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■ 痛いあかぎれの原因と、おすすめの治療(3) [季節の症状]
■ 痛いあかぎれの原因と、おすすめの治療(3)
「ひび・あかぎれ」の注意点とその治療法についてです。
まずは軽くまとめますね。角質層の脂質や水分が奪われて、肌表面の溝に沿って生じた亀裂が「ひび」です。
その、ひび状態がさらに悪化し、真皮層まで深く亀裂が生じてしまったものが「あかぎれ」です。
通常であれば、何かでケガをした患部を治療するには、とにかく保護することになります。「ひび・あかぎれ」がやっかいな点は、場所が手や足ということ。日常でよく使う、頻繁に動かす部位にできてしまうために、患部を完全に保護するのが難しいのです。そのため、ひび割れた部位が治らないまま、外からの刺激が加わってさらに症状が悪化するのが避けられません。なかなか治らないといった問題を孕んでいるということです。
早く回復したいけどそれが難しい。
衣服に隠れる部分に負った怪我と比べると、治りが遅いのもうなずけます。
すこしでも治そうと思うなら、それなりの決断がいります。
まずは、日常生活において少しでも外部からの刺激を軽減するよう心がけます。
「ひび・あかぎれ」を悪化させるものの代表に、炊事・洗濯などの水に触れる家事があります。これを完全に止めることは出来ませんよね。そこで、仕事をするときは、可能な限りゴム手袋をつけて、ひび割れた部位が水に触れないようにしましょう。面倒ですがしかたありません。
ゴム製品にかぶれるラテックスアレルギーの方は、素手のまま着用すると手荒れがひどくなるので一工夫します。先に木綿の手袋をはめ、その上からゴム手袋を重ねるのはどうでしょうか。アレルギーを持たなくても、傷口からゴムの成分が入り込んで症状を悪化させることが考えられます。わずかな時間の水仕事であっても、そうした対処をまめに行うことが重要なのです。
水仕事や家事以外ののときでも、保護は大切。市販の軟膏やハンドクリームで患部を守って、症状の改善を行います。肌の保護剤として用いられるワセリンや、血行を良くする働きのあるビタミンEが含まれた保湿剤を塗って、肌の保湿につとめてください。
赤みや痒みが強く炎症が進行しているときは、充分な抗炎症作用をもったステロイド外用剤を塗ると良いでしょう。患部から出血して雑菌の繁殖する恐れがあるときは、抗生物質の配合されたものが適しています。
昔から親しまれているオロナインH軟膏も有効です。主成分の「ロルヘキシジングルコン酸塩液」は、殺菌効果のある成分です。手術する際、部位や器具の消毒剤に用いられるという医療用医薬品に該当してます。
ひび割れた痛い場合には、絆創膏などで一時的に保護するのもありです。ただし、貼りっぱなしは逆効果。肌の水分が閉じ込められて過剰な状態になり、角質層がふやけて皮脂膜がはがれ落ちるなど、症状を悪化させてしまいます。
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