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夏の咳。ほんとうに風邪? [季節の症状]
■ 夏の咳。ほんとうに風邪?
痰は、ウイルスが肺へ侵入するのを白血球食い止めた結果、発生したゴミです。普段でも若干の痰はでますが、インフルエンザなどの感染症にかかれば、ウィルス量がハンパないので痰の量も多くなります。
咳はでるけど痰は出ない。いわゆる「空咳」の症状が長期化する場合には、注意が必要です。風邪のような軽い感染症ではなく、別の病気が考えられるのです。代表的な例として挙げられるのが「咳ぜんそく」です
・風邪か咳ぜんそくか?
どちらも咳がでるので、区別がつきません。近年はこの「咳ぜんそく」が増えていってます。
そこで咳ぜんそくを疑う期間の目安に「1週間以上咳が続く」ことが上げられます。痰のでない咳が長引くようなら医療機関を訪ねるべきでしょう。
咳ぜんそくが増えている要因としては、アトピーなどのアレルギー疾患が増加があります。しかしそれだけでなく、忙しい現代社会では病院で診察を受ける時間が捻出できないといった事情、不景気のために風邪ぐらいでは病院に行かないといった経済的な要因も考えられます。
・夏型過敏性肺炎
梅雨の時期に気をつけてほしい病気があります。それは夏型過敏性肺炎。この病気も痰の出ない咳から始まりますが、息切れを起こして呼吸困難が続きます。原因は、梅雨の時期に生える白いカビ(トリコスポロン)。このカビは、温度が20度以上、湿度が60%以上になると繁殖をし始めます。胞子をたくさん飛ばしますが、それが体内に侵入すると肺炎を引き起こすのです。
苗床としては、古くなった木や畳、カーペットを好んで生息します。キッチンの床下やお風呂・脱衣所などといった、風通しの悪い場所も要注意です。築年数が古いほど発生リスクが高くなります。古い木造住宅のほか、陽当たりの悪いマンションでも起きやすくなっています。カビが繁殖した場合は、家の中にいると症状がひどくなります。
夏型過敏性肺炎が疑われるケース
会社や学校では何ともない
帰宅すると咳が出る
1日家にいると咳がどんどんひどくなる
一般的には、気管支拡張治療などの薬剤で治ります。しかし帰宅すると体調を崩すことから投薬との追いかけっこになります。そこで抜本的な治療方法として「引っ越し」や「建て替え」を選択する方が少なくありません。
たとえば、台所の床のフローリングが腐っていてカビの温床になっていたことから、床をリフォームするとか。修築の間はどこかに移り住みますが、その期間はまったく症状が出なかったのであれば、床のカビが原因だと改めて確信できます。その場合は、リフォーム後にまったく咳が出なくなることもあります。
咳が出たときの対策として、室内の湿度を調整することがありますが、こうした方法にも注意が必要です。インフルエンザなど感染症の咳では加湿器が有効です。しかし、夏型過敏性肺炎は加湿器が逆効果となります。