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かかとが痛い症状と考えられる病気 10 [足の症状]
■ かかとが痛い症状と考えられる病気 10
硬いと思われてる「かかと」は思いのほか軟弱です。スポーツ選手がアキレス腱を断裂する話はよくききますし、走りすぎ・使いすぎの疲労から、骨に皹がはいってしまうこともあります。
そんなかかとの話も、10回目になりました。
ますは踵部脂肪褥についてです。
・踵部脂肪褥
踵部脂肪褥は「しょうぶしぼうじょく」と読みます。
かかとを構成する分厚い脂肪組織が炎症を起こして痛む症状をいいます。
かかとを力を入れて指で押すと弾力に押し返されます。これはしっかり脂肪ついていることよるに弾力で健康場合は痛みは感じません。ところが踵部脂肪褥の場合、加齢・老化でその脂肪がすり減って弾力失われてしまい、力を入れて押すと踵骨に当たって痛みが生じるのです。
踵部脂肪褥の対処法
踵部脂肪褥はほかの症状とおなじで安静にしていることが第一です。でもずっと寝ているわけにもいきません。そこで歩く負担を減らす製品が役立ちます。「ジェル・ヒールカップ」は歩いたときのかかとへの衝撃を吸収してくれる、かかと用のインソールのこと。これを靴に入れることで、痛みを軽減することができます。
AMAZONなどでも買える、気楽に使え効果的です。踵部脂肪褥でなくても、膝や腰痛など下半身全体の衝撃緩和に役立ちます。
・坐骨神経痛
ズキンとしたかかとの痛みや痺れは坐骨神経痛です。「坐骨神経痛」はよく耳にすることの多い症状です。
坐骨神経は、腰の下から足裏にまで伸びる最も太くて長い末梢神経のこと。坐骨神経痛の症状の多くは、お尻や太もも、ふくらはぎに痛みやしびれが現れるものです。ところが、場合によってはかかと部分にも症状が現れることがあるのです。
症状がでるようなら当然ですがかかとを刺激しないことです。そのうえで、根本の原因となっている坐骨神経痛の症状を軽減させることを優先させ早期の回復をめざしましょう。整形外科的な痛みの多くはその部位に関わる神経の圧迫と血行不全が原因です。そこで、その2つを改善すれば、治る見込みが高くなるのです。
・生活習慣を見直して軽減する方法
下半身の冷えに気をつける
冷えによる筋肉のこわばりを直して暖めによる血流改善で、痛みが軽減されます。
太ってるなら体重を落とす
肥満は腰への負担が大きいものです。無理のないペースで体重を落としましょう。
ストレッチを行う
入浴後などの軽いストレッチを習慣に(痛みのある時は除く)。
正しい姿勢を常に心がける
立っているときは背筋をピンと伸ばす
イスに座る場合は足を組まずに体重を左右のお尻平等にかける
いつでも左右のバランスを気にかけて姿勢や自分のクセに気をつけます。
タグ:かかと
子供の めまい3 まとめ [子供のめまい]
■ 子供の めまい3
子供のめまいについて、前回と前々回でお話してきました。3回目は、まとめを兼ねた子供のめまい情報です。めまいの種類や検査、気になる遺伝などについてです。
小児のめまいの種類とその原因について。
めまいの原因は、ほんとうに多種多様です。内耳や前庭神経の障害から起こる「末梢性めまい」。脳が原因となる「中枢性めまい」。ほかにも、全身の異常から生じるめまいというのもあります。原因が特定できないケースもあるのも厄介です。
そうしためまいを特定するため、病院では平衡機能などさまざまな検査が行われます。
まず診察時に、眼や体の動きを観察する眼振検査や、体平衡検査が行われます。次に、耳のなかに冷水や温水をいれる温度刺激検査や、椅子に座って体を回転させる検査、それに、聴力検査で内耳の働きに問題がないかなどを調べます。また、動きを追う検査や脳波検査もあります。
ほかにも、内耳や脳に奇形、出血、腫瘍などの異常がないか調べるため、CTやMRI、MRAなどの画像検査も行われます。必要に応じて血圧や血液検査などの全身検査なども行います。
こどものめまいで、よく登場するのが「起立性調節障害」。これは、学童期・思春期におこりやすい、自律神経の機能障害が原因の病気です。学校生活や家族関係などがストレスになったり、心理的な問題が発端になることがあります。
起立した直後に目の前がまっくらになったり、しばらくたってからふらついたりする症状があります。時には、失神して転倒することもあります。また、日常から、倦怠感や食欲不振、頭痛、腹痛などが伴うことがあります。調子が悪くなるのは午前中や入浴後ということが多く、「いやなことを見たり聞いたりしただけでも気持ちが悪くなる」といった特徴もあります。
症状が軽いなら、自然に治ることも珍しくありません。症状が重かったり長引いたりすると、薬物治療や心理療法を受ける必要もあります。
親子でめまいを起こしやすいケースがありますが、めまいというのは遺伝するのでしょうか。
めまいは遺伝病ではありません。しかし、めまいが生じる病気のなかには、遺伝が関係するものがあります。
少量のアミノ配糖体の抗生物質による内耳障害・神経線維腫Ⅱ型・前庭水管拡張症。これらは遺伝することで知られています。めまいが遺伝するのではなく、めまいを引き起こす症状が遺伝するのです。
また、遺伝ではないですが、母子間の体質や家庭での生活環境も、めまいに関係すると考えられることもがあります。例えば、どちらかの親に自律神経失調症や片頭痛があったりすると、子供にもめまいがおこりやすいと言われます。家族内で、しょっちゅう有機溶剤(プラモデルの接着剤や染色剤)を使っていたりすると、親も子も、一緒のめまい症状がでる可能性はあります。
子供のめまいについて、前回と前々回でお話してきました。3回目は、まとめを兼ねた子供のめまい情報です。めまいの種類や検査、気になる遺伝などについてです。
小児のめまいの種類とその原因について。
めまいの原因は、ほんとうに多種多様です。内耳や前庭神経の障害から起こる「末梢性めまい」。脳が原因となる「中枢性めまい」。ほかにも、全身の異常から生じるめまいというのもあります。原因が特定できないケースもあるのも厄介です。
そうしためまいを特定するため、病院では平衡機能などさまざまな検査が行われます。
まず診察時に、眼や体の動きを観察する眼振検査や、体平衡検査が行われます。次に、耳のなかに冷水や温水をいれる温度刺激検査や、椅子に座って体を回転させる検査、それに、聴力検査で内耳の働きに問題がないかなどを調べます。また、動きを追う検査や脳波検査もあります。
ほかにも、内耳や脳に奇形、出血、腫瘍などの異常がないか調べるため、CTやMRI、MRAなどの画像検査も行われます。必要に応じて血圧や血液検査などの全身検査なども行います。
こどものめまいで、よく登場するのが「起立性調節障害」。これは、学童期・思春期におこりやすい、自律神経の機能障害が原因の病気です。学校生活や家族関係などがストレスになったり、心理的な問題が発端になることがあります。
起立した直後に目の前がまっくらになったり、しばらくたってからふらついたりする症状があります。時には、失神して転倒することもあります。また、日常から、倦怠感や食欲不振、頭痛、腹痛などが伴うことがあります。調子が悪くなるのは午前中や入浴後ということが多く、「いやなことを見たり聞いたりしただけでも気持ちが悪くなる」といった特徴もあります。
症状が軽いなら、自然に治ることも珍しくありません。症状が重かったり長引いたりすると、薬物治療や心理療法を受ける必要もあります。
親子でめまいを起こしやすいケースがありますが、めまいというのは遺伝するのでしょうか。
めまいは遺伝病ではありません。しかし、めまいが生じる病気のなかには、遺伝が関係するものがあります。
少量のアミノ配糖体の抗生物質による内耳障害・神経線維腫Ⅱ型・前庭水管拡張症。これらは遺伝することで知られています。めまいが遺伝するのではなく、めまいを引き起こす症状が遺伝するのです。
また、遺伝ではないですが、母子間の体質や家庭での生活環境も、めまいに関係すると考えられることもがあります。例えば、どちらかの親に自律神経失調症や片頭痛があったりすると、子供にもめまいがおこりやすいと言われます。家族内で、しょっちゅう有機溶剤(プラモデルの接着剤や染色剤)を使っていたりすると、親も子も、一緒のめまい症状がでる可能性はあります。
タグ:子供 めまい
禁煙と胃のむかつきの関係が明らかに? [その他の健康情報]
■ 禁煙の有効性明らかに?
喫煙はカラダに悪い。
タバコを止める「禁煙」は健康な行為である。
つまり、喫煙は身体を護る健康習慣といえるわけです。いまさらですけど。
そんな、禁煙について「本当に有効だったんだ!」という実験が行われていたそうです。
大阪市立大学では、医学研究科消化器内科学の藤原靖弘准教授らが、同科総合医学教育学、上本町わたなべクリニックとの共同研究で、禁煙治療が胃食道逆流症(GERD、Gastro-Esophageal Reflux Disease)に有効であることを日本で初めて明らかにしたと発表したそうです。この研究は、米国のオンライン科学誌「PLOS ONE」にも公開されてます。
一般的には「逆流性食道炎」と呼ばれているGERDは、胃酸が食道に上がってくる症状です。いわゆる胸焼けを引き起こすアレですね。胸やけだけでなく呑酸も主な症状で、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)が低下する病気です。日本においても1990年代より増加している頻度の高い消化器疾患のひとつ。
平成の現在では、成人の約10~20%がこの疾患を患っていると推定されています。これも一つの国民病ですね。
さて。
喫煙はさまざまな病気との関連が指摘されています。GERD患者の場合、喫煙が食道運動機能を低下させることで逆流を悪化してしまうことから、一般的に禁煙が推奨されてます。とはいえ「悪いと思うからやめたほうがいいよ」という認識しなく、根拠の説明が難しいというのも現実でした。
GERDと喫煙の関係に関しては、これまでに数多く報告されていました。しかし、禁煙がGERDにどのような影響を及ぼすのかについての前向き研究はほとんどなかったようです。
日本では、ニコチン受容体作動薬のバレニクリンが禁煙治療に汎用されています。禁煙したいと願う患者には、この薬を12週間内服して治療を行っています。そこで今回、研究グループでは、バレニクリンを用いた禁煙治療1年後に、GERDおよびQOLに及ぼす影響について検討したのでした。
具体的な調査法はこうです。
禁煙を目的に受診した患者を対象にして、初診時に喫煙習慣、GERD症状(Fスケール問診表)および健康関連QOL(SF-8)に関する質問紙票を記入してもらいます。そして、12週間の禁煙治療を完遂できた患者を対象として、1年後に禁煙の成否と初診時と同様の質問紙票を用いて調査。 GERD症状や健康関連QOLの変化について検討を行いました。
最終的に解析対象となったのは191人です。
内訳
禁煙成功群 141例
禁煙失敗群 50例
禁煙成功群のうち、GERD症状が改善したのは約43%。対して、禁煙失敗群では約18%しか改善しませんでした。けっこうな差であることがはっきりわかります。
症状の程度を示すFスケールも、禁煙に成功人たちは有意に低下して、実際、症状の程度も改善しています。健康関連QOLも、とうぜんながら禁煙に成功した人たちのみ改善していています。
現在のところ、GERD患者の治療には、胃酸分泌抑制薬を使うことが多いのですが、長期の服用になると患者の副作用も心配されてます。上記の結果を踏まえて、今後、禁煙すれば薬剤をやめてしまっても、治療効果ががあるかどうか前向きに検討されてます。将来的には、禁煙を含だけでなく生活習慣を改善するだけで病気を克服できる可能性もあると、研究グループは結論つけてます。
喫煙はカラダに悪い。
タバコを止める「禁煙」は健康な行為である。
つまり、喫煙は身体を護る健康習慣といえるわけです。いまさらですけど。
そんな、禁煙について「本当に有効だったんだ!」という実験が行われていたそうです。
大阪市立大学では、医学研究科消化器内科学の藤原靖弘准教授らが、同科総合医学教育学、上本町わたなべクリニックとの共同研究で、禁煙治療が胃食道逆流症(GERD、Gastro-Esophageal Reflux Disease)に有効であることを日本で初めて明らかにしたと発表したそうです。この研究は、米国のオンライン科学誌「PLOS ONE」にも公開されてます。
一般的には「逆流性食道炎」と呼ばれているGERDは、胃酸が食道に上がってくる症状です。いわゆる胸焼けを引き起こすアレですね。胸やけだけでなく呑酸も主な症状で、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)が低下する病気です。日本においても1990年代より増加している頻度の高い消化器疾患のひとつ。
平成の現在では、成人の約10~20%がこの疾患を患っていると推定されています。これも一つの国民病ですね。
さて。
喫煙はさまざまな病気との関連が指摘されています。GERD患者の場合、喫煙が食道運動機能を低下させることで逆流を悪化してしまうことから、一般的に禁煙が推奨されてます。とはいえ「悪いと思うからやめたほうがいいよ」という認識しなく、根拠の説明が難しいというのも現実でした。
GERDと喫煙の関係に関しては、これまでに数多く報告されていました。しかし、禁煙がGERDにどのような影響を及ぼすのかについての前向き研究はほとんどなかったようです。
日本では、ニコチン受容体作動薬のバレニクリンが禁煙治療に汎用されています。禁煙したいと願う患者には、この薬を12週間内服して治療を行っています。そこで今回、研究グループでは、バレニクリンを用いた禁煙治療1年後に、GERDおよびQOLに及ぼす影響について検討したのでした。
具体的な調査法はこうです。
禁煙を目的に受診した患者を対象にして、初診時に喫煙習慣、GERD症状(Fスケール問診表)および健康関連QOL(SF-8)に関する質問紙票を記入してもらいます。そして、12週間の禁煙治療を完遂できた患者を対象として、1年後に禁煙の成否と初診時と同様の質問紙票を用いて調査。 GERD症状や健康関連QOLの変化について検討を行いました。
最終的に解析対象となったのは191人です。
内訳
禁煙成功群 141例
禁煙失敗群 50例
禁煙成功群のうち、GERD症状が改善したのは約43%。対して、禁煙失敗群では約18%しか改善しませんでした。けっこうな差であることがはっきりわかります。
症状の程度を示すFスケールも、禁煙に成功人たちは有意に低下して、実際、症状の程度も改善しています。健康関連QOLも、とうぜんながら禁煙に成功した人たちのみ改善していています。
現在のところ、GERD患者の治療には、胃酸分泌抑制薬を使うことが多いのですが、長期の服用になると患者の副作用も心配されてます。上記の結果を踏まえて、今後、禁煙すれば薬剤をやめてしまっても、治療効果ががあるかどうか前向きに検討されてます。将来的には、禁煙を含だけでなく生活習慣を改善するだけで病気を克服できる可能性もあると、研究グループは結論つけてます。
かかとが痛い症状と考えられる病気 9 [足の症状]
■ かかとが痛い症状と考えられる病気 9
・踵骨の疲労骨折
スポーツ選手にかかわらず、運動をする人にとって共通の危険が「やりすぎ」の原因による損傷です。
スポーツを習慣にすることは、健康維持やストレス解消に良いことです。ですが、ジョギングのような同じ衝撃が繰り返されるスポーツは特定の部位を痛めつける行為にほかなりません。下半身のとくに踵骨への負荷が大きくなって、疲労骨折の原因となる場合があるのです。子供の部活動における過剰なトレーニングも骨折の原因になりやすいようです。
ウェアは大切です。特に履いているジョギングシューズの衝撃吸収が少ないと疲労骨折のリスクはさらに高まります。
踵骨は「しょうこつ」と読みます。腓側近位足根に属していて足根骨のうち最大の骨で距骨の下に位置します。形は前後に長い不正四角柱で、長軸は上前方やや外側方へ向いてます。後方部のほうは下腿骨の後縁を越えて後方へ突出してます。
通常、疲労骨折は軽いものなら自然治癒します。とはいえ動いていたのでは治るものも治りません。かかとが痛い時はとにかく安静を心がけましょう。踵骨骨折はギプス固定をすることで治るのですが、踵骨の持っている特徴的な問題があり、注意して治療していかないと後遺症を残すこともあります。
重症になると手術、ギブスが外れた後はリハビリが必要になります。全治は一概にいえませんが1~数ヶ月でしょう。
骨が折れるのは、運動だけの問題ではありません。食事面に気をつけて骨の新陳代謝を促し、丈夫でしなやかな骨を作ることも大切です。健康な骨を作るカルシウムだけでなく、カルシウムを骨に固定させるビタミンD、骨の材料となるタンパク質、強度を高めるビタミンC、カルシウムの吸収を高めるマグネシウムも食事に摂り入れるようにしましょう。
女性の陰部(女性器)がかゆい病気 5 [女性特有の病気]
■ 女性の陰部(女性器)がかゆい病気 5
今回は、成人女性ではなく、もっと幼い女性がかかる病気から始まります。
最初は「幼児の腟炎」について。
■ 幼い子供が膣炎に?
意外だと驚くかもしれませんが、構造的に奥行きがなく、自分の身体に無頓着(興味津々のことも)な幼児は、往々にして病気にかかることがあるのです。
幼児に起こる腟炎は、大人が想像できないことが原因となります。例えば、おもちゃの小さな部品とか、ダマになった糸くずやティッシュペーパーなどの異物によって、起こったりするのです。遊んでいる間に無意識のうちに入れてしまうことが多いのですが、下着が異常に汚れる場合は、炎症になっていないか注意が必要です。
■ 子宮腟部糜爛(びらん)
子宮腟部というのは、腟内に顔を出した子宮の一部の呼び名です。一般的に皮膚や粘膜が剥がれて、ただれたり欠損した状態をびらん(真性糜爛)といいます。子宮腟部糜爛は仮性糜爛といって、「粘膜が剥がれてただれているわけではないのに、ただれているかのように見える状態」になってます。病気ではないのですが、そのように見えるのです。
子宮腟部糜爛はそれほどめずらしい症状ではありません。
エストロゲンという女性ホルモンが関与しておこるので、成熟期の女性であれば、多少の差はあっても誰にでも認められるものです。ただし、幼少期や閉経後の女性では、子宮頚管内に引っ込んでいるのが普通なので、子宮腟部糜爛になる子は少ないのです。
症状とですが、糜爛の面積が拡がれば拡がるほど、粘液の分泌量が多くなって。いわゆる「おりもの」が生じてきます。このときの“おりもの”は透明~乳白色です。頚管炎や腟炎を併発していない限りは、悪臭もかゆみもありません。また、物理的刺激に弱くて出血しやすいので、性行為の後に少量の性器出血をきたすことが、しばしばおこります。
ほかの病気がない限り、治療は必要ありません。ただし、“おりもの”が多くて不快感が強いのなら、炭酸ガス・液体窒素・レーザー・高周波電気などによる治療を受けることもできます。この場合、治療から完治するまでの間は、治療前より“おりもの”が増えて不快感が増します。
治療で回復したとしても再発の可能性は高いです。エストロゲンの作用を受けて起こる症状なので、治った後もいづれ、月経によりエストロゲンの影響を受けます。
■“おりもの”は多くなくてもかゆい
自覚症状としての“おりもの”が多くない。それなのに外陰部がかゆくなる場合、多くの原因は腟炎ということを知っておいてください。外陰部にかゆみを起こすその他の疾患には下のようなものがあります。
・かゆみをきたす外陰部疾患
外陰炎
真菌症、白癬、ウイルス感染(ヘルペスなど)、萎縮性
腫瘍性病変
尖圭コンジローム、ボーエン病、ボーエノイド乳頭症、
パジェット病、外陰上皮内腫瘍、外陰癌
非腫瘍性病変
外陰ジストロフィー、扁平上皮過形成、硬化性苔癬、乾癬、
湿疹、アトピー性皮膚炎
接触性皮膚炎
下着・ナプキン・洗剤・ゴム・外用剤・
消毒剤などに対するアレルギー反応
寄生虫
毛ジラミ、疥癬、蟯虫、蛔虫
全身疾患
糖尿病、肝疾患(閉塞性胆道疾患など)、腎不全、血液疾患
その他
心因性、自律神経失調症
この中には、産婦人科よりも皮膚科や内科での治療が望ましい疾患もあったりします。
必要に応じて専門医の治療を受けることが早期の解決につながります。
今回は、成人女性ではなく、もっと幼い女性がかかる病気から始まります。
最初は「幼児の腟炎」について。
■ 幼い子供が膣炎に?
意外だと驚くかもしれませんが、構造的に奥行きがなく、自分の身体に無頓着(興味津々のことも)な幼児は、往々にして病気にかかることがあるのです。
幼児に起こる腟炎は、大人が想像できないことが原因となります。例えば、おもちゃの小さな部品とか、ダマになった糸くずやティッシュペーパーなどの異物によって、起こったりするのです。遊んでいる間に無意識のうちに入れてしまうことが多いのですが、下着が異常に汚れる場合は、炎症になっていないか注意が必要です。
■ 子宮腟部糜爛(びらん)
子宮腟部というのは、腟内に顔を出した子宮の一部の呼び名です。一般的に皮膚や粘膜が剥がれて、ただれたり欠損した状態をびらん(真性糜爛)といいます。子宮腟部糜爛は仮性糜爛といって、「粘膜が剥がれてただれているわけではないのに、ただれているかのように見える状態」になってます。病気ではないのですが、そのように見えるのです。
子宮腟部糜爛はそれほどめずらしい症状ではありません。
エストロゲンという女性ホルモンが関与しておこるので、成熟期の女性であれば、多少の差はあっても誰にでも認められるものです。ただし、幼少期や閉経後の女性では、子宮頚管内に引っ込んでいるのが普通なので、子宮腟部糜爛になる子は少ないのです。
症状とですが、糜爛の面積が拡がれば拡がるほど、粘液の分泌量が多くなって。いわゆる「おりもの」が生じてきます。このときの“おりもの”は透明~乳白色です。頚管炎や腟炎を併発していない限りは、悪臭もかゆみもありません。また、物理的刺激に弱くて出血しやすいので、性行為の後に少量の性器出血をきたすことが、しばしばおこります。
ほかの病気がない限り、治療は必要ありません。ただし、“おりもの”が多くて不快感が強いのなら、炭酸ガス・液体窒素・レーザー・高周波電気などによる治療を受けることもできます。この場合、治療から完治するまでの間は、治療前より“おりもの”が増えて不快感が増します。
治療で回復したとしても再発の可能性は高いです。エストロゲンの作用を受けて起こる症状なので、治った後もいづれ、月経によりエストロゲンの影響を受けます。
■“おりもの”は多くなくてもかゆい
自覚症状としての“おりもの”が多くない。それなのに外陰部がかゆくなる場合、多くの原因は腟炎ということを知っておいてください。外陰部にかゆみを起こすその他の疾患には下のようなものがあります。
・かゆみをきたす外陰部疾患
外陰炎
真菌症、白癬、ウイルス感染(ヘルペスなど)、萎縮性
腫瘍性病変
尖圭コンジローム、ボーエン病、ボーエノイド乳頭症、
パジェット病、外陰上皮内腫瘍、外陰癌
非腫瘍性病変
外陰ジストロフィー、扁平上皮過形成、硬化性苔癬、乾癬、
湿疹、アトピー性皮膚炎
接触性皮膚炎
下着・ナプキン・洗剤・ゴム・外用剤・
消毒剤などに対するアレルギー反応
寄生虫
毛ジラミ、疥癬、蟯虫、蛔虫
全身疾患
糖尿病、肝疾患(閉塞性胆道疾患など)、腎不全、血液疾患
その他
心因性、自律神経失調症
この中には、産婦人科よりも皮膚科や内科での治療が望ましい疾患もあったりします。
必要に応じて専門医の治療を受けることが早期の解決につながります。