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女性の陰部(女性器)がかゆい病気 5 [女性特有の病気]
■ 女性の陰部(女性器)がかゆい病気 5
今回は、成人女性ではなく、もっと幼い女性がかかる病気から始まります。
最初は「幼児の腟炎」について。
■ 幼い子供が膣炎に?
意外だと驚くかもしれませんが、構造的に奥行きがなく、自分の身体に無頓着(興味津々のことも)な幼児は、往々にして病気にかかることがあるのです。
幼児に起こる腟炎は、大人が想像できないことが原因となります。例えば、おもちゃの小さな部品とか、ダマになった糸くずやティッシュペーパーなどの異物によって、起こったりするのです。遊んでいる間に無意識のうちに入れてしまうことが多いのですが、下着が異常に汚れる場合は、炎症になっていないか注意が必要です。
■ 子宮腟部糜爛(びらん)
子宮腟部というのは、腟内に顔を出した子宮の一部の呼び名です。一般的に皮膚や粘膜が剥がれて、ただれたり欠損した状態をびらん(真性糜爛)といいます。子宮腟部糜爛は仮性糜爛といって、「粘膜が剥がれてただれているわけではないのに、ただれているかのように見える状態」になってます。病気ではないのですが、そのように見えるのです。
子宮腟部糜爛はそれほどめずらしい症状ではありません。
エストロゲンという女性ホルモンが関与しておこるので、成熟期の女性であれば、多少の差はあっても誰にでも認められるものです。ただし、幼少期や閉経後の女性では、子宮頚管内に引っ込んでいるのが普通なので、子宮腟部糜爛になる子は少ないのです。
症状とですが、糜爛の面積が拡がれば拡がるほど、粘液の分泌量が多くなって。いわゆる「おりもの」が生じてきます。このときの“おりもの”は透明~乳白色です。頚管炎や腟炎を併発していない限りは、悪臭もかゆみもありません。また、物理的刺激に弱くて出血しやすいので、性行為の後に少量の性器出血をきたすことが、しばしばおこります。
ほかの病気がない限り、治療は必要ありません。ただし、“おりもの”が多くて不快感が強いのなら、炭酸ガス・液体窒素・レーザー・高周波電気などによる治療を受けることもできます。この場合、治療から完治するまでの間は、治療前より“おりもの”が増えて不快感が増します。
治療で回復したとしても再発の可能性は高いです。エストロゲンの作用を受けて起こる症状なので、治った後もいづれ、月経によりエストロゲンの影響を受けます。
■“おりもの”は多くなくてもかゆい
自覚症状としての“おりもの”が多くない。それなのに外陰部がかゆくなる場合、多くの原因は腟炎ということを知っておいてください。外陰部にかゆみを起こすその他の疾患には下のようなものがあります。
・かゆみをきたす外陰部疾患
外陰炎
真菌症、白癬、ウイルス感染(ヘルペスなど)、萎縮性
腫瘍性病変
尖圭コンジローム、ボーエン病、ボーエノイド乳頭症、
パジェット病、外陰上皮内腫瘍、外陰癌
非腫瘍性病変
外陰ジストロフィー、扁平上皮過形成、硬化性苔癬、乾癬、
湿疹、アトピー性皮膚炎
接触性皮膚炎
下着・ナプキン・洗剤・ゴム・外用剤・
消毒剤などに対するアレルギー反応
寄生虫
毛ジラミ、疥癬、蟯虫、蛔虫
全身疾患
糖尿病、肝疾患(閉塞性胆道疾患など)、腎不全、血液疾患
その他
心因性、自律神経失調症
この中には、産婦人科よりも皮膚科や内科での治療が望ましい疾患もあったりします。
必要に応じて専門医の治療を受けることが早期の解決につながります。
今回は、成人女性ではなく、もっと幼い女性がかかる病気から始まります。
最初は「幼児の腟炎」について。
■ 幼い子供が膣炎に?
意外だと驚くかもしれませんが、構造的に奥行きがなく、自分の身体に無頓着(興味津々のことも)な幼児は、往々にして病気にかかることがあるのです。
幼児に起こる腟炎は、大人が想像できないことが原因となります。例えば、おもちゃの小さな部品とか、ダマになった糸くずやティッシュペーパーなどの異物によって、起こったりするのです。遊んでいる間に無意識のうちに入れてしまうことが多いのですが、下着が異常に汚れる場合は、炎症になっていないか注意が必要です。
■ 子宮腟部糜爛(びらん)
子宮腟部というのは、腟内に顔を出した子宮の一部の呼び名です。一般的に皮膚や粘膜が剥がれて、ただれたり欠損した状態をびらん(真性糜爛)といいます。子宮腟部糜爛は仮性糜爛といって、「粘膜が剥がれてただれているわけではないのに、ただれているかのように見える状態」になってます。病気ではないのですが、そのように見えるのです。
子宮腟部糜爛はそれほどめずらしい症状ではありません。
エストロゲンという女性ホルモンが関与しておこるので、成熟期の女性であれば、多少の差はあっても誰にでも認められるものです。ただし、幼少期や閉経後の女性では、子宮頚管内に引っ込んでいるのが普通なので、子宮腟部糜爛になる子は少ないのです。
症状とですが、糜爛の面積が拡がれば拡がるほど、粘液の分泌量が多くなって。いわゆる「おりもの」が生じてきます。このときの“おりもの”は透明~乳白色です。頚管炎や腟炎を併発していない限りは、悪臭もかゆみもありません。また、物理的刺激に弱くて出血しやすいので、性行為の後に少量の性器出血をきたすことが、しばしばおこります。
ほかの病気がない限り、治療は必要ありません。ただし、“おりもの”が多くて不快感が強いのなら、炭酸ガス・液体窒素・レーザー・高周波電気などによる治療を受けることもできます。この場合、治療から完治するまでの間は、治療前より“おりもの”が増えて不快感が増します。
治療で回復したとしても再発の可能性は高いです。エストロゲンの作用を受けて起こる症状なので、治った後もいづれ、月経によりエストロゲンの影響を受けます。
■“おりもの”は多くなくてもかゆい
自覚症状としての“おりもの”が多くない。それなのに外陰部がかゆくなる場合、多くの原因は腟炎ということを知っておいてください。外陰部にかゆみを起こすその他の疾患には下のようなものがあります。
・かゆみをきたす外陰部疾患
外陰炎
真菌症、白癬、ウイルス感染(ヘルペスなど)、萎縮性
腫瘍性病変
尖圭コンジローム、ボーエン病、ボーエノイド乳頭症、
パジェット病、外陰上皮内腫瘍、外陰癌
非腫瘍性病変
外陰ジストロフィー、扁平上皮過形成、硬化性苔癬、乾癬、
湿疹、アトピー性皮膚炎
接触性皮膚炎
下着・ナプキン・洗剤・ゴム・外用剤・
消毒剤などに対するアレルギー反応
寄生虫
毛ジラミ、疥癬、蟯虫、蛔虫
全身疾患
糖尿病、肝疾患(閉塞性胆道疾患など)、腎不全、血液疾患
その他
心因性、自律神経失調症
この中には、産婦人科よりも皮膚科や内科での治療が望ましい疾患もあったりします。
必要に応じて専門医の治療を受けることが早期の解決につながります。