■ よく読まれているコンテンツ 1 男性の下腹部の痛むとき 2 毛が抜ける(抜け毛)の信じられない原因 3 子供(男の子)のちんちんと尿 4 微熱 5 息苦しい 6 寝汗のタイプと改善法 |
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下痢の原因について3 [下痢の症状]
■ 下痢の原因について3(放っておいても大丈夫な下痢)
下痢の原因も、3回目になりました。
たかが下痢。されど下痢です。
ちょっとした食あたりが原因ということもあれば、命を落としかねない病気が潜んでいることもあります。もっとも、なんでもかんでも恐れていては、身が身ちません。
そこで今回は、ちょっとでも安心していただくため、「ほったからかしても問題のない」タイプの下痢について取り上げたいと思います。よくある原因としては、食べすぎやストレス、お腹の冷えなどが挙げられます。
「 あー、知ってるよ 」
どれもこれも、きっと予想の範囲内かと思いますが、一応、目を通しておいてください。
○ 食べ過ぎが原因の下痢
おいしいからと言って、つい食事を摂り過ぎてしまいがちですが。食べすぎは、消化不良を起こし下痢になります。食べすぎは控えましょう。ではなぜ食べ過ぎると、下痢になるのでしょう。
通常、モノを食べると胃から腸へ消化がゆっくりと進んでいきます。ところが多く食べると、それまでに食べていた物を急いで身体が排出しようとします。大腸では水分を吸収するのですが、まだ水分が多いままの便が直腸まで押し出してしまうわけです。
口から入った食べた物が下痢便となるのではありません。以前に食べた消化中のモノが、一部未消化のまま早めに出てきます。消化不良物や、そこから発生したガスが腸の粘膜を刺激して、腸が異常収縮して下痢に至るんです
○ ストレスが原因でおこる下痢
仕事や勉強に考え込んだり、人間関係がうまくいかなかったり、仲の良い相手とつい喧嘩したり。ストレスの種はどこにでも転がっています。そうした心の疲れで下痢を起こすこともありますよね。たいては、一過性のものなので心配はないでしょう。数日のあいだ様子をみて、調子が戻りそうならそのままで大丈夫でしょう。
ところで、ストレスと下痢の関係はどうなっているのでしょう。
排便は大腸の蠕動運動によって促進されていますが、これは、自律神経によってコントロールされています。自律神経には交感神経と副交感神経があります。交感神経は活動を促進させて、副交感神経は活動を休ませるように働くようになってます。大腸は、リラックスしているときほど活発になるので、仕事中や体が運動状態のときはより、休んでいるときのほうが排便しやすくなるのです。
うまくできてますね。
自律神経の働きが乱れると、仕事中や運動中でも、大腸の蠕動運動が盛んになることがあります。そして、自律神経を乱しやすいのが「ストレス」です。
身体が動いている時間は、便が運ばれにくい状態です。ふつうなら、この時間に大腸で水分が吸収されるのですが、水分が吸収される前に直腸に運ばれるので、水様便や泥状便といった下痢を急激に引き起こします。。
このような下痢型とは逆に、便秘になることもあります。ストレスによって大腸の蠕動運動が減少する場合もあるのです。腸の中で便の通過速度が遅くなると、必要以上に水分が吸収されるので、便秘に至るわけです。
腸は「第二の脳」ともいわれるほど神経細胞の多い臓器です。これら神経細胞は脳と関連しているので、脳がストレスを感じると、腸も刺激を感じ取ります。腸のストレスは厳秘や下痢になりますが、この症状が、今度は脳に刺激を与えてストレスを増加させます。
ストレスが胃腸を不調にする。その不調がストレスになる。
このような仕組みを「脳腸相関」といいます。
脳と腸には密接な関係があるのですが、こうなると迷惑ですね。
ちなみに、ストレスが原因で起こる下痢を解決するには、深呼吸と笑顔が効果的だそうです。1日に5回。1回に5回の深呼吸をする。無理にでも笑って免疫を高める。これだけですがストレスに効果があります。
むむ。
意外に、ボリュームのある文章になってしまいましたね。
「お腹の冷え」については次回に回します。
下痢の原因も、3回目になりました。
たかが下痢。されど下痢です。
ちょっとした食あたりが原因ということもあれば、命を落としかねない病気が潜んでいることもあります。もっとも、なんでもかんでも恐れていては、身が身ちません。
そこで今回は、ちょっとでも安心していただくため、「ほったからかしても問題のない」タイプの下痢について取り上げたいと思います。よくある原因としては、食べすぎやストレス、お腹の冷えなどが挙げられます。
「 あー、知ってるよ 」
どれもこれも、きっと予想の範囲内かと思いますが、一応、目を通しておいてください。
○ 食べ過ぎが原因の下痢
おいしいからと言って、つい食事を摂り過ぎてしまいがちですが。食べすぎは、消化不良を起こし下痢になります。食べすぎは控えましょう。ではなぜ食べ過ぎると、下痢になるのでしょう。
通常、モノを食べると胃から腸へ消化がゆっくりと進んでいきます。ところが多く食べると、それまでに食べていた物を急いで身体が排出しようとします。大腸では水分を吸収するのですが、まだ水分が多いままの便が直腸まで押し出してしまうわけです。
口から入った食べた物が下痢便となるのではありません。以前に食べた消化中のモノが、一部未消化のまま早めに出てきます。消化不良物や、そこから発生したガスが腸の粘膜を刺激して、腸が異常収縮して下痢に至るんです
○ ストレスが原因でおこる下痢
仕事や勉強に考え込んだり、人間関係がうまくいかなかったり、仲の良い相手とつい喧嘩したり。ストレスの種はどこにでも転がっています。そうした心の疲れで下痢を起こすこともありますよね。たいては、一過性のものなので心配はないでしょう。数日のあいだ様子をみて、調子が戻りそうならそのままで大丈夫でしょう。
ところで、ストレスと下痢の関係はどうなっているのでしょう。
排便は大腸の蠕動運動によって促進されていますが、これは、自律神経によってコントロールされています。自律神経には交感神経と副交感神経があります。交感神経は活動を促進させて、副交感神経は活動を休ませるように働くようになってます。大腸は、リラックスしているときほど活発になるので、仕事中や体が運動状態のときはより、休んでいるときのほうが排便しやすくなるのです。
うまくできてますね。
自律神経の働きが乱れると、仕事中や運動中でも、大腸の蠕動運動が盛んになることがあります。そして、自律神経を乱しやすいのが「ストレス」です。
身体が動いている時間は、便が運ばれにくい状態です。ふつうなら、この時間に大腸で水分が吸収されるのですが、水分が吸収される前に直腸に運ばれるので、水様便や泥状便といった下痢を急激に引き起こします。。
このような下痢型とは逆に、便秘になることもあります。ストレスによって大腸の蠕動運動が減少する場合もあるのです。腸の中で便の通過速度が遅くなると、必要以上に水分が吸収されるので、便秘に至るわけです。
腸は「第二の脳」ともいわれるほど神経細胞の多い臓器です。これら神経細胞は脳と関連しているので、脳がストレスを感じると、腸も刺激を感じ取ります。腸のストレスは厳秘や下痢になりますが、この症状が、今度は脳に刺激を与えてストレスを増加させます。
ストレスが胃腸を不調にする。その不調がストレスになる。
このような仕組みを「脳腸相関」といいます。
脳と腸には密接な関係があるのですが、こうなると迷惑ですね。
ちなみに、ストレスが原因で起こる下痢を解決するには、深呼吸と笑顔が効果的だそうです。1日に5回。1回に5回の深呼吸をする。無理にでも笑って免疫を高める。これだけですがストレスに効果があります。
むむ。
意外に、ボリュームのある文章になってしまいましたね。
「お腹の冷え」については次回に回します。
下痢の原因について 1 [下痢の症状]
■ 下痢の原因について
あなた自身や、身の回りにお腹の弱い人はいませんか?
ほんの少し環境が変わった。いつもと食材が違う料理。いつもより、ちょっとだけコーヒーやお酒を飲みすぎた。
こうした些細なことで、胃腸の調子を崩し、下痢をしてしまう人がいます。
また、風邪などの細菌による病気や内臓疾患などで、下痢を起こした人も多いでしょう。
わりと、いつでも誰にでも起こってしまうのが下痢。身近な症状なんですが、その仕組みについて注意を払う人は点くないように思えます。どんなに苦しんでいたとして、健康な状態に戻れば、忘れてしまうようですね。
下痢とは、いったいどういうものなのでしょうか?
下痢になる直接の要因はさまざまなんですが、共通する症状と原因があります。下痢というのは、「便の水分量が多くなって腹痛を伴いつつ便の回数が増える」症状を起こすもので、「体の中にある悪い物を、外に出そうとする生理反応」です。体を守るガードシステムこそが下痢ということです。
下痢を起こすと体が弱ってきます。それは、病原菌などの悪い物を体の外に出し、体の中に入って来た外敵から身を守っている証拠ともいえます。異物を排出している最中なので、薬などで無理に下痢を止めるのはよくないと考えられています。
そうはいっても、下痢の症状は、それなりに身体の負担となります。すぐに回復すればいいのですが、慢性的に続く場合は、切実な問題となります。「下痢が続いてる原因」を突き止めて、改善策を考えていきましょう。
次回から、具体的な原因などをお話します。
あなた自身や、身の回りにお腹の弱い人はいませんか?
ほんの少し環境が変わった。いつもと食材が違う料理。いつもより、ちょっとだけコーヒーやお酒を飲みすぎた。
こうした些細なことで、胃腸の調子を崩し、下痢をしてしまう人がいます。
また、風邪などの細菌による病気や内臓疾患などで、下痢を起こした人も多いでしょう。
わりと、いつでも誰にでも起こってしまうのが下痢。身近な症状なんですが、その仕組みについて注意を払う人は点くないように思えます。どんなに苦しんでいたとして、健康な状態に戻れば、忘れてしまうようですね。
下痢とは、いったいどういうものなのでしょうか?
下痢になる直接の要因はさまざまなんですが、共通する症状と原因があります。下痢というのは、「便の水分量が多くなって腹痛を伴いつつ便の回数が増える」症状を起こすもので、「体の中にある悪い物を、外に出そうとする生理反応」です。体を守るガードシステムこそが下痢ということです。
下痢を起こすと体が弱ってきます。それは、病原菌などの悪い物を体の外に出し、体の中に入って来た外敵から身を守っている証拠ともいえます。異物を排出している最中なので、薬などで無理に下痢を止めるのはよくないと考えられています。
そうはいっても、下痢の症状は、それなりに身体の負担となります。すぐに回復すればいいのですが、慢性的に続く場合は、切実な問題となります。「下痢が続いてる原因」を突き止めて、改善策を考えていきましょう。
次回から、具体的な原因などをお話します。
痒みの症状について 3 [身体の信号]
■ 痒みの症状について 3
かゆみの3回目です。
今回は「アトピー性皮膚炎」と「皮脂欠乏性湿疹」について考えましょう。
・アトピー性皮膚炎
かゆみの強い湿疹を繰り返すのが特徴のアトピー性皮膚炎。かゆいだけでなく、なかなか治すのが難しいという、非情にやっかいな皮膚疾患です。
始めに、皮膚にかゆみの強い湿疹ができます。その湿疹が、よくなったり悪くなったりを何度も何度も、繰り返ていく病気です。発症が早い場合であれば、生後2~3ヵ月を過ぎたころから始まります。
年齢によってその症状は、変化していきます。大人になっても、なかなか治らないこともあります。いつまでも付き合い続けなければいけない、困った病気といえます。
アトピー性皮膚炎にかかるのは、「アトピー体質」という遺伝的要素をもっている人です。要素を持っているだけでは、病気になりませんが、条件が加わるとかゆみを発症するのです。その条件とは、ダニやホコリ、食べ物などのアレルゲンなど。そこに、乾燥や汗などの環境要因が加わって、アトピー性皮膚炎が起こるといわれます。
アトピー患者には、遺伝的に肌の保湿成分が欠乏しているといいます。治療は、「ステロイド外用薬」や「タクロリムス軟膏」などの塗り薬で炎症をおさえるのが基本ですが、お風呂上りに、肌が湿っているときに塗らないと効果は低いようです。
・ 皮脂欠乏性湿疹
頭部や顔面、わきの下など皮脂の分泌の多い部位に発生する疾患です。高齢者に多いとされていますが、幅広い年齢に発生します。原因としては、皮脂を分泌する機能が正常に働かないことや、皮脂を好むカビ(マラセチア菌)が影響していると言われます。
症状ですが、乳児期には、黄白色の脂っぽい厚いかさぶたが付着します。思春期以降になると、頭部のふけが増えて、細かい鱗屑(りんせつ)の付着した紅斑(こうはん)が生じます。
ちなみに、「鱗屑」というのは表皮の角質が肥えて厚くってはがれたもので、「紅斑」は皮膚表面に発赤を伴った状態をいいます。
頭部はかゆいのですが、顔面はそれほどかゆくないというが特徴があります。
かゆみの3回目です。
今回は「アトピー性皮膚炎」と「皮脂欠乏性湿疹」について考えましょう。
・アトピー性皮膚炎
かゆみの強い湿疹を繰り返すのが特徴のアトピー性皮膚炎。かゆいだけでなく、なかなか治すのが難しいという、非情にやっかいな皮膚疾患です。
始めに、皮膚にかゆみの強い湿疹ができます。その湿疹が、よくなったり悪くなったりを何度も何度も、繰り返ていく病気です。発症が早い場合であれば、生後2~3ヵ月を過ぎたころから始まります。
年齢によってその症状は、変化していきます。大人になっても、なかなか治らないこともあります。いつまでも付き合い続けなければいけない、困った病気といえます。
アトピー性皮膚炎にかかるのは、「アトピー体質」という遺伝的要素をもっている人です。要素を持っているだけでは、病気になりませんが、条件が加わるとかゆみを発症するのです。その条件とは、ダニやホコリ、食べ物などのアレルゲンなど。そこに、乾燥や汗などの環境要因が加わって、アトピー性皮膚炎が起こるといわれます。
アトピー患者には、遺伝的に肌の保湿成分が欠乏しているといいます。治療は、「ステロイド外用薬」や「タクロリムス軟膏」などの塗り薬で炎症をおさえるのが基本ですが、お風呂上りに、肌が湿っているときに塗らないと効果は低いようです。
・ 皮脂欠乏性湿疹
頭部や顔面、わきの下など皮脂の分泌の多い部位に発生する疾患です。高齢者に多いとされていますが、幅広い年齢に発生します。原因としては、皮脂を分泌する機能が正常に働かないことや、皮脂を好むカビ(マラセチア菌)が影響していると言われます。
症状ですが、乳児期には、黄白色の脂っぽい厚いかさぶたが付着します。思春期以降になると、頭部のふけが増えて、細かい鱗屑(りんせつ)の付着した紅斑(こうはん)が生じます。
ちなみに、「鱗屑」というのは表皮の角質が肥えて厚くってはがれたもので、「紅斑」は皮膚表面に発赤を伴った状態をいいます。
頭部はかゆいのですが、顔面はそれほどかゆくないというが特徴があります。
胸(乳房)の痛み 4 [女性の胸の痛み]
■ 胸(乳房)の痛み 4
乳房の病気で怖いのは、やはり乳癌です。
ただし、怖いといっても進行が遅いという特徴があります。
早く見つけてしまえば、怖いことはないのです。
そのため、大切なのが、日頃からの予防や対策です。
■ 日常生活でできる予防法
月に1回は、乳がんのチェックをします。
チェックといっても、医者に行くわけではありません。あなた自身で、自分をチェックするのです。項目はたったの3つ。次の順序にしたがって、自己検査を行いましょう。
1 鏡を使う
鏡の前に立って自分の乳房を確認。
両手を挙げたり下げたりして、乳房の形や色を観察します。
2 立った状態で
立ったまま、親指以外の4本の指の腹で乳房を押さえます。
抑えたまま渦巻き状に動かし、しこりがないか調べます。
3 仰向けに寝る
仰向けになって調べます。方法は2と同じ。
乳房の方の手を上に挙げます。
親指以外の4本の指の腹で乳房を押さえながら渦巻状に動かします。
乳房全体や、脇の下にもしこりがないか、よく調べることです。
以上の3つを、両方の乳房で行います。癌の中で乳がんだけは、唯一、自分自身で発見できる癌です。日頃から自分の乳房をよく見たり、触ったりする習慣をつけておくようにしましょう。
こうして、日頃のチェックをしつつ、年に1度は健康診断や医療機関で乳がんの検診を受けます。検診方法は「視触診」「エコー検診」「マンモグラフィ」です。
医師が乳房の形を見て、次に触れてしこりの有無を確認するのが「視触診」。超音波で乳房内部の画像を映すのが「エコー検診」乳房の中を微量のX線撮影で細かくみるのが「マンモグラフィ」です。エコー検診やマンモブラフィでは、しこりの全体像を見るので、ある程度、良性か悪性かを判断することができます。
乳がんは早期発見が全て。早い治療を行えば、乳房を失うことなくほとんどが治ります。乳がんは、早期発見が大切なんです。
■ 対処法
ほかの癌と違って、乳がんの場合だけは、自分で異常に気付いて受診したというケースがよくあります。異常の種類は次のとおり。
乳房にしこり
皮膚のしわやへこみ
皮膚の変色
乳頭からの出血
乳頭のひきつれ
乳頭のへこみ
異物感
「なんか変だな。」と、気のせいかもしれない場合でも、早急に主治医や専門医のいる病院を受診することがポイントです。
受診先は、「婦人科」と思っている人が多いようです。ところが、乳房の病気を専門領域にしているのは外科です。最近になって乳房の病気を専門としている「乳腺外科」も登場してます。乳房に関しては、「婦人科」よりも、外科か乳腺外科のほうがいいでしょう。
乳房の病気で怖いのは、やはり乳癌です。
ただし、怖いといっても進行が遅いという特徴があります。
早く見つけてしまえば、怖いことはないのです。
そのため、大切なのが、日頃からの予防や対策です。
■ 日常生活でできる予防法
月に1回は、乳がんのチェックをします。
チェックといっても、医者に行くわけではありません。あなた自身で、自分をチェックするのです。項目はたったの3つ。次の順序にしたがって、自己検査を行いましょう。
1 鏡を使う
鏡の前に立って自分の乳房を確認。
両手を挙げたり下げたりして、乳房の形や色を観察します。
2 立った状態で
立ったまま、親指以外の4本の指の腹で乳房を押さえます。
抑えたまま渦巻き状に動かし、しこりがないか調べます。
3 仰向けに寝る
仰向けになって調べます。方法は2と同じ。
乳房の方の手を上に挙げます。
親指以外の4本の指の腹で乳房を押さえながら渦巻状に動かします。
乳房全体や、脇の下にもしこりがないか、よく調べることです。
以上の3つを、両方の乳房で行います。癌の中で乳がんだけは、唯一、自分自身で発見できる癌です。日頃から自分の乳房をよく見たり、触ったりする習慣をつけておくようにしましょう。
こうして、日頃のチェックをしつつ、年に1度は健康診断や医療機関で乳がんの検診を受けます。検診方法は「視触診」「エコー検診」「マンモグラフィ」です。
医師が乳房の形を見て、次に触れてしこりの有無を確認するのが「視触診」。超音波で乳房内部の画像を映すのが「エコー検診」乳房の中を微量のX線撮影で細かくみるのが「マンモグラフィ」です。エコー検診やマンモブラフィでは、しこりの全体像を見るので、ある程度、良性か悪性かを判断することができます。
乳がんは早期発見が全て。早い治療を行えば、乳房を失うことなくほとんどが治ります。乳がんは、早期発見が大切なんです。
■ 対処法
ほかの癌と違って、乳がんの場合だけは、自分で異常に気付いて受診したというケースがよくあります。異常の種類は次のとおり。
乳房にしこり
皮膚のしわやへこみ
皮膚の変色
乳頭からの出血
乳頭のひきつれ
乳頭のへこみ
異物感
「なんか変だな。」と、気のせいかもしれない場合でも、早急に主治医や専門医のいる病院を受診することがポイントです。
受診先は、「婦人科」と思っている人が多いようです。ところが、乳房の病気を専門領域にしているのは外科です。最近になって乳房の病気を専門としている「乳腺外科」も登場してます。乳房に関しては、「婦人科」よりも、外科か乳腺外科のほうがいいでしょう。
タグ:乳房 痛み
胸(乳房)の痛み 3 [女性の胸の痛み]
■ 胸(乳房)の痛み 3
次回に続き、「乳房が痛くなる病気」の説明です
4.乳腺症
乳腺に、良性のしこりができる症状です。乳腺の病気の中では最も発症します。年代的には30代~40代によくみられます。次のような特徴があります。
乳房の片方か両方
境目のはっきりしなく弾力がある
大小さまざま
数は複数
生理の前に大きくなって、始まると小さくなるのも特徴です。また、しこりは手で触れても感じます。乳がんと間違えられることもよくあります。乳房に張りや痛みを感じることもあるのですが、生理前には強まって、生理の始まりにやわらぎます。
原因は、「卵巣ホルモンの周期的な変化に乳腺が次第に同調できなくなる」と考えられてますが、明らかではありません。「本来は病気ではない」ので治療の対象にはなりませんが、生検(患部の一部を切り取って,顕微鏡などで調べる検査)なとで増殖性が確認された場合は、乳がんが発症するリスクが高くなります。
5.乳腺線維腺腫
乳腺に、良性の腫瘍ができる疾患のこと。大豆サイズ~ジャガイモサイズくらいのしこりが、乳房にできます。見た目にはっきりしていて立体感があり、手で触るとコロコロと逃げるように動きます。痛みはありません。
近年の研究によって、腫瘍でなくて炎症に近いと判明してます。良性なので転移はしませんし癌化の可能性もありません。しかし、見た目に醜いほど大きくなることもあります。そうした理由から、手術で摘出しまうことも少なくありません。
6.乳がん
ご存知、乳腺にできるがんです。40代以上に多く発症します。とくに乳癌になりやすい人は次のとおり。
肥満の人
高齢出産をした人
授乳の経験が少ない人
癌にかかった人が親族にいる
痛みのない硬いしこりが乳房にできます。押しても動きません。癌が進行していくと「皮膚にへこみができたり」「乳首から血の混じった分泌物が出る」といった症状が起こることがあります。怖い病気ですが、他のがんに比べて進行が遅いという特徴を持ちます。しこりが1cmほどの大きさになるまで、10年ほどかかるのです。早期に発見できれば、90%以上の人が治ります。定期健診が鍵ですね。
7.女性化乳房症
これは、女性の病気ではありません。胸部が女性のように膨らんでしまうという、男性の病気です。乳首の中にしこりができたような痛みを感じるケースもあります。原因は次のとおり。
薬の影響
思春期のホルモンのアンバランス
肝臓や副腎などの病気にともなう
複数の原因が考えられていますが、まだ、正確なところは分かっていません。女性化乳房自体は、とくに健康上の問題はありません。ただし、がんや別の病気が潜んでいる場合があります。男性の胸が乳房のようになってきたら、外科や乳腺専門医の診察してもらってください。
次回に続き、「乳房が痛くなる病気」の説明です
4.乳腺症
乳腺に、良性のしこりができる症状です。乳腺の病気の中では最も発症します。年代的には30代~40代によくみられます。次のような特徴があります。
乳房の片方か両方
境目のはっきりしなく弾力がある
大小さまざま
数は複数
生理の前に大きくなって、始まると小さくなるのも特徴です。また、しこりは手で触れても感じます。乳がんと間違えられることもよくあります。乳房に張りや痛みを感じることもあるのですが、生理前には強まって、生理の始まりにやわらぎます。
原因は、「卵巣ホルモンの周期的な変化に乳腺が次第に同調できなくなる」と考えられてますが、明らかではありません。「本来は病気ではない」ので治療の対象にはなりませんが、生検(患部の一部を切り取って,顕微鏡などで調べる検査)なとで増殖性が確認された場合は、乳がんが発症するリスクが高くなります。
5.乳腺線維腺腫
乳腺に、良性の腫瘍ができる疾患のこと。大豆サイズ~ジャガイモサイズくらいのしこりが、乳房にできます。見た目にはっきりしていて立体感があり、手で触るとコロコロと逃げるように動きます。痛みはありません。
近年の研究によって、腫瘍でなくて炎症に近いと判明してます。良性なので転移はしませんし癌化の可能性もありません。しかし、見た目に醜いほど大きくなることもあります。そうした理由から、手術で摘出しまうことも少なくありません。
6.乳がん
ご存知、乳腺にできるがんです。40代以上に多く発症します。とくに乳癌になりやすい人は次のとおり。
肥満の人
高齢出産をした人
授乳の経験が少ない人
癌にかかった人が親族にいる
痛みのない硬いしこりが乳房にできます。押しても動きません。癌が進行していくと「皮膚にへこみができたり」「乳首から血の混じった分泌物が出る」といった症状が起こることがあります。怖い病気ですが、他のがんに比べて進行が遅いという特徴を持ちます。しこりが1cmほどの大きさになるまで、10年ほどかかるのです。早期に発見できれば、90%以上の人が治ります。定期健診が鍵ですね。
7.女性化乳房症
これは、女性の病気ではありません。胸部が女性のように膨らんでしまうという、男性の病気です。乳首の中にしこりができたような痛みを感じるケースもあります。原因は次のとおり。
薬の影響
思春期のホルモンのアンバランス
肝臓や副腎などの病気にともなう
複数の原因が考えられていますが、まだ、正確なところは分かっていません。女性化乳房自体は、とくに健康上の問題はありません。ただし、がんや別の病気が潜んでいる場合があります。男性の胸が乳房のようになってきたら、外科や乳腺専門医の診察してもらってください。
タグ:胸 痛み
胸(乳房)の痛み 2 [女性の胸の痛み]
■ 胸(乳房)の痛み 2
乳房の痛み。前回は、普段の生活における痛みでした。2回目は、病気に関した痛みについてです。乳房が痛くなる病気には、どういうものがあるのでしょうか。
乳房に痛みをともなう疾患でもっとも代表的な病気というと、乳腺に炎症が起こる「乳腺炎」です。しこりができる主な疾患には、乳腺線維腺腫や乳腺症、そして乳がんがあります。このうち、押さえたときの圧痛があるのは 乳腺症 のみ。痛みを感じないというのは、それだけ病気の発見が遅れる危険があります。
以下に7つの疾患について、2回に分けて説明します。
今回は3つ目まで。
乳房の痛み、しこりをともなう疾患
1.月経前症候群(PMS)
月経前症候群とは、生理前になると心と体に不快な症状があらわれるものです。日常生活に支障をきたす状態にまで症状が強く表れます。
具体的な症状
下腹部が痛くなったり重くなったりする
胸に張りや痛みを感じる
顔や手足のむくむ
肩こり
イライラ
ゆううつ感
疲れやすい
ほかに、便秘や吹き出物などが出ることもあります。
原因としては、女性ホルモンの分泌の変化によるものと考えられています。
2.「急性うっ滞性乳腺炎」
初産の女性に多いとう特徴があります。これには2つの原因があるといわれます。出産後母乳の通り道となる乳管が十分に開いていないこと。赤ちゃんが上手に乳を飲めないために母乳が出口を失い、乳腺の中に溜まって乳房が腫れる。こうして、熱や痛みを持つようになるのです。
3.「急性化膿性乳腺炎」
乳頭にできた傷口や乳管口から細菌感染することで炎症を起こす病気です。ほとんどの場合は、「2」のうっ滞性乳腺炎が誘因で発症します。悪寒や震えをともなう高熱が出ることが多く、乳房が赤く腫れひどく痛みます。症状が進むと、腫れや痛みはわきの下のリンパ節にまで広がることもあります。治療が不十分だと、慢性化してしまうこともあるので注意が必用です。
ちなみに、2も3も「急性乳腺炎」に分類されます。
ともに、乳腺に炎症が起こる疾患です。
乳房の痛み。前回は、普段の生活における痛みでした。2回目は、病気に関した痛みについてです。乳房が痛くなる病気には、どういうものがあるのでしょうか。
乳房に痛みをともなう疾患でもっとも代表的な病気というと、乳腺に炎症が起こる「乳腺炎」です。しこりができる主な疾患には、乳腺線維腺腫や乳腺症、そして乳がんがあります。このうち、押さえたときの圧痛があるのは 乳腺症 のみ。痛みを感じないというのは、それだけ病気の発見が遅れる危険があります。
以下に7つの疾患について、2回に分けて説明します。
今回は3つ目まで。
乳房の痛み、しこりをともなう疾患
1.月経前症候群(PMS)
月経前症候群とは、生理前になると心と体に不快な症状があらわれるものです。日常生活に支障をきたす状態にまで症状が強く表れます。
具体的な症状
下腹部が痛くなったり重くなったりする
胸に張りや痛みを感じる
顔や手足のむくむ
肩こり
イライラ
ゆううつ感
疲れやすい
ほかに、便秘や吹き出物などが出ることもあります。
原因としては、女性ホルモンの分泌の変化によるものと考えられています。
2.「急性うっ滞性乳腺炎」
初産の女性に多いとう特徴があります。これには2つの原因があるといわれます。出産後母乳の通り道となる乳管が十分に開いていないこと。赤ちゃんが上手に乳を飲めないために母乳が出口を失い、乳腺の中に溜まって乳房が腫れる。こうして、熱や痛みを持つようになるのです。
3.「急性化膿性乳腺炎」
乳頭にできた傷口や乳管口から細菌感染することで炎症を起こす病気です。ほとんどの場合は、「2」のうっ滞性乳腺炎が誘因で発症します。悪寒や震えをともなう高熱が出ることが多く、乳房が赤く腫れひどく痛みます。症状が進むと、腫れや痛みはわきの下のリンパ節にまで広がることもあります。治療が不十分だと、慢性化してしまうこともあるので注意が必用です。
ちなみに、2も3も「急性乳腺炎」に分類されます。
ともに、乳腺に炎症が起こる疾患です。
タグ:乳房 痛み