置を済ませたら皮膚科の検診を受けておくことをオススメします。
毛虫の毒というのは、細かい毛が大量に皮膚に刺さってます。細かいだけにとても厄介なのです。刺された最初のうちは「かゆみ」だけが起こることもよくあります。知らずにかきむしってしまって、広範囲に毒が及んでしまう例が後を絶ちません。
毛虫対処は?
毛虫に刺されたら、患部をこすってはいけません。流水や粘着テープなど、、何でも使って毒毛を慎重に取り除きます。きれいに取り除いたら、抗ヒスタミン剤を塗って、皮膚科の検診を受けましょう。気づかずにかきむしってしまったとしても、気づいた時点で医師の検診を受けることが大切です。
そのまま放っておくと、痛みやかゆみが全身に及びます。ひどい場合では発熱やめまいが生じることがあります。