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自覚ない高血糖リスクと生活習慣病 [身体の信号]
■ 自覚ない高血糖リスクと生活習慣病
「高血糖はこわい」
「食べ過ぎや甘い物に気をつけよう」
高血糖は恐い病気であり、普段から気をつけないと命を蝕むことになる・・・とはよく言われることです。しかし客観的にはわかるつもりでいても、自分におこらない限り実感が伴わないのも事実です。血糖値が高い状態が続いたり、急激に上がったりするとなぜ危険なのでしょうか。
■ 血糖値が高いとはどのような状態のこと
血糖値は血液中のブドウ糖の量を示す数値です。ブドウ糖はすべての臓器のエネルギーで、健康であれば血糖値は一定の範囲に調節されています。ところが、ブドウ糖を体内の組織に送り込むインスリンの分泌と作用が低下すると、その調節がうまくいかなくなります。さらに症状が進むんでおこるのが糖尿病という疾患なのです。
インスリンの他にどんなリスクがあるのでしょうか。
糖尿病になると、血管への負担が大きくなって動脈硬化を招いてしまい、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。最近では、認知症になるリスクが高くなることも明らかになってきました。
では、高血糖になった身体にはどんな症状が出るのでしょうか。血液中のブドウ糖が増えると尿の中に漏れてきます。漏れ出た糖は濃度が高いために水分を尿に引っ張っていきます。その結果、尿の量が増えるので、口が渇いて、水分を多くとるようになります。
血糖値が非常に高い時はブドウ糖を有効に使えなくなるので、体内のたんぱく質や脂肪が分解されてしまいます。不必要にエネルギー消費が増えるので、体重減少やだるさを感じます。
一般には、こうした異変を感じで始めて、病院に駆け込むのですが、本当はすでに遅いのです。
症状が出るときには既に糖尿病が進行してしまっています。糖尿病になると、自覚症状がない意識の水面下で、網膜症、腎症、神経障害といった合併症が進むことが分かっています。気付いたときには遅いというのは、痛みや目だった異変がないときに、症状がどんどん進んでいるということです。
逆にいえば、症状が見られないときに血糖の上昇を抑え込むことが可能なら、いまよりも健康寿命を延ばすことができるようになるということです。
ところで、「隠れ糖尿病」という言葉を耳にすることがあります。これは、空腹時には血糖値が正常ですが食後に高くなるタイプのこと。特に高齢者に多い傾向がありますね。だれでも食後は血糖値が上がるものですが、許容範囲を超えて上がると要注意ということです。
健康診断では食事を抜いて血液検査を受けるのが普通です。検査の数値は正常を示すため発見が遅れることになります。血糖に関しては食後の数値も重要になるということです。そのため、検査結果を見るときには血糖値だけでなく「Hb(ヘモグロビン)A1c」にも注目します。採血の約2カ月前からの平均血糖値を反映しているので、血糖コントロールの目安になります。
食後の急激な血糖値の上昇は、血管への負担が大きくなって、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高くなります。これを抑え込むには、食事です。例えば、そばや玄米、キノコ類などは、食後の血糖値の上昇度を示すGI(グリセミック・インデックス)値の低い食物です。これらを意識して食べることも良いのですが、大切なのは食べ過ぎないこととバランスのいい食事です。
ゆっくり食べる、とか、野菜を先に食べる、とか、食後に軽い運動をすること。こうしたことは、食後血糖の上昇を抑えてくれます。糖尿病の薬の中には、食後の血糖上昇を抑えるものがあります。一部の薬は糖尿病発症予防薬として保険適用をうけてます。
それと同じような作用を持つ自然由来の食品もありますね。薬の服用に抵抗のある人なら、そうした健康食品やサプリメントを食べるほうが、受け入れやすいかもしれません。
「高血糖はこわい」
「食べ過ぎや甘い物に気をつけよう」
高血糖は恐い病気であり、普段から気をつけないと命を蝕むことになる・・・とはよく言われることです。しかし客観的にはわかるつもりでいても、自分におこらない限り実感が伴わないのも事実です。血糖値が高い状態が続いたり、急激に上がったりするとなぜ危険なのでしょうか。
■ 血糖値が高いとはどのような状態のこと
血糖値は血液中のブドウ糖の量を示す数値です。ブドウ糖はすべての臓器のエネルギーで、健康であれば血糖値は一定の範囲に調節されています。ところが、ブドウ糖を体内の組織に送り込むインスリンの分泌と作用が低下すると、その調節がうまくいかなくなります。さらに症状が進むんでおこるのが糖尿病という疾患なのです。
インスリンの他にどんなリスクがあるのでしょうか。
糖尿病になると、血管への負担が大きくなって動脈硬化を招いてしまい、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。最近では、認知症になるリスクが高くなることも明らかになってきました。
では、高血糖になった身体にはどんな症状が出るのでしょうか。血液中のブドウ糖が増えると尿の中に漏れてきます。漏れ出た糖は濃度が高いために水分を尿に引っ張っていきます。その結果、尿の量が増えるので、口が渇いて、水分を多くとるようになります。
血糖値が非常に高い時はブドウ糖を有効に使えなくなるので、体内のたんぱく質や脂肪が分解されてしまいます。不必要にエネルギー消費が増えるので、体重減少やだるさを感じます。
一般には、こうした異変を感じで始めて、病院に駆け込むのですが、本当はすでに遅いのです。
症状が出るときには既に糖尿病が進行してしまっています。糖尿病になると、自覚症状がない意識の水面下で、網膜症、腎症、神経障害といった合併症が進むことが分かっています。気付いたときには遅いというのは、痛みや目だった異変がないときに、症状がどんどん進んでいるということです。
逆にいえば、症状が見られないときに血糖の上昇を抑え込むことが可能なら、いまよりも健康寿命を延ばすことができるようになるということです。
ところで、「隠れ糖尿病」という言葉を耳にすることがあります。これは、空腹時には血糖値が正常ですが食後に高くなるタイプのこと。特に高齢者に多い傾向がありますね。だれでも食後は血糖値が上がるものですが、許容範囲を超えて上がると要注意ということです。
健康診断では食事を抜いて血液検査を受けるのが普通です。検査の数値は正常を示すため発見が遅れることになります。血糖に関しては食後の数値も重要になるということです。そのため、検査結果を見るときには血糖値だけでなく「Hb(ヘモグロビン)A1c」にも注目します。採血の約2カ月前からの平均血糖値を反映しているので、血糖コントロールの目安になります。
食後の急激な血糖値の上昇は、血管への負担が大きくなって、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高くなります。これを抑え込むには、食事です。例えば、そばや玄米、キノコ類などは、食後の血糖値の上昇度を示すGI(グリセミック・インデックス)値の低い食物です。これらを意識して食べることも良いのですが、大切なのは食べ過ぎないこととバランスのいい食事です。
ゆっくり食べる、とか、野菜を先に食べる、とか、食後に軽い運動をすること。こうしたことは、食後血糖の上昇を抑えてくれます。糖尿病の薬の中には、食後の血糖上昇を抑えるものがあります。一部の薬は糖尿病発症予防薬として保険適用をうけてます。
それと同じような作用を持つ自然由来の食品もありますね。薬の服用に抵抗のある人なら、そうした健康食品やサプリメントを食べるほうが、受け入れやすいかもしれません。