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なぜか口が渇くのはどうして? [口臭・口内]
■ 口が渇く
口が乾いて仕方がなかったり、食事の際に痛みがあって飲み込みづらいことはないでしょうか。入れ歯をしている人はガタついてよく落ちるなんてことはありませんか。
思い当たる症状があるなら、それは、最近話題になっている口腔(こうくう)乾燥症が原因かも知れません。「口腔乾燥症」とは、唾液の分泌低下や過剰な口腔粘膜水分の蒸散よって、口の中が極端に乾燥する状態。
原因になるのは、病気や薬などの影響で唾液量が少なくなるほか、習慣や普段の生活の中で知らないうちに乾燥をもたらしているケースがります。
1 口呼吸
長時間の口呼吸は口腔内を乾燥させます。口内の粘膜を痛ませプラークの増加を引き起こし歯周病やカリエスの発症を助長します。癖による口呼吸もあるのですが、鼻炎などで鼻で息がしにくくなって口呼吸に頼ってしまうこともあります。
2 嗜好品の過剰摂取
刺激物の好みすぎで乾燥することがあります。具体的には、コーヒー・紅茶・緑茶に含まれるカフェインやたばこ。口内粘膜に対して刺激を与えて唾液の分泌が低下するのです。また、ニコチンやカフェインは高い利尿作用があります。小水が多いと一時的な脱水によっても唾液分泌が抑制されます。
3 摂取水分量が足りない
水分が不足すると単純に唾液がでなくなります。成人の必要水分量は、1日あたり体重の1/20のとされています。たとえば体重50kgの人なら、2.5Lの水が1日に必要ということ。そのうちの一部が唾液分泌に利用されるのですが、足りなければ唾液は後回しになります。食事などで自然に摂れる水分量は1.5Lといいます。残る1Lは、食事の方法で摂らなければならない計算です。
4 不十分な咀嚼回数
咀嚼回数が減少すると唾液腺が萎縮して唾液分泌が低下すると言われてます。噛む回数は、無意識の部分も多く、食生活のあり方にも関連しています。幼児期に、少ない咀嚼で食べられる食生活を続けていると良い咀嚼習慣が身につきません。その結果、唾液分泌低下を引き起こすことがあるのです。また、軟食や流動食を多く摂っている人や、早食いがクセの人にも注意が必要です。こうした習慣は、幼いうちから習慣づけることが大切です。成人するころには、すでに唾液腺が萎縮してしまっているかもしれません。
5 微量元素の摂取不足
微量元素は多々ありますが、とくに亜鉛は細胞が新しく作られる際に重要な役割をしています。不足すると亜鉛原子を必須とする体内酵素がうまく働かなくなって、細胞の再生が滞ってしまいます。
亜鉛摂取不足が直接口腔乾燥症の原因になることはありません。しかし、唾液分泌低下が加わることで、粘膜細胞の再生が阻害されて、口腔乾燥症が進み他覚症状を助長することになります。
亜鉛が不足する原因は2つです。単に、亜鉛の多い食品を摂取してないこと。体内で亜鉛の吸収を邪魔していることです。吸収を妨げるのは食品添加物であり、添加物を多く含んだ加工品の過剰摂取で亜鉛が不足します。ほかにも、服用している薬剤が原因となることもあります。
6 歯ミガキ剤の過剰使用
歯磨きにには歯磨き粉が必要ですが、着けすぎは禁物。多くの歯磨剤にはラウリル硫酸ナトリウムが含まれており、粘膜を刺激したり乾燥した粘膜の炎症をひきおこすことがあります。
口腔乾燥症の潜在患者数は、推定で800万人ともいわれています。原因は上記以外にも、加齢による唾液腺の機能低下や放射線治療の後遺症なども考えられます。唾液分泌量の目安は安静時は15分当たり1.5ミリリットル以下で、刺激があるときでも10分当たり10ミリリットル以下とされています。
そうはいっても、口の中が渇く程度は重篤な症状ではないのでカンタンに考えてしまう傾向があります。「ガマンすれば良い」と、患者自身があきらめて放置される傾向もあります。
対策としては、症状の原因を取り除くことが主点になります。まず基本は水分を多くとること。渇いているので、わざわざ言わなくても飲みたくなるはずです。
そうして、薬が原因なら別の成分のモノに変更するとか、過剰な嗜好品が原因なら生活を改善するということが考えられます。もちろん、口呼吸も意識して改善していきます。
唾液分泌を促すようなリハビリテーションや、唾液腺マッサージなどの口腔機能訓練もあります。
口内の乾燥に悩まされているなら、一度でも試してみてください。
口が乾いて仕方がなかったり、食事の際に痛みがあって飲み込みづらいことはないでしょうか。入れ歯をしている人はガタついてよく落ちるなんてことはありませんか。
思い当たる症状があるなら、それは、最近話題になっている口腔(こうくう)乾燥症が原因かも知れません。「口腔乾燥症」とは、唾液の分泌低下や過剰な口腔粘膜水分の蒸散よって、口の中が極端に乾燥する状態。
原因になるのは、病気や薬などの影響で唾液量が少なくなるほか、習慣や普段の生活の中で知らないうちに乾燥をもたらしているケースがります。
1 口呼吸
長時間の口呼吸は口腔内を乾燥させます。口内の粘膜を痛ませプラークの増加を引き起こし歯周病やカリエスの発症を助長します。癖による口呼吸もあるのですが、鼻炎などで鼻で息がしにくくなって口呼吸に頼ってしまうこともあります。
2 嗜好品の過剰摂取
刺激物の好みすぎで乾燥することがあります。具体的には、コーヒー・紅茶・緑茶に含まれるカフェインやたばこ。口内粘膜に対して刺激を与えて唾液の分泌が低下するのです。また、ニコチンやカフェインは高い利尿作用があります。小水が多いと一時的な脱水によっても唾液分泌が抑制されます。
3 摂取水分量が足りない
水分が不足すると単純に唾液がでなくなります。成人の必要水分量は、1日あたり体重の1/20のとされています。たとえば体重50kgの人なら、2.5Lの水が1日に必要ということ。そのうちの一部が唾液分泌に利用されるのですが、足りなければ唾液は後回しになります。食事などで自然に摂れる水分量は1.5Lといいます。残る1Lは、食事の方法で摂らなければならない計算です。
4 不十分な咀嚼回数
咀嚼回数が減少すると唾液腺が萎縮して唾液分泌が低下すると言われてます。噛む回数は、無意識の部分も多く、食生活のあり方にも関連しています。幼児期に、少ない咀嚼で食べられる食生活を続けていると良い咀嚼習慣が身につきません。その結果、唾液分泌低下を引き起こすことがあるのです。また、軟食や流動食を多く摂っている人や、早食いがクセの人にも注意が必要です。こうした習慣は、幼いうちから習慣づけることが大切です。成人するころには、すでに唾液腺が萎縮してしまっているかもしれません。
5 微量元素の摂取不足
微量元素は多々ありますが、とくに亜鉛は細胞が新しく作られる際に重要な役割をしています。不足すると亜鉛原子を必須とする体内酵素がうまく働かなくなって、細胞の再生が滞ってしまいます。
亜鉛摂取不足が直接口腔乾燥症の原因になることはありません。しかし、唾液分泌低下が加わることで、粘膜細胞の再生が阻害されて、口腔乾燥症が進み他覚症状を助長することになります。
亜鉛が不足する原因は2つです。単に、亜鉛の多い食品を摂取してないこと。体内で亜鉛の吸収を邪魔していることです。吸収を妨げるのは食品添加物であり、添加物を多く含んだ加工品の過剰摂取で亜鉛が不足します。ほかにも、服用している薬剤が原因となることもあります。
6 歯ミガキ剤の過剰使用
歯磨きにには歯磨き粉が必要ですが、着けすぎは禁物。多くの歯磨剤にはラウリル硫酸ナトリウムが含まれており、粘膜を刺激したり乾燥した粘膜の炎症をひきおこすことがあります。
口腔乾燥症の潜在患者数は、推定で800万人ともいわれています。原因は上記以外にも、加齢による唾液腺の機能低下や放射線治療の後遺症なども考えられます。唾液分泌量の目安は安静時は15分当たり1.5ミリリットル以下で、刺激があるときでも10分当たり10ミリリットル以下とされています。
そうはいっても、口の中が渇く程度は重篤な症状ではないのでカンタンに考えてしまう傾向があります。「ガマンすれば良い」と、患者自身があきらめて放置される傾向もあります。
対策としては、症状の原因を取り除くことが主点になります。まず基本は水分を多くとること。渇いているので、わざわざ言わなくても飲みたくなるはずです。
そうして、薬が原因なら別の成分のモノに変更するとか、過剰な嗜好品が原因なら生活を改善するということが考えられます。もちろん、口呼吸も意識して改善していきます。
唾液分泌を促すようなリハビリテーションや、唾液腺マッサージなどの口腔機能訓練もあります。
口内の乾燥に悩まされているなら、一度でも試してみてください。