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足に力が入らない(腰が抜けた) [足にチカラが入らない]
■ 足に力が入らない(腰が抜けた)
「足に力が入らない」症状は、たくさんあります。何回かに分けてお話しますが、まず一回目は、代表的な「腰が抜けた」事態について説明します。
「腰が抜けた~!」
あまりに驚いてしまい、動けなくなる! というのは、何かの物語でよくあるシーンです。
本当に、腰がすっぽりと抜け落ちたりすれば、その場にいた人間の方が腰を抜かしそうですが、実際に抜けるわけでは、もちろんありません。足腰にチカラが入らなくて、立てなくなる状態を「腰が抜けた」いうわけです。
ではどうして、チカラが入らなくなるのでしょう。
それは、2つの説があると考えられてます。
1 自立神経に原因
2 脳のパニック
・ 自立神経
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つがあります。交感神経は興奮を、副交感神経はリラックスを司ると思ってください。
その交感神経が働いて感情が高ぶりすぎすと、脈拍が早くなります。これが行き過ぎると、血管が収縮して、背中の筋肉である脊柱起立筋をうまく働かせることができなくなり、腰に力が入らなくなってしまいます。この状態を「腰が抜ける」というのです。
逆に、興奮状態が去ったあとで、腰が抜けることもあります。
この場合は、興奮状態の反動が原因といわれます。強い興奮や恐怖、極度に緊張したストレス状態が続いた後に、平常心に戻ると、安堵して腰が抜けるわけです。へなへなとへたり込んでしまうんですね。
・脳のパニック
脳がパニックに作用することで、腰が抜けるという考え。大脳の大脳皮質という部分には、体の動きをつかさどる運動野と、痛み・熱さ・冷たさなどを感じる知覚野があります。ひどく驚いたときには、この2つの部分がパニックに陥ります。一時的に機能がマヒしてしまうため、腰に力が入らなくなってしまうというものです。
自律神経説も脳説も、どちらもありそうですね。
では、突然、腰が抜けてしまったらどう対処したらいいのでしょうか
どちらが原因であっても、ほとんどの場合、しばらく放っておけば元のようにあ治ります。無理に動くことをしないて、そのまま安静にしてください。そうして、少し動けるようになったら、ゆっくりと背筋のストレッチを行うのが有効です。
いつまでたって治らないようならば、医者に診てももらいましょう。
自分で安易な判断はしないで、救急車を呼ぶなりしてください。
普通に生活してる範囲なら、腰が抜けてしまうようなことはめったにないはずですが、起しやすい人には共通の傾向があるようです。
物事を深刻に考えてしまう真面目な人
なにかと悲観的な人
気分の浮き沈みが激しい人
こうした性格の人は、交感神経が働いて血管が収縮しやすいので、腰を抜かすリスクが高いとされます。
一般に、足に力が入らない病気といえば、「脳に関する病気」か「自律神経失調症」です。
次回からは、そうしたところを取り上げます。
「足に力が入らない」症状は、たくさんあります。何回かに分けてお話しますが、まず一回目は、代表的な「腰が抜けた」事態について説明します。
「腰が抜けた~!」
あまりに驚いてしまい、動けなくなる! というのは、何かの物語でよくあるシーンです。
本当に、腰がすっぽりと抜け落ちたりすれば、その場にいた人間の方が腰を抜かしそうですが、実際に抜けるわけでは、もちろんありません。足腰にチカラが入らなくて、立てなくなる状態を「腰が抜けた」いうわけです。
ではどうして、チカラが入らなくなるのでしょう。
それは、2つの説があると考えられてます。
1 自立神経に原因
2 脳のパニック
・ 自立神経
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つがあります。交感神経は興奮を、副交感神経はリラックスを司ると思ってください。
その交感神経が働いて感情が高ぶりすぎすと、脈拍が早くなります。これが行き過ぎると、血管が収縮して、背中の筋肉である脊柱起立筋をうまく働かせることができなくなり、腰に力が入らなくなってしまいます。この状態を「腰が抜ける」というのです。
逆に、興奮状態が去ったあとで、腰が抜けることもあります。
この場合は、興奮状態の反動が原因といわれます。強い興奮や恐怖、極度に緊張したストレス状態が続いた後に、平常心に戻ると、安堵して腰が抜けるわけです。へなへなとへたり込んでしまうんですね。
・脳のパニック
脳がパニックに作用することで、腰が抜けるという考え。大脳の大脳皮質という部分には、体の動きをつかさどる運動野と、痛み・熱さ・冷たさなどを感じる知覚野があります。ひどく驚いたときには、この2つの部分がパニックに陥ります。一時的に機能がマヒしてしまうため、腰に力が入らなくなってしまうというものです。
自律神経説も脳説も、どちらもありそうですね。
では、突然、腰が抜けてしまったらどう対処したらいいのでしょうか
どちらが原因であっても、ほとんどの場合、しばらく放っておけば元のようにあ治ります。無理に動くことをしないて、そのまま安静にしてください。そうして、少し動けるようになったら、ゆっくりと背筋のストレッチを行うのが有効です。
いつまでたって治らないようならば、医者に診てももらいましょう。
自分で安易な判断はしないで、救急車を呼ぶなりしてください。
普通に生活してる範囲なら、腰が抜けてしまうようなことはめったにないはずですが、起しやすい人には共通の傾向があるようです。
物事を深刻に考えてしまう真面目な人
なにかと悲観的な人
気分の浮き沈みが激しい人
こうした性格の人は、交感神経が働いて血管が収縮しやすいので、腰を抜かすリスクが高いとされます。
一般に、足に力が入らない病気といえば、「脳に関する病気」か「自律神経失調症」です。
次回からは、そうしたところを取り上げます。
足に力が入らない(脳に関する病気) [足にチカラが入らない]
■ 足に力が入らない(脳に関する病気)
なかなか立ち上がれない。
足に力が入らない。
このような症状について、前回は「腰が抜ける」話をしました。
でも一般的に「足に力が入らない」症状が起こる病気といえば、「脳に関する病気」または「自律神経失調症」です。ここでは、そのうちの「脳に関する病気」について触れたいと思います。
脳に関する病気で、足に力が入らなくなるのは、「脳梗塞」の可能性が高いです。
脳梗塞の主な症状としては、次のようなものが挙げられます。
・ 片方の手足がしびれる
・ 足がもつれる
・ 手足に力が入らない
・ ろれつがまわらない
・ 言葉がとっさに出てこない
・ 他人の言うことが分からない
・ ものが見えにくい
このうち、1つでも症状があれば脳梗塞を疑がってください。「しばらく様子を見よう」などとは考えないこと。ただちに病院に駆けつけることが大切です。
脳梗塞とは、脳に血液が行かなくなって活動が停止する病気です。
症状は、まず脳の血管が詰まったり、何らかの原因によって、脳の血のめぐりが悪くなります。正常時の5分の1から10分の1くらいに低下するので、脳組織が酸素欠乏や栄養不足に陥ります。その状態がある程度の時間続いた結果、その部位の脳組織が壊死(えし)(梗塞)してしまったものが、脳梗塞なのです。
脳梗塞は、以前2つに分けられていました。
脳血栓症(のうけっせんしょう)
血管が動脈硬化によりだんだん細くなり、最後には詰まってしまう状態
脳塞栓症(のうそくせんしょう)
どこかにできた血栓がはがれて、栓子(せんし)となって脳に流れてきて詰まる状態
でも最近は、3つに分類することが多くなってきてます。 予防的な立場と、脳梗塞が起きた直後の治療の面から症状を段階的に分けているのです。
1 アテローム血栓性脳梗塞
動脈硬化が起こり、血管が詰まってしまったり血流が悪くなる状態
2 心原性脳塞栓症(しんげんせいのうそくせんしょう)
心臓のなかに血栓ができて、脳に流れてきて詰まった状態
3 ラクナ梗塞
脳の深部の細い血管が詰まり、直径15mm以下の小さな脳梗塞ができた状態
■ 脳梗塞の兆候の前の兆候
脳梗塞はいきなり起こるものではないといいます。上記の3つの段階の前に、一歩手前の症状があるのです。それが、「一過性脳虚血発作」です。
一過性脳虚血発作は「TIA」とも呼ばれています。
transient[一過性の]ischemic[血流が乏しくなる]attack[発作]の英語の略称です。
この言葉が示しているとおり、脳の一部の血液の流れが一時的に悪くなることをいいます。半身の運動まひなどの症状が現れるのですが、24時間以内に完全に消えてしまいます。24時間といえば、一日です。それほど続けばさすがに医者にいくでしょうが、多くの場合、数分から数十分で治まってしまいます。
脳細胞に栄養を与えている脳の動脈が、血栓で詰まる症状です。動脈が詰まるので、症状が現れるのですが、脳細胞が死んでしまう前に血液の流れが回復します。再びよくなるために、脳細胞が元の機能を取り戻し、症状も消えてなくなります。
「 なんとも無かったんだな・・・」
そう思わせてしまうのが、「一過性脳虚血発作」の怖いところ。安心して忘れてしまう。言い換えれば、見ないふりをしてしまうのです。一度でも、発作が起こったということは、脳内に黄色信号が灯った証拠。
脳の血液の流れが悪い状態が続くと脳細胞は死んでしまい、運動まひなどの症状も残ってしまいます。そうした、一過性脳虚血発作が進行した状態こそが、「脳梗塞」というわけです。
なかなか立ち上がれない。
足に力が入らない。
このような症状について、前回は「腰が抜ける」話をしました。
でも一般的に「足に力が入らない」症状が起こる病気といえば、「脳に関する病気」または「自律神経失調症」です。ここでは、そのうちの「脳に関する病気」について触れたいと思います。
脳に関する病気で、足に力が入らなくなるのは、「脳梗塞」の可能性が高いです。
脳梗塞の主な症状としては、次のようなものが挙げられます。
・ 片方の手足がしびれる
・ 足がもつれる
・ 手足に力が入らない
・ ろれつがまわらない
・ 言葉がとっさに出てこない
・ 他人の言うことが分からない
・ ものが見えにくい
このうち、1つでも症状があれば脳梗塞を疑がってください。「しばらく様子を見よう」などとは考えないこと。ただちに病院に駆けつけることが大切です。
脳梗塞とは、脳に血液が行かなくなって活動が停止する病気です。
症状は、まず脳の血管が詰まったり、何らかの原因によって、脳の血のめぐりが悪くなります。正常時の5分の1から10分の1くらいに低下するので、脳組織が酸素欠乏や栄養不足に陥ります。その状態がある程度の時間続いた結果、その部位の脳組織が壊死(えし)(梗塞)してしまったものが、脳梗塞なのです。
脳梗塞は、以前2つに分けられていました。
脳血栓症(のうけっせんしょう)
血管が動脈硬化によりだんだん細くなり、最後には詰まってしまう状態
脳塞栓症(のうそくせんしょう)
どこかにできた血栓がはがれて、栓子(せんし)となって脳に流れてきて詰まる状態
でも最近は、3つに分類することが多くなってきてます。 予防的な立場と、脳梗塞が起きた直後の治療の面から症状を段階的に分けているのです。
1 アテローム血栓性脳梗塞
動脈硬化が起こり、血管が詰まってしまったり血流が悪くなる状態
2 心原性脳塞栓症(しんげんせいのうそくせんしょう)
心臓のなかに血栓ができて、脳に流れてきて詰まった状態
3 ラクナ梗塞
脳の深部の細い血管が詰まり、直径15mm以下の小さな脳梗塞ができた状態
■ 脳梗塞の兆候の前の兆候
脳梗塞はいきなり起こるものではないといいます。上記の3つの段階の前に、一歩手前の症状があるのです。それが、「一過性脳虚血発作」です。
一過性脳虚血発作は「TIA」とも呼ばれています。
transient[一過性の]ischemic[血流が乏しくなる]attack[発作]の英語の略称です。
この言葉が示しているとおり、脳の一部の血液の流れが一時的に悪くなることをいいます。半身の運動まひなどの症状が現れるのですが、24時間以内に完全に消えてしまいます。24時間といえば、一日です。それほど続けばさすがに医者にいくでしょうが、多くの場合、数分から数十分で治まってしまいます。
脳細胞に栄養を与えている脳の動脈が、血栓で詰まる症状です。動脈が詰まるので、症状が現れるのですが、脳細胞が死んでしまう前に血液の流れが回復します。再びよくなるために、脳細胞が元の機能を取り戻し、症状も消えてなくなります。
「 なんとも無かったんだな・・・」
そう思わせてしまうのが、「一過性脳虚血発作」の怖いところ。安心して忘れてしまう。言い換えれば、見ないふりをしてしまうのです。一度でも、発作が起こったということは、脳内に黄色信号が灯った証拠。
脳の血液の流れが悪い状態が続くと脳細胞は死んでしまい、運動まひなどの症状も残ってしまいます。そうした、一過性脳虚血発作が進行した状態こそが、「脳梗塞」というわけです。