■ よく読まれているコンテンツ 1 男性の下腹部の痛むとき 2 毛が抜ける(抜け毛)の信じられない原因 3 子供(男の子)のちんちんと尿 4 微熱 5 息苦しい 6 寝汗のタイプと改善法 |
|
子宮体癌について [子宮・生理]
■ 子宮体癌について
子宮体癌とは、子宮体部にできる癌のひとつです。子宮は子宮頚部、子宮峡部、子宮体部の三つの部分から構成されていますが、子宮にできる癌のうち、子宮体部にできる癌が子宮体癌です。婦人科の癌で最も多いのが、この子宮体癌です。
50~60歳代の女性の発症が多いとされていましたが、最近では、年齢に無関係に発症が増えてきています。先進国に多い癌のひとつともいわれます。
・子宮体癌の原因
エストロゲンというホルモンが、長期に渡って過剰に子宮に作用すると、子宮体癌ができやすいといわれています。主な原因は女性ホルモンのバランスが崩れること。エストロゲンが多い人に共通する特徴があります。
未産婦
不妊
肥満
糖尿病
高血圧
脂肪分をたくさん摂取
ご自分では避けられない原因もありますが、肥満や高血圧などは、生活改善で乗り切れる可能性があります。
・子宮体癌の治療
子宮体癌には四つの治療方法があります。外科療法、放射線療法、化学療法、ホルモン療法です。癌の進み具合に応じて、ひとつずつか、複数を組み合わせて治療を行っていきます。具体的には次のような治療になります。
1 外科療法
できる限り癌を取り除く治療です。外科療法でお腹を開けてみて初めて、その子宮体癌の進行具合が確定されます。進行具合によって、以下の二つの術式があります。
A 単純子宮全摘出術と両側付属器切除術(ATH+BSO)
お腹を開けて、子宮と、両側の卵巣と卵管を切除します。
B 広汎性子宮全摘出術(ATH+BSO+Om+PLN+PAN)
Aのように、子宮、両側の卵巣・卵管の摘出に加え、骨盤内のリンパ節、大動脈近くのリンパ節、胃からぶらさがる大網(リンパ節と血管の塊)の切除を行います。
2 放射線療法
強いX線を使ってがん細胞を殺し、癌を小さくしていきます。放射線治療は体の外から行う外照射(WP照射)と、X線を出す物質(線源)を充てんしたプラスチックの棒を癌の存在する場所の子宮腔内及び腟内に入れてして行う方法(腔内照射)があります。この治療は単独、または手術療法と組み合わせることで治癒率を高めます。
3 化学療法
化学療法とは抗癌剤を使って治療することです。外科療法や放射線療法と併用する場合があります。治療施設によって治療方法は変わってきますが、癌がすでに全身に広がってしまった場合、この化学療法だけを行うのが標準的な治療とされています。
4 ホルモン療法
ホルモン療法では黄体ホルモンの働きがある経口内服剤が用いられます。ごく早期の子宮体癌で、子宮を摘出しないで残したいと希望する若い女性の場合にこの治療法が選択されることがあります。その場合、癌の病巣がある子宮の内膜をすべてかき出す治療(掻爬術)と組み合わせて行います。
治療法は、日々進化していってます。医者には、これ以外にも最新の治療法を進められるかもしれません。
子宮体癌とは、子宮体部にできる癌のひとつです。子宮は子宮頚部、子宮峡部、子宮体部の三つの部分から構成されていますが、子宮にできる癌のうち、子宮体部にできる癌が子宮体癌です。婦人科の癌で最も多いのが、この子宮体癌です。
50~60歳代の女性の発症が多いとされていましたが、最近では、年齢に無関係に発症が増えてきています。先進国に多い癌のひとつともいわれます。
・子宮体癌の原因
エストロゲンというホルモンが、長期に渡って過剰に子宮に作用すると、子宮体癌ができやすいといわれています。主な原因は女性ホルモンのバランスが崩れること。エストロゲンが多い人に共通する特徴があります。
未産婦
不妊
肥満
糖尿病
高血圧
脂肪分をたくさん摂取
ご自分では避けられない原因もありますが、肥満や高血圧などは、生活改善で乗り切れる可能性があります。
・子宮体癌の治療
子宮体癌には四つの治療方法があります。外科療法、放射線療法、化学療法、ホルモン療法です。癌の進み具合に応じて、ひとつずつか、複数を組み合わせて治療を行っていきます。具体的には次のような治療になります。
1 外科療法
できる限り癌を取り除く治療です。外科療法でお腹を開けてみて初めて、その子宮体癌の進行具合が確定されます。進行具合によって、以下の二つの術式があります。
A 単純子宮全摘出術と両側付属器切除術(ATH+BSO)
お腹を開けて、子宮と、両側の卵巣と卵管を切除します。
B 広汎性子宮全摘出術(ATH+BSO+Om+PLN+PAN)
Aのように、子宮、両側の卵巣・卵管の摘出に加え、骨盤内のリンパ節、大動脈近くのリンパ節、胃からぶらさがる大網(リンパ節と血管の塊)の切除を行います。
2 放射線療法
強いX線を使ってがん細胞を殺し、癌を小さくしていきます。放射線治療は体の外から行う外照射(WP照射)と、X線を出す物質(線源)を充てんしたプラスチックの棒を癌の存在する場所の子宮腔内及び腟内に入れてして行う方法(腔内照射)があります。この治療は単独、または手術療法と組み合わせることで治癒率を高めます。
3 化学療法
化学療法とは抗癌剤を使って治療することです。外科療法や放射線療法と併用する場合があります。治療施設によって治療方法は変わってきますが、癌がすでに全身に広がってしまった場合、この化学療法だけを行うのが標準的な治療とされています。
4 ホルモン療法
ホルモン療法では黄体ホルモンの働きがある経口内服剤が用いられます。ごく早期の子宮体癌で、子宮を摘出しないで残したいと希望する若い女性の場合にこの治療法が選択されることがあります。その場合、癌の病巣がある子宮の内膜をすべてかき出す治療(掻爬術)と組み合わせて行います。
治療法は、日々進化していってます。医者には、これ以外にも最新の治療法を進められるかもしれません。
タグ:子宮体癌について