この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

■ よく読まれているコンテンツ 1 男性の下腹部の痛むとき 2 毛が抜ける(抜け毛)の信じられない原因 3 子供(男の子)のちんちんと尿 4 微熱 5 息苦しい 6 寝汗のタイプと改善法 |
|
色覚異常とはどんな病気 [目の症状]
■ 色覚異常とはどんな病気をいう?
「色覚異常」を説明している文章はあいまいです。
例えば、WIKIでは・・・
色覚異常(しきかくいじょう)とは、ある特定の視覚の特性をさして呼ぶ診断名。ヒトの色覚が、先天的あるいは後天的な要因によって、正常色覚とされる範囲にない状態をいう。
・・・
よくわかりませんよね?
正常範囲の見え方で無いものを「異常」と言ってるのです。
どうやら、一般に「赤」と認識している色を、赤と認識できないような目のことを「色覚異常」と言うようです。
そもそも「赤」とか「緑」を言葉で定義すること自体が難しいので。病気の説明が明瞭でなくなってるようです。
■ では色覚とは?
眼のなかで光を感受しているのが網膜です。網膜には、短・中・長波長の3種類の光を吸収する視物質をもってる錐体細胞があります。
外界から入ってくる色の情報は、この3種類の錐体で感受されます。そこから網膜神経節細胞を介して、大脳の第一次視覚野に伝えられ、最終的に色覚中枢で色を感じてるのです。これが色の感覚、つまり「色覚」です。
色覚として感受するすべての色は、短・中・長波長の錐体が司る3原色を組み合わせることで、表現できます。そしてこの色覚の特性のほうは、錐体細胞に視物質を発現させる遺伝子の特性によって決まってます。
わかりにくいですが。
わかりましたか?
つまり、色は目の中の3原色で判断されている。そしてその3原色を識別している「視物質」とやらは、遺伝子によって生まれる前から確定しているということ。色覚に異常がある人は、最初から特定の色が認識できないというのです。
・色覚異常を分類
「色盲」という言葉は俗語で、一般には色覚異常と同義に使われています。しかし医学的には、色覚異常を2色型色覚(色盲)と、異常3色型色覚(色弱)に分類して区別してます。
さらにいうと、原色の種類から、赤色の異常を第1、緑色では第2、青色では第3としてます。たとえば赤色の色覚異常を第1異常とし、第1色弱と第1色盲とに分類します。
また、眼の病気で、後天的に錐体細胞や網膜神経節細胞に異常をおこして色覚に影響する時は、青色の色覚に変化が出やすくなり、第3異常を示すことが多いとされます。
すべてが白黒に見える状態を色盲と思っている人が多いようです。「色盲」言葉はから生まれた誤解であり、間違いです。日本眼科学会では「色盲」という用語をすべて廃止してます。色覚に異常があるのですが、目に写る風景はカラーの映像です。
どんな色が区別しづらいのでしょうか。
頻度の多い2型色覚(2型2色覚と2型3色覚)の人が間違えやすい組み合わせは、赤と緑、オレンジと黄緑、緑と茶、青と紫、ピンクと(しろ)・灰色、緑と灰色・黒です。
1型色覚(1型2色覚と1型3色覚)の場合は、赤と黒、ピンクと青 が加わります。
困った病気(個性?)ですが、先天性の色覚異常は、日本人男性の5パーセント、女性の0.2パーセントの頻度で起きてます。国内であれば、実に300万人以上が該当するという、決してまれな症状ではありません。
そうは言っても、その程度は人によって異なります。社会生活に支障を感じる人がいる一方で、検査で指摘されない限り気付かない人もいます。多くのケースでは、色覚の異常のため日常生活に困ることないようです。
タグ:色覚異常