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子供の発熱とよくある病気 [子供の微熱]
前回までで、子供の微熱けっこう高いことがわかりました。
ちょっとたことで、すぐに体温が上がってしまうので、熱が高いからといって、いちいち心配することはないのです。
「 子供の微熱は平熱 」 という人もいるくらいです。
しかし、どこか調子が悪いときは熱が出るものです。
なんでもない微熱と、異常のある発熱はどう見分ければいいのでしょうか?
熱も大切ですが、むしろ、全体の症状に注意を向けてください。元気がないとか、ぐったりしてるとか。そういう部分です。
子供の発熱の約9割は、ウイルスの感染が原因といわれます。
子供は、大人のように病気に対して免疫を持っていません。病気の経験がないので、すぐ発病しやすいのです。発熱するというのは、病気に対する体の防衛反応ということです。人体は、体内に増殖したウイルスなどの病原体を、熱によって退治しようとします。子供がよく熱を出すのはいたって自然なメカニズムです。慌てないで冷静に対処してください。
熱を出した幼い子供から症状を正確に聞き出すのは、むずかしいことです。だから、大人のほうが、子供の症状を冷静に観察してあげなければいけません。ドラッグストアの薬で治せるものか、病院へ連れて行くのがいいのか、大人のあなたが判断してください。
子供が熱を出す病気はさまざまですが、一般的には次の病気にかかる子供が多いようです。症状の説明を判断の参考にしてください。
■感冒(かぜ)の症状
大人は普通37℃台。
乳幼児は38℃以上の高熱となることも
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、せき、頭痛、倦怠感などが一般的。
腹痛、下痢、発疹もある。
■インフルエンザの症状
寒気がして急激に38℃以上の高熱になる。
呼吸器系の症状と倦怠感、頭痛などは感冒と似ている。
膿状の鼻汁や腹痛、下痢、嘔吐、筋肉痛、関節痛も起こる。
■急性扁桃炎(扁桃腺炎)症状
扁桃腺の腫れ、のどの痛み
首のリンパ節の腫れと痛み
頭痛や倦怠感、腹痛や嘔吐もある。
■麻疹(はしか)症状
くしゃみ、せき、のどの痛み、鼻水、目の充血、目やになど
発熱後2~3日で熱が下がり、口の中(頬の内側)に小さな青白い斑点が現れる
さらに2~3日後、再び発熱し、首・額・耳の後ろなどに発疹が現れ、やがて全身に広がる。
10日ほどで全快へ。
■ウイルス性胃腸炎症状
吐き気、嘔吐に始まり、発熱・寒気とともに水状の下痢が数日間持続します。
■突発性発疹症状
38℃~40℃の急激な発熱、軟便。
発熱後4日目頃に熱が下がるが胸・腹部に発疹が現れて全身に広がる。
発疹は2~3日で薄くなり、やがて消滅する
以上、わりとポピュラーな子供の病気でした。
ちょっとたことで、すぐに体温が上がってしまうので、熱が高いからといって、いちいち心配することはないのです。
「 子供の微熱は平熱 」 という人もいるくらいです。
しかし、どこか調子が悪いときは熱が出るものです。
なんでもない微熱と、異常のある発熱はどう見分ければいいのでしょうか?
熱も大切ですが、むしろ、全体の症状に注意を向けてください。元気がないとか、ぐったりしてるとか。そういう部分です。
子供の発熱の約9割は、ウイルスの感染が原因といわれます。
子供は、大人のように病気に対して免疫を持っていません。病気の経験がないので、すぐ発病しやすいのです。発熱するというのは、病気に対する体の防衛反応ということです。人体は、体内に増殖したウイルスなどの病原体を、熱によって退治しようとします。子供がよく熱を出すのはいたって自然なメカニズムです。慌てないで冷静に対処してください。
熱を出した幼い子供から症状を正確に聞き出すのは、むずかしいことです。だから、大人のほうが、子供の症状を冷静に観察してあげなければいけません。ドラッグストアの薬で治せるものか、病院へ連れて行くのがいいのか、大人のあなたが判断してください。
子供が熱を出す病気はさまざまですが、一般的には次の病気にかかる子供が多いようです。症状の説明を判断の参考にしてください。
■感冒(かぜ)の症状
大人は普通37℃台。
乳幼児は38℃以上の高熱となることも
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、せき、頭痛、倦怠感などが一般的。
腹痛、下痢、発疹もある。
■インフルエンザの症状
寒気がして急激に38℃以上の高熱になる。
呼吸器系の症状と倦怠感、頭痛などは感冒と似ている。
膿状の鼻汁や腹痛、下痢、嘔吐、筋肉痛、関節痛も起こる。
■急性扁桃炎(扁桃腺炎)症状
扁桃腺の腫れ、のどの痛み
首のリンパ節の腫れと痛み
頭痛や倦怠感、腹痛や嘔吐もある。
■麻疹(はしか)症状
くしゃみ、せき、のどの痛み、鼻水、目の充血、目やになど
発熱後2~3日で熱が下がり、口の中(頬の内側)に小さな青白い斑点が現れる
さらに2~3日後、再び発熱し、首・額・耳の後ろなどに発疹が現れ、やがて全身に広がる。
10日ほどで全快へ。
■ウイルス性胃腸炎症状
吐き気、嘔吐に始まり、発熱・寒気とともに水状の下痢が数日間持続します。
■突発性発疹症状
38℃~40℃の急激な発熱、軟便。
発熱後4日目頃に熱が下がるが胸・腹部に発疹が現れて全身に広がる。
発疹は2~3日で薄くなり、やがて消滅する
以上、わりとポピュラーな子供の病気でした。
小学生の微熱 [子供の微熱]
以前、幼児の微熱を取り上げました。
でも、幼児だけでなく、成長した小学生であっても同様なことがおこります。
夏前の暑い日の夕方、「頭が痛い」とぐったり帰宅。体温を数カ月ぶりに計ったら37度を越えてたので、病気かと慌てた・・・・という話は多いのです。
この場合、ぐったり症状や頭痛というのは、「熱疲労」や「うつ熱(熱がこもっている)」かも知れません。
「熱疲労」とは?
熱中症の症状のひとつ。たくさんの発汗に水分や塩分補給が追いつかず、脱水症状になった症状です。以前は熱射病とも呼ばれてました。めまい、立ちくらみ、脱力、疲労、頭痛、吐き気や嘔吐などの症状が起きます。皮膚は冷たいのですが、体温が高いという特徴があります。
「熱疲労」も「うつ熱」も、涼しいところで休ませることで体温が落ち着きます。「熱疲労」は水分も必用です。どちらも、酷いときには病院へつれて必用がありますが、たいていはしばらくすると治まります。
熱があるから病気とは限らないということです。
何よりも、日ごろから体温を測っておくのは大切です。「その子にとっての平熱」を知っておくことで、体温の上昇の異常さを見つけることが容易になります。
37.5度前後の発熱が、ずっと続いているようなら注意が必用です。目安ですが、3日以上も続くのであれば、かかりつけの医者に相談してみてください。 もしも、7-10日あまりも続く場合、疾患を抱えている可能性があります。
尿路疾患
慢性扁桃腺炎の軽度増悪
血液疾患
内分泌疾患
でも、幼児だけでなく、成長した小学生であっても同様なことがおこります。
夏前の暑い日の夕方、「頭が痛い」とぐったり帰宅。体温を数カ月ぶりに計ったら37度を越えてたので、病気かと慌てた・・・・という話は多いのです。
この場合、ぐったり症状や頭痛というのは、「熱疲労」や「うつ熱(熱がこもっている)」かも知れません。
「熱疲労」とは?
熱中症の症状のひとつ。たくさんの発汗に水分や塩分補給が追いつかず、脱水症状になった症状です。以前は熱射病とも呼ばれてました。めまい、立ちくらみ、脱力、疲労、頭痛、吐き気や嘔吐などの症状が起きます。皮膚は冷たいのですが、体温が高いという特徴があります。
「熱疲労」も「うつ熱」も、涼しいところで休ませることで体温が落ち着きます。「熱疲労」は水分も必用です。どちらも、酷いときには病院へつれて必用がありますが、たいていはしばらくすると治まります。
熱があるから病気とは限らないということです。
何よりも、日ごろから体温を測っておくのは大切です。「その子にとっての平熱」を知っておくことで、体温の上昇の異常さを見つけることが容易になります。
37.5度前後の発熱が、ずっと続いているようなら注意が必用です。目安ですが、3日以上も続くのであれば、かかりつけの医者に相談してみてください。 もしも、7-10日あまりも続く場合、疾患を抱えている可能性があります。
尿路疾患
慢性扁桃腺炎の軽度増悪
血液疾患
内分泌疾患
幼児の微熱 [子供の微熱]
平熱は、大人よりも子供のほうが高いといわれます
普段でも熱が高めなので、ちょっと熱が上がっただけでも、恐ろしく熱が上がります。それが「微熱」でも、けっこう熱いのです。ちなみに以下が子供の平熱の平均です。
■ 年齢別の正常体温
平均値 (平均プラスマイナス標準偏差)
新生児 37.10 (36.7~37.5)
乳児 37.09 (36.8~37.3)
幼児 37.00 (36.6~37.3)
学童
午前 男 37.14 (36.6~37.5)
午前 女 36.90 (36.5~37.3)
午後 男 37.23 (36.9~37.6)
午後 女 37.10 (36.7~37.3)
驚くかと思いますが、37度以上が平均なんです。もともと、微熱とか発熱は個人差もありますが、冒頭でも言ったとおり子供は平熱が大人より高いです。小児は日々成長します。それだけ物質代謝が高いので成人よりも平熱も上になります。
しかし、そもそもどれが平熱かというのが、また問題です。一般には、わきの下や口腔内温度で37.4度までといわれますが、これも人によっては36,2度から38度という意見があります。
さらに、日内の変動がはげしいのが体温です。これは、生後3カ月あたりからリズムが作られます。午後1時から3時に最高、午前1時から3時に最低になります。
幼児の熱は変化に富んでます。熱代謝がうまくいってないのことがその理由です。
炎天下で遊びまわっているときは、日差しの熱を浴びている状態です。しかも自らも動いているのです運動による発熱もあります。こうして体温が上昇するのですが、幼児の場合、平熱に戻るまでけっこうな時間がかかります。これは「うつ熱」と呼ばれてます。
炎天下で運動させた後、身体がつらそうな状態になることがあります。
体温を計ったところなんと37.6度もある。
当然、心配になりますね。医者に連れて行こうかと考えたりします。
しかし、シャワーをあびさせて食事をさせたら、けろりと平気になり、数時間後には体調も熱も正常に戻る。
こうしたことは、幼児によくあるケースです。
幼児の微熱は、場合によって当たり前なこととうけとめましょう。37度から37.6度前後の一時的な熱は、数値でなくて全身を見て、具合を判断してください。
・下痢や嘔吐はないか
・食欲はあるか
・おしっこやは大便はどうか
・十分に水分を飲んでいるか
・今日、運動はどれだけしたか
・日中の温度はどうか
・厚着をさせてないか
・時間とともに元気がなくなることはないか
などなど。
微熱だけにとらわれるのではく、もっと全体を見つめましょう。
普段でも熱が高めなので、ちょっと熱が上がっただけでも、恐ろしく熱が上がります。それが「微熱」でも、けっこう熱いのです。ちなみに以下が子供の平熱の平均です。
■ 年齢別の正常体温
平均値 (平均プラスマイナス標準偏差)
新生児 37.10 (36.7~37.5)
乳児 37.09 (36.8~37.3)
幼児 37.00 (36.6~37.3)
学童
午前 男 37.14 (36.6~37.5)
午前 女 36.90 (36.5~37.3)
午後 男 37.23 (36.9~37.6)
午後 女 37.10 (36.7~37.3)
驚くかと思いますが、37度以上が平均なんです。もともと、微熱とか発熱は個人差もありますが、冒頭でも言ったとおり子供は平熱が大人より高いです。小児は日々成長します。それだけ物質代謝が高いので成人よりも平熱も上になります。
しかし、そもそもどれが平熱かというのが、また問題です。一般には、わきの下や口腔内温度で37.4度までといわれますが、これも人によっては36,2度から38度という意見があります。
さらに、日内の変動がはげしいのが体温です。これは、生後3カ月あたりからリズムが作られます。午後1時から3時に最高、午前1時から3時に最低になります。
幼児の熱は変化に富んでます。熱代謝がうまくいってないのことがその理由です。
炎天下で遊びまわっているときは、日差しの熱を浴びている状態です。しかも自らも動いているのです運動による発熱もあります。こうして体温が上昇するのですが、幼児の場合、平熱に戻るまでけっこうな時間がかかります。これは「うつ熱」と呼ばれてます。
炎天下で運動させた後、身体がつらそうな状態になることがあります。
体温を計ったところなんと37.6度もある。
当然、心配になりますね。医者に連れて行こうかと考えたりします。
しかし、シャワーをあびさせて食事をさせたら、けろりと平気になり、数時間後には体調も熱も正常に戻る。
こうしたことは、幼児によくあるケースです。
幼児の微熱は、場合によって当たり前なこととうけとめましょう。37度から37.6度前後の一時的な熱は、数値でなくて全身を見て、具合を判断してください。
・下痢や嘔吐はないか
・食欲はあるか
・おしっこやは大便はどうか
・十分に水分を飲んでいるか
・今日、運動はどれだけしたか
・日中の温度はどうか
・厚着をさせてないか
・時間とともに元気がなくなることはないか
などなど。
微熱だけにとらわれるのではく、もっと全体を見つめましょう。