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子供の めまいと大人のめまい [子供のめまい]
■ 子供の めまいと大人のめまい
クラッとしたり、グルグルと周囲が回ったり、グラグラと揺れたり。
眩暈(めまい)というのは、なかなか厄介な症状です。
大人のめまいの場合、その原因はわりと解明されています。メニエール病などの内耳疾患か、脳の血管障害などが大半を占ているんです。ところが、子供のめまいは、大人のケースがあてはまりません。成人や高齢者とはまったく異なるんです。
子どものめまいは、近年になって増える傾向にあります。
大人と違う症状を示すのだから、それなりの専門医が必要です。にもかかわらす、それに対応した専門医師はほとんどいないのです。めまいに限ったことではありませんが、子どもの病気は、本人から得られる情報がきわめて少ないという難点があります。母親など家族を介した情報が圧倒的に多くなるため、医師にとっても自覚症状の把握にひと苦労します。
なぜ専門医が必要かというと、めまいかどうかの判定が困難だからです。
子どもが「めまいの感じ」を訴えられるようになるのは、4~5歳ごろからでしょうか。幼い子は「めまいがする」とは自ら訴えることができません。一人立ちが遅い、転びやすい、筋緊張の低下などの症状が、2~3歳ごろに出てくることで、周りの大人がやっと「なんかおかしい」と気づくものです。
それでも、症状の原因が「めまい」だとわかる親はあまりいません。
めまいは、原因となる病気がいろいろ考えられます。子どもの場合だと新生児期・乳幼児期・学童期によって、疾患も異なります。それなのに、受診をしても、頭痛や発熱などと同じように対症療法で済まされてしまうことがほとんどです。子どものめまいは 医者であっても診断が難しいといわれます。
クラッとしたり、グルグルと周囲が回ったり、グラグラと揺れたり。
眩暈(めまい)というのは、なかなか厄介な症状です。
大人のめまいの場合、その原因はわりと解明されています。メニエール病などの内耳疾患か、脳の血管障害などが大半を占ているんです。ところが、子供のめまいは、大人のケースがあてはまりません。成人や高齢者とはまったく異なるんです。
子どものめまいは、近年になって増える傾向にあります。
大人と違う症状を示すのだから、それなりの専門医が必要です。にもかかわらす、それに対応した専門医師はほとんどいないのです。めまいに限ったことではありませんが、子どもの病気は、本人から得られる情報がきわめて少ないという難点があります。母親など家族を介した情報が圧倒的に多くなるため、医師にとっても自覚症状の把握にひと苦労します。
なぜ専門医が必要かというと、めまいかどうかの判定が困難だからです。
子どもが「めまいの感じ」を訴えられるようになるのは、4~5歳ごろからでしょうか。幼い子は「めまいがする」とは自ら訴えることができません。一人立ちが遅い、転びやすい、筋緊張の低下などの症状が、2~3歳ごろに出てくることで、周りの大人がやっと「なんかおかしい」と気づくものです。
それでも、症状の原因が「めまい」だとわかる親はあまりいません。
めまいは、原因となる病気がいろいろ考えられます。子どもの場合だと新生児期・乳幼児期・学童期によって、疾患も異なります。それなのに、受診をしても、頭痛や発熱などと同じように対症療法で済まされてしまうことがほとんどです。子どものめまいは 医者であっても診断が難しいといわれます。
子供の発熱とよくある病気 [子供の微熱]
前回までで、子供の微熱けっこう高いことがわかりました。
ちょっとたことで、すぐに体温が上がってしまうので、熱が高いからといって、いちいち心配することはないのです。
「 子供の微熱は平熱 」 という人もいるくらいです。
しかし、どこか調子が悪いときは熱が出るものです。
なんでもない微熱と、異常のある発熱はどう見分ければいいのでしょうか?
熱も大切ですが、むしろ、全体の症状に注意を向けてください。元気がないとか、ぐったりしてるとか。そういう部分です。
子供の発熱の約9割は、ウイルスの感染が原因といわれます。
子供は、大人のように病気に対して免疫を持っていません。病気の経験がないので、すぐ発病しやすいのです。発熱するというのは、病気に対する体の防衛反応ということです。人体は、体内に増殖したウイルスなどの病原体を、熱によって退治しようとします。子供がよく熱を出すのはいたって自然なメカニズムです。慌てないで冷静に対処してください。
熱を出した幼い子供から症状を正確に聞き出すのは、むずかしいことです。だから、大人のほうが、子供の症状を冷静に観察してあげなければいけません。ドラッグストアの薬で治せるものか、病院へ連れて行くのがいいのか、大人のあなたが判断してください。
子供が熱を出す病気はさまざまですが、一般的には次の病気にかかる子供が多いようです。症状の説明を判断の参考にしてください。
■感冒(かぜ)の症状
大人は普通37℃台。
乳幼児は38℃以上の高熱となることも
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、せき、頭痛、倦怠感などが一般的。
腹痛、下痢、発疹もある。
■インフルエンザの症状
寒気がして急激に38℃以上の高熱になる。
呼吸器系の症状と倦怠感、頭痛などは感冒と似ている。
膿状の鼻汁や腹痛、下痢、嘔吐、筋肉痛、関節痛も起こる。
■急性扁桃炎(扁桃腺炎)症状
扁桃腺の腫れ、のどの痛み
首のリンパ節の腫れと痛み
頭痛や倦怠感、腹痛や嘔吐もある。
■麻疹(はしか)症状
くしゃみ、せき、のどの痛み、鼻水、目の充血、目やになど
発熱後2~3日で熱が下がり、口の中(頬の内側)に小さな青白い斑点が現れる
さらに2~3日後、再び発熱し、首・額・耳の後ろなどに発疹が現れ、やがて全身に広がる。
10日ほどで全快へ。
■ウイルス性胃腸炎症状
吐き気、嘔吐に始まり、発熱・寒気とともに水状の下痢が数日間持続します。
■突発性発疹症状
38℃~40℃の急激な発熱、軟便。
発熱後4日目頃に熱が下がるが胸・腹部に発疹が現れて全身に広がる。
発疹は2~3日で薄くなり、やがて消滅する
以上、わりとポピュラーな子供の病気でした。
ちょっとたことで、すぐに体温が上がってしまうので、熱が高いからといって、いちいち心配することはないのです。
「 子供の微熱は平熱 」 という人もいるくらいです。
しかし、どこか調子が悪いときは熱が出るものです。
なんでもない微熱と、異常のある発熱はどう見分ければいいのでしょうか?
熱も大切ですが、むしろ、全体の症状に注意を向けてください。元気がないとか、ぐったりしてるとか。そういう部分です。
子供の発熱の約9割は、ウイルスの感染が原因といわれます。
子供は、大人のように病気に対して免疫を持っていません。病気の経験がないので、すぐ発病しやすいのです。発熱するというのは、病気に対する体の防衛反応ということです。人体は、体内に増殖したウイルスなどの病原体を、熱によって退治しようとします。子供がよく熱を出すのはいたって自然なメカニズムです。慌てないで冷静に対処してください。
熱を出した幼い子供から症状を正確に聞き出すのは、むずかしいことです。だから、大人のほうが、子供の症状を冷静に観察してあげなければいけません。ドラッグストアの薬で治せるものか、病院へ連れて行くのがいいのか、大人のあなたが判断してください。
子供が熱を出す病気はさまざまですが、一般的には次の病気にかかる子供が多いようです。症状の説明を判断の参考にしてください。
■感冒(かぜ)の症状
大人は普通37℃台。
乳幼児は38℃以上の高熱となることも
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、せき、頭痛、倦怠感などが一般的。
腹痛、下痢、発疹もある。
■インフルエンザの症状
寒気がして急激に38℃以上の高熱になる。
呼吸器系の症状と倦怠感、頭痛などは感冒と似ている。
膿状の鼻汁や腹痛、下痢、嘔吐、筋肉痛、関節痛も起こる。
■急性扁桃炎(扁桃腺炎)症状
扁桃腺の腫れ、のどの痛み
首のリンパ節の腫れと痛み
頭痛や倦怠感、腹痛や嘔吐もある。
■麻疹(はしか)症状
くしゃみ、せき、のどの痛み、鼻水、目の充血、目やになど
発熱後2~3日で熱が下がり、口の中(頬の内側)に小さな青白い斑点が現れる
さらに2~3日後、再び発熱し、首・額・耳の後ろなどに発疹が現れ、やがて全身に広がる。
10日ほどで全快へ。
■ウイルス性胃腸炎症状
吐き気、嘔吐に始まり、発熱・寒気とともに水状の下痢が数日間持続します。
■突発性発疹症状
38℃~40℃の急激な発熱、軟便。
発熱後4日目頃に熱が下がるが胸・腹部に発疹が現れて全身に広がる。
発疹は2~3日で薄くなり、やがて消滅する
以上、わりとポピュラーな子供の病気でした。