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子宮頸がんワクチン副作用どころか健康被害 2 [女性特有の病気]
■ 子宮頸がんワクチン副作用どころか健康被害 2
前回、「現在の子宮頸がんワクチン」は、1000人に一人のがんの可能性を排除するにしては、リスクの方が大きいといいました。
子宮頸(けい)がんワクチン接種後、全身の痛みや記憶障害が発症し、留年や転校を余儀なくされた女子高校生たちがいます。「学びたい」という意欲を持ちながらも、4〜5年も続く症状によって、将来を見通せない不安を募らせます。こういう話は、いつでも行政支援が後手に回るようです。
おそらく最初は、身内が訴えたのでしょう。しかし、ほんの数人の言葉が届くほど日本の行政はフットワークが軽くありません。この数年TV各社がニュースや特番に取り上げた結果、ようやく重い腰を上げたという感じです。昔の血液製剤の教訓は生かされていないようですね。
神戸市の通信制高校に通う女子高校生(17)は、4月から1日も通学できないでいます。日によっては、激しい頭痛と全身のだるさで起き上がることさえできません。症状が落ちついたとしても、頭痛が24時間消えない上、刺すような痛みが腹部を襲います。膝から下に力が入らず歩きにくくなることもあるとか。
仮に登校したとしても、しんどくなった時に周囲が助けてくれる保障はありません。学校は病院ではなく生徒は看護師ではないのですから。
彼女の場合、中学1年の後半にワクチンを3回接種しました。
最初のうちは微熱や頭痛が続いて、やがて夜に目が覚めて朝に起きられなくなった。この症状は「睡眠障害」と診断されて、中3の夏休みから3カ月入院しました。
その痛みは全身に広がって、手足のしびれや光をまぶしく感じるようになっていきます。高校進学後も「睡眠障害」が続いて出席日数が足りなくなって、高1の秋には留年が決まりました。その年の11月に通信制高校に転校を決めることになりました。
この女子高生の症状は、その後、「起立性調節障害」「適応障害」などさまざまな診断名がつきました。それが「ワクチンの副反応」と診断されたのは、昨年(2015年)12月、三重県の病院が初めてだったといいます。ある病院では副反応なんてあるはずがない、とまで言われたそうです。予防接種の健康被害への救済手続きはあるのですが、書類が多く、素人が手をつけるのが難しいとか。救済するつもりはないのかもしれません。
こうしたワクチン被害を巡っては、国とワクチンメーカーを相手に損害賠償を求める集団訴訟の準備も進んでいます。高校生の母親は、「娘のように苦しんでいる子どもがいることを社会に知ってほしい」と訴えてます。
■ 国は因果関係「調査中」
さて、子宮頸がんワクチン接種後の健康被害についてですが、厚生労働省の専門家検討会は「接種時の痛みによって引き起こされた心身の反応」として、いまだ直接の因果関係は認めていません。ワクチンを接種しなくても類似症状が出る人もいるということから、接種者の発症率を調べている段階です。
その一方で、接種後の健康被害に対して医療費などを給付する救済手続きのほうは再開されてます。厳密な医学的証明がなくても因果関係が否定できない場合は認められるとのこと。そうはいっても定期接種と任意接種で救済機関は差をつけてます。全国でみると、定期では4月までに12〜15歳の9人が、任意では3月までに75人が医療費の給付などを認められたとのこと。 しかし、認められなかったのはあわせて30人もいます。
子宮頸がんに限らず、予防摂取について国はいろいろな計算をもとに、発症した場合のリスクを考慮して摂取を進めているのでしょう。しかし、何事にもリスクはつきものです。病気の危険性をあおって摂取を促すなら、同じくらい摂取のリスクも浸透させる義務があると、誰もが思うところです。
前回、「現在の子宮頸がんワクチン」は、1000人に一人のがんの可能性を排除するにしては、リスクの方が大きいといいました。
子宮頸(けい)がんワクチン接種後、全身の痛みや記憶障害が発症し、留年や転校を余儀なくされた女子高校生たちがいます。「学びたい」という意欲を持ちながらも、4〜5年も続く症状によって、将来を見通せない不安を募らせます。こういう話は、いつでも行政支援が後手に回るようです。
おそらく最初は、身内が訴えたのでしょう。しかし、ほんの数人の言葉が届くほど日本の行政はフットワークが軽くありません。この数年TV各社がニュースや特番に取り上げた結果、ようやく重い腰を上げたという感じです。昔の血液製剤の教訓は生かされていないようですね。
神戸市の通信制高校に通う女子高校生(17)は、4月から1日も通学できないでいます。日によっては、激しい頭痛と全身のだるさで起き上がることさえできません。症状が落ちついたとしても、頭痛が24時間消えない上、刺すような痛みが腹部を襲います。膝から下に力が入らず歩きにくくなることもあるとか。
仮に登校したとしても、しんどくなった時に周囲が助けてくれる保障はありません。学校は病院ではなく生徒は看護師ではないのですから。
彼女の場合、中学1年の後半にワクチンを3回接種しました。
最初のうちは微熱や頭痛が続いて、やがて夜に目が覚めて朝に起きられなくなった。この症状は「睡眠障害」と診断されて、中3の夏休みから3カ月入院しました。
その痛みは全身に広がって、手足のしびれや光をまぶしく感じるようになっていきます。高校進学後も「睡眠障害」が続いて出席日数が足りなくなって、高1の秋には留年が決まりました。その年の11月に通信制高校に転校を決めることになりました。
この女子高生の症状は、その後、「起立性調節障害」「適応障害」などさまざまな診断名がつきました。それが「ワクチンの副反応」と診断されたのは、昨年(2015年)12月、三重県の病院が初めてだったといいます。ある病院では副反応なんてあるはずがない、とまで言われたそうです。予防接種の健康被害への救済手続きはあるのですが、書類が多く、素人が手をつけるのが難しいとか。救済するつもりはないのかもしれません。
こうしたワクチン被害を巡っては、国とワクチンメーカーを相手に損害賠償を求める集団訴訟の準備も進んでいます。高校生の母親は、「娘のように苦しんでいる子どもがいることを社会に知ってほしい」と訴えてます。
■ 国は因果関係「調査中」
さて、子宮頸がんワクチン接種後の健康被害についてですが、厚生労働省の専門家検討会は「接種時の痛みによって引き起こされた心身の反応」として、いまだ直接の因果関係は認めていません。ワクチンを接種しなくても類似症状が出る人もいるということから、接種者の発症率を調べている段階です。
その一方で、接種後の健康被害に対して医療費などを給付する救済手続きのほうは再開されてます。厳密な医学的証明がなくても因果関係が否定できない場合は認められるとのこと。そうはいっても定期接種と任意接種で救済機関は差をつけてます。全国でみると、定期では4月までに12〜15歳の9人が、任意では3月までに75人が医療費の給付などを認められたとのこと。 しかし、認められなかったのはあわせて30人もいます。
子宮頸がんに限らず、予防摂取について国はいろいろな計算をもとに、発症した場合のリスクを考慮して摂取を進めているのでしょう。しかし、何事にもリスクはつきものです。病気の危険性をあおって摂取を促すなら、同じくらい摂取のリスクも浸透させる義務があると、誰もが思うところです。