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汗での水ぶくれが悪化したら [季節の症状]
■ 汗での水ぶくれが悪化したら
夏が来ぅれば思い出す~ と、いうわけではないでしょうが、手のひらに水ぶくれがおこります。
手のひらだけでなく、足裏にも水ぶくれ、そして皮むけに悩まされてはいないでしょうか。
それはおそらく、“汗づまり”が原因の症状で、汗疱(かんぽう)や、異汗性湿疹(いかんせいしっしん)です。見た目が似ているから、手あれや水虫と誤解されやすく、間違ったケアで症状を悪化させるケースもあります。
手や足裏に、ポツリポツリ程度の初期の汗疱なら、汗づまり対策や角質のセルフケアで改善できます。しかし、かゆみがあり、かいてしまうと、症状が悪化してしまいます。そうなる前に、できるだけ保湿をしたり、薬をまめに塗ったり、冷やすなどで対処してください
汗疱が破裂して皮がむけてしまい、かゆみがひどくなり、湿疹が出る異汗性湿疹の状態にまで悪化してしまうと自分ではもう治せません。皮膚科での治療が必要になります。
・汗疱
毎年、春や秋に手のひらや足の裏に1~2mmくらいの小さな水泡ができれば、多分それが「汗疱」です。「異汗性湿疹」とも呼ばれて、指の背面や腹面のつなぎ目にもできることがあります。汗が完全に皮膚から外へ排出されないまま皮膚の下に溜まった状態であり、掌や足裏に汗をかきやすい人に多くみられます。季節の変わり目に出たり消えたりを繰り返す特徴があります。汗疱には、自覚症状がありません。
・汗疱、異汗性湿疹の一般的な治療
皮むけや湿疹の患部にステロイド剤を塗布して症状を改善しながら、角質層を整えるためにローションやクリームで保湿をしていきます。ステロイド剤などの外用薬は1日1回で、寝る前につけるのが一番ですね。日中だと、手のべたつくので、手袋が必要になります。汗対策としては逆効果なので、避けたほうがいいでしょう。かゆみが強い場合は、抗アレルギー薬が処方されることもあります
もとからアトピー性皮膚炎がある人などは異汗性湿疹が悪化しやすい傾向にあります。塗り薬で症状が改善しない場合は、内服薬を併用することもあります。ほかに最近では、有益な紫外線を皮膚内の炎症に照射する光線療法もあります。
治療のしかたは、皮膚科によっても異なります。内服薬を処方しなかったり、薬が違っているなど、治療のアプローチが異なることもあるのです。
・異汗性湿疹の原因は?
人間は、体温の調整を汗などで行いますが、手のひらや足の裏は、暑さを感じた時にのほか、緊張したり驚いた時にも汗をかきます。体温調整のために汗が出ることを温熱性発汗と呼び、緊張、驚きなどの精神的に負担がかかった時にかく汗を精神性発汗と呼びます。手のひらや足の裏にかく汗は、精神性発汗ということがよくあります。
もちろん、手のひらに汗をかくだけでは、水ぶくれなどの症状はできません。
でも発汗量が多いときには、汗腺(汗の出る穴)が詰まってしまいます。出たいけど出ない。皮膚の外に出ることができない汗は皮膚の間に溜まってしまって、水ぶくれができてしまうのです。
■ 症状の似ている「掌蹠膿疱症」
汗疱や異汗性湿疹によく似た症状の皮膚疾患に、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)があります。手のひらや足裏にかゆみを伴う小さな水疱ができて、次第に膿をもった膿疱に変化していくのです。それがやがてかさぶたとなり、角質層がはがれ落ち、湿疹が現れてきます。掌蹠膿疱症が足裏にでききると、水虫にみえます。
「汗疱、異汗性湿疹と同様に、免疫システムの過剰反応による皮膚疾患といえるが、異なる点は、背景に歯周病や虫歯、慢性扁桃腺などの基礎疾患の併発が見られる場合があること。掌蹠膿疱症のほうが症状はより強いことが多い。治療は汗疱、異汗性湿疹と基本的には同じだが、並行して基礎疾患の治療も必要となる」(木下院長)という。
夏が来ぅれば思い出す~ と、いうわけではないでしょうが、手のひらに水ぶくれがおこります。
手のひらだけでなく、足裏にも水ぶくれ、そして皮むけに悩まされてはいないでしょうか。
それはおそらく、“汗づまり”が原因の症状で、汗疱(かんぽう)や、異汗性湿疹(いかんせいしっしん)です。見た目が似ているから、手あれや水虫と誤解されやすく、間違ったケアで症状を悪化させるケースもあります。
手や足裏に、ポツリポツリ程度の初期の汗疱なら、汗づまり対策や角質のセルフケアで改善できます。しかし、かゆみがあり、かいてしまうと、症状が悪化してしまいます。そうなる前に、できるだけ保湿をしたり、薬をまめに塗ったり、冷やすなどで対処してください
汗疱が破裂して皮がむけてしまい、かゆみがひどくなり、湿疹が出る異汗性湿疹の状態にまで悪化してしまうと自分ではもう治せません。皮膚科での治療が必要になります。
・汗疱
毎年、春や秋に手のひらや足の裏に1~2mmくらいの小さな水泡ができれば、多分それが「汗疱」です。「異汗性湿疹」とも呼ばれて、指の背面や腹面のつなぎ目にもできることがあります。汗が完全に皮膚から外へ排出されないまま皮膚の下に溜まった状態であり、掌や足裏に汗をかきやすい人に多くみられます。季節の変わり目に出たり消えたりを繰り返す特徴があります。汗疱には、自覚症状がありません。
・汗疱、異汗性湿疹の一般的な治療
皮むけや湿疹の患部にステロイド剤を塗布して症状を改善しながら、角質層を整えるためにローションやクリームで保湿をしていきます。ステロイド剤などの外用薬は1日1回で、寝る前につけるのが一番ですね。日中だと、手のべたつくので、手袋が必要になります。汗対策としては逆効果なので、避けたほうがいいでしょう。かゆみが強い場合は、抗アレルギー薬が処方されることもあります
もとからアトピー性皮膚炎がある人などは異汗性湿疹が悪化しやすい傾向にあります。塗り薬で症状が改善しない場合は、内服薬を併用することもあります。ほかに最近では、有益な紫外線を皮膚内の炎症に照射する光線療法もあります。
治療のしかたは、皮膚科によっても異なります。内服薬を処方しなかったり、薬が違っているなど、治療のアプローチが異なることもあるのです。
・異汗性湿疹の原因は?
人間は、体温の調整を汗などで行いますが、手のひらや足の裏は、暑さを感じた時にのほか、緊張したり驚いた時にも汗をかきます。体温調整のために汗が出ることを温熱性発汗と呼び、緊張、驚きなどの精神的に負担がかかった時にかく汗を精神性発汗と呼びます。手のひらや足の裏にかく汗は、精神性発汗ということがよくあります。
もちろん、手のひらに汗をかくだけでは、水ぶくれなどの症状はできません。
でも発汗量が多いときには、汗腺(汗の出る穴)が詰まってしまいます。出たいけど出ない。皮膚の外に出ることができない汗は皮膚の間に溜まってしまって、水ぶくれができてしまうのです。
■ 症状の似ている「掌蹠膿疱症」
汗疱や異汗性湿疹によく似た症状の皮膚疾患に、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)があります。手のひらや足裏にかゆみを伴う小さな水疱ができて、次第に膿をもった膿疱に変化していくのです。それがやがてかさぶたとなり、角質層がはがれ落ち、湿疹が現れてきます。掌蹠膿疱症が足裏にでききると、水虫にみえます。
「汗疱、異汗性湿疹と同様に、免疫システムの過剰反応による皮膚疾患といえるが、異なる点は、背景に歯周病や虫歯、慢性扁桃腺などの基礎疾患の併発が見られる場合があること。掌蹠膿疱症のほうが症状はより強いことが多い。治療は汗疱、異汗性湿疹と基本的には同じだが、並行して基礎疾患の治療も必要となる」(木下院長)という。
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