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かかとが痛い症状と考えられる病気 9 [足の症状]
■ かかとが痛い症状と考えられる病気 9
・踵骨の疲労骨折
スポーツ選手にかかわらず、運動をする人にとって共通の危険が「やりすぎ」の原因による損傷です。
スポーツを習慣にすることは、健康維持やストレス解消に良いことです。ですが、ジョギングのような同じ衝撃が繰り返されるスポーツは特定の部位を痛めつける行為にほかなりません。下半身のとくに踵骨への負荷が大きくなって、疲労骨折の原因となる場合があるのです。子供の部活動における過剰なトレーニングも骨折の原因になりやすいようです。
ウェアは大切です。特に履いているジョギングシューズの衝撃吸収が少ないと疲労骨折のリスクはさらに高まります。
踵骨は「しょうこつ」と読みます。腓側近位足根に属していて足根骨のうち最大の骨で距骨の下に位置します。形は前後に長い不正四角柱で、長軸は上前方やや外側方へ向いてます。後方部のほうは下腿骨の後縁を越えて後方へ突出してます。
通常、疲労骨折は軽いものなら自然治癒します。とはいえ動いていたのでは治るものも治りません。かかとが痛い時はとにかく安静を心がけましょう。踵骨骨折はギプス固定をすることで治るのですが、踵骨の持っている特徴的な問題があり、注意して治療していかないと後遺症を残すこともあります。
重症になると手術、ギブスが外れた後はリハビリが必要になります。全治は一概にいえませんが1~数ヶ月でしょう。
骨が折れるのは、運動だけの問題ではありません。食事面に気をつけて骨の新陳代謝を促し、丈夫でしなやかな骨を作ることも大切です。健康な骨を作るカルシウムだけでなく、カルシウムを骨に固定させるビタミンD、骨の材料となるタンパク質、強度を高めるビタミンC、カルシウムの吸収を高めるマグネシウムも食事に摂り入れるようにしましょう。