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女性の陰部(女性器)がかゆい病気 4 [女性特有の病気]
■ 女性の陰部(女性器)がかゆい病気 4
女性の陰部のかゆみのも、これで4回目になります。
ガマンできないカユミ対策として、テレビCMなどで有名なフェミニーナ軟膏などの、カユミ止めを塗る方法もあります。
それで、カユミが収まれば良いのですが、原因が病気であったりするとかえって進行してしまう危険もあります。一時的にかゆくなってしまうことに安心すると、病院での治療を怠ってしまいます。本当の原因が分かったときには手が付けられないほど悪化してることもあるのです。
今回は、細菌性腟炎・細菌性腟症についてです。
・ 細菌性腟炎と細菌性腟症って何?
細菌性腟炎とは、ブドウ球菌・連鎖球菌・大腸菌などさまざまな病原菌が異常繁殖して起こる腟の炎症です。
いっぽう、細菌性腟症のほうは、ガルドネレラ・ バギナリス、マイコプラズマ・ホミニス、嫌気性菌などが腟で異常繁殖することにより起こります。炎症は少ないのに“臭いのあるおりもの”が気になるという特徴があります。どちらも、ごくありふれた病気です。
細菌性腟炎の発症
黄色クリーム状や膿のような“おりもの”が出ます。臭いのある場合もあります。このおりもので外陰部がただれることで、かゆみを感じるようになるのです。細菌のうち、黄色ブドウ球菌の種類には毒性の強いものがあり、稀に毒性ショック症候群を起こすことがあります。
そうなれば、高熱を発し、下痢・嘔吐・剥脱を伴い皮膚の発赤・ショックをおこします。重篤になると、腎不全・出血傾向(血管内凝固症候群)を続発して、最終的に死に至ったケースもあります。注意が必要でしょう。
細菌性腟症の発症
サラっとした灰白色のおりものがあり、“魚のような生臭い”異臭のすることが多いです。臭いは性交後に強くなる特徴があります。
かゆみや外陰部の刺激感などがはあまりなく、特徴的な症状に乏しいことが細菌性腟症の特徴ともいえます。ただし将来的に、早産の原因となることがあるので、早期の診断と治療が望ましいでしょう。
完治したとしても、健康状態によって再発の可能性があります。身体の抵抗力が低下したり、過度の性行為などにより腟の自浄作用がなくなると再発することがあります。
・感染はどこから?
腟には自浄作用があります。内部のpHを4.0前後の酸性に保って、一般の雑菌の繁殖を防いでいるのです。
ところが、なんらかの事情でバリアーが破られると、大人しくしていた病原菌が異常繁殖します。そうしておこるのが、細菌性腟炎や細菌性腟症です。
基本的には感染しません。ただし一部の細菌は、感染してしまう可能性があります。マイコプラズマやウレアプラズマは、男性に尿道炎(非淋菌性尿道炎)を起こすことがあります。感染するとすれば性交渉からです。