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子供が起きられない起立性調節障害とは [子供のめまい]
■ 子供が起きられない病気とは?
「いつまで寝てるの? 遅刻するわよっ」
これは、子供のいる家庭でよくみられる、朝の一コマです。
夜更かしが常態化している現代、朝、なかなか起きられない子供が増加してます。
夜更かしや子供の遅刻に関するアンケートによれば、小学4年生くらいでも、6割強が時々以上の高い頻度で夜更かしして夜遅くまで起きているとか。まったくしないよい子は、1割程度しかいません。夜更かししたことのある子供は、中学になると8割となり、高校生となれば9割近くに上昇します。高校生では、実に半数弱もの人が、夜更かしして遅くまで起きていると答えてます。
夜遅くまで起きていれば、朝目覚めるのがつらくなるのは当然です。いつものように起きるのでは、睡眠時間が足りません。
目覚まし時計をセットしたり、保護者に起こしてもらうとしても、つい寝坊。起床の時間が遅れれば学校に遅刻してしまうこともあります。どれほど眠くても、学校の始業時間はいつもどおりです。
寝坊で学校に遅刻したことがあるかと聞くと、小学4年生でも1.8%が「よくある」と回答してます。
ところが意外なことに、夜更かし時間は、昔より改善されているというアンケート結果もあります。それなら睡眠時間が足りているのかといえば、そうでもなく、相変わらず遅刻のほうは増えてます。この意味を探ると、どうやら「夜更かし時間」という概念が、後ろに後退しているようなのです。つまり、昔は9時以降を夜更かしとしていたのが、現在は10時以降を夜更かしと感じている・・・という感覚です。
本人が遅い時間と感じるのが「夜更かし」です。個人差をなくすためには、アンケートを「何時までおきてる?」という質問に切り替えるべきですね。
さて、寝ないから起きられない・・・というケースとは別に、身体の不調によって起きられない子供が増えているのも事実です。「起立性調節障害」という障害をご存知でしょうか?
朝に起きられない
立ちくらみがある
全身に倦怠感
食欲不振
立っていると気分が悪くなる
失神や発作がある
動悸がおこる
頭痛がする
夜なかなか寝つけない
イライラ感がある
集中力の低下
起立性調節障害を患うと、これらの症状がみられます。
小学校の高学年から中学生くらいの、いわゆる思春期前後の子どもには、こうした症状を訴えて、小児科を繰り返し受診することがあります。朝起きの悪さや、たちくらみ、頭痛、腹痛、全身倦怠などの身体不調ですね。
何かの、具体的な病気がみつかれば、診断はスマートです。しかし、一般的な診察や血液検査でとくに異常がみつからないとき、多くの場合は「起立性調節障害」と診断されます。英語の病名Orthostatic Dysregulation から、「OD」と呼ばれることがあります。
起立性調節障害は、思春期で最も起こりやすい疾患の一つです。その頻度は約5~10%といいますから、意外に多いものなのです。
「起立性調節障害」の子どもは、朝起きが悪いという特徴があります。朝はまず、なかなか起きられません。一日中ごろごろしてから、夕方になって元気になり、逆に夜には寝付けません。このようなペースの生活なので、学校を欠席したり引きこもりがち。最近になって、注目されている障害です。
小児科医が、こうした子どもたちに関心を寄せるようになったのは1960年代まで遡ります。意外と早いのですが、「起立性調節障害」の増加が問題とされながらも、科学的な検査値として確かめる方法は不十分でした。
起立直後の数秒間の血圧を測定する検査機器が開発されたのは、90年代になってからです。目まいや立ちくらみを起こしているとき、または、疲労感の身体機能の異変なども、客観的に評価することができるようになりました。やっと、一人ひとりの子どもに合った診断と治療が可能になったのです。
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「いつまで寝てるの? 遅刻するわよっ」
これは、子供のいる家庭でよくみられる、朝の一コマです。
夜更かしが常態化している現代、朝、なかなか起きられない子供が増加してます。
夜更かしや子供の遅刻に関するアンケートによれば、小学4年生くらいでも、6割強が時々以上の高い頻度で夜更かしして夜遅くまで起きているとか。まったくしないよい子は、1割程度しかいません。夜更かししたことのある子供は、中学になると8割となり、高校生となれば9割近くに上昇します。高校生では、実に半数弱もの人が、夜更かしして遅くまで起きていると答えてます。
夜遅くまで起きていれば、朝目覚めるのがつらくなるのは当然です。いつものように起きるのでは、睡眠時間が足りません。
目覚まし時計をセットしたり、保護者に起こしてもらうとしても、つい寝坊。起床の時間が遅れれば学校に遅刻してしまうこともあります。どれほど眠くても、学校の始業時間はいつもどおりです。
寝坊で学校に遅刻したことがあるかと聞くと、小学4年生でも1.8%が「よくある」と回答してます。
ところが意外なことに、夜更かし時間は、昔より改善されているというアンケート結果もあります。それなら睡眠時間が足りているのかといえば、そうでもなく、相変わらず遅刻のほうは増えてます。この意味を探ると、どうやら「夜更かし時間」という概念が、後ろに後退しているようなのです。つまり、昔は9時以降を夜更かしとしていたのが、現在は10時以降を夜更かしと感じている・・・という感覚です。
本人が遅い時間と感じるのが「夜更かし」です。個人差をなくすためには、アンケートを「何時までおきてる?」という質問に切り替えるべきですね。
さて、寝ないから起きられない・・・というケースとは別に、身体の不調によって起きられない子供が増えているのも事実です。「起立性調節障害」という障害をご存知でしょうか?
朝に起きられない
立ちくらみがある
全身に倦怠感
食欲不振
立っていると気分が悪くなる
失神や発作がある
動悸がおこる
頭痛がする
夜なかなか寝つけない
イライラ感がある
集中力の低下
起立性調節障害を患うと、これらの症状がみられます。
小学校の高学年から中学生くらいの、いわゆる思春期前後の子どもには、こうした症状を訴えて、小児科を繰り返し受診することがあります。朝起きの悪さや、たちくらみ、頭痛、腹痛、全身倦怠などの身体不調ですね。
何かの、具体的な病気がみつかれば、診断はスマートです。しかし、一般的な診察や血液検査でとくに異常がみつからないとき、多くの場合は「起立性調節障害」と診断されます。英語の病名Orthostatic Dysregulation から、「OD」と呼ばれることがあります。
起立性調節障害は、思春期で最も起こりやすい疾患の一つです。その頻度は約5~10%といいますから、意外に多いものなのです。
「起立性調節障害」の子どもは、朝起きが悪いという特徴があります。朝はまず、なかなか起きられません。一日中ごろごろしてから、夕方になって元気になり、逆に夜には寝付けません。このようなペースの生活なので、学校を欠席したり引きこもりがち。最近になって、注目されている障害です。
小児科医が、こうした子どもたちに関心を寄せるようになったのは1960年代まで遡ります。意外と早いのですが、「起立性調節障害」の増加が問題とされながらも、科学的な検査値として確かめる方法は不十分でした。
起立直後の数秒間の血圧を測定する検査機器が開発されたのは、90年代になってからです。目まいや立ちくらみを起こしているとき、または、疲労感の身体機能の異変なども、客観的に評価することができるようになりました。やっと、一人ひとりの子どもに合った診断と治療が可能になったのです。
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